北朝鮮の核実験に断固反対、状況悪化回避を=中国外務省
本日、北朝鮮は、NPT体制を嘲笑うかのように、第5回目とされる核実験を実施しました。さすがの中国も、北朝鮮の核実験に対して断固反対の声明を発表していますが、似た者同士である中国に北朝鮮の制御役を期待するには無理があります。
南シナ海問題の仲裁裁定受け入れであれ、東シナ海における尖閣諸島周辺での活動と言い、中国は、国際社会や他国からの自粛要請に耳を貸そうとはしていません。外部からの要請を一斉受け付けない中国の態度から想定されるのは、自らが”核心的利益”と定めた事柄については、たとえ国際法を破り、国際社会から痛烈な批判を受け、他国からの強い反対を受けても、絶対に譲らないとする強固な意志です。そしてこの頑迷な態度は、北朝鮮とも共通しています。北朝鮮もまた、順法精神や国際協調のかけらもなく、たとえ厳しい経済制裁を受けようとも、核保有国の地位を既成事実化したいのです。しかも、他国を脅すための暴力手段として…。中国が北朝鮮を制御できないのは、まさにこの点にあります。同類の中国にとりまして、北朝鮮の傍若無人ぶりを批判することは、則、自らに跳ね返り、自己批判となるからです。
中国は、この問題の解決について六か国協議の活用を求めているようですが、この方法も、法のみならず、”合意も破るためにある”と考える北朝鮮には効果は期待できません。話し合いが無駄である現実は、似た者同士の中国が一番よく知っています。そして、無駄と知りつつ中国が六カ国会談を提案し出したこと自体が、北朝鮮の暴挙を容認する方針の現れなのかもしれません。中国は、南シナ海でも既成事実化を着々と進めつつ、平和的解決のポーズとしては当事国間の話し合いを提案しているのですから。中国と北朝鮮、これらの似た者同士の二国の基本戦略が力による現状の変更である以上、表面的な言葉には騙されてはならないと思うのです。
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本日、北朝鮮は、NPT体制を嘲笑うかのように、第5回目とされる核実験を実施しました。さすがの中国も、北朝鮮の核実験に対して断固反対の声明を発表していますが、似た者同士である中国に北朝鮮の制御役を期待するには無理があります。
南シナ海問題の仲裁裁定受け入れであれ、東シナ海における尖閣諸島周辺での活動と言い、中国は、国際社会や他国からの自粛要請に耳を貸そうとはしていません。外部からの要請を一斉受け付けない中国の態度から想定されるのは、自らが”核心的利益”と定めた事柄については、たとえ国際法を破り、国際社会から痛烈な批判を受け、他国からの強い反対を受けても、絶対に譲らないとする強固な意志です。そしてこの頑迷な態度は、北朝鮮とも共通しています。北朝鮮もまた、順法精神や国際協調のかけらもなく、たとえ厳しい経済制裁を受けようとも、核保有国の地位を既成事実化したいのです。しかも、他国を脅すための暴力手段として…。中国が北朝鮮を制御できないのは、まさにこの点にあります。同類の中国にとりまして、北朝鮮の傍若無人ぶりを批判することは、則、自らに跳ね返り、自己批判となるからです。
中国は、この問題の解決について六か国協議の活用を求めているようですが、この方法も、法のみならず、”合意も破るためにある”と考える北朝鮮には効果は期待できません。話し合いが無駄である現実は、似た者同士の中国が一番よく知っています。そして、無駄と知りつつ中国が六カ国会談を提案し出したこと自体が、北朝鮮の暴挙を容認する方針の現れなのかもしれません。中国は、南シナ海でも既成事実化を着々と進めつつ、平和的解決のポーズとしては当事国間の話し合いを提案しているのですから。中国と北朝鮮、これらの似た者同士の二国の基本戦略が力による現状の変更である以上、表面的な言葉には騙されてはならないと思うのです。
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