日が差して気温が上がったので、おなじみの川原にアマナを見に行った。
花が沢山咲いていたが、風が強くて撮影に難儀した。ボケの撮る写真はボケる(笑)

ユリ科アマナ属のアマナ、花茎の上に1花をつける
花茎は高さ15~20センチ、花は3月~5月に日光を受けて開く
花被片は6個、白色で暗紫色の脈がある。雄蕊は6個で花被片より短い
外皮鱗茎は広卵形で長さ3~4センチ。
葉は線形で2個が花茎の下部につくが、それ以下が地中に有るので
一見根出葉に見える

名前の由来は、地下の鱗茎に甘みが有って食用になるので
名付けられたという。

日に透かしてみる花被片の模様は、美しいデザイン

アマナに訪れた訪問者
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気を良くして、ヒメアマナの咲く場所に行ってみた。
咲き始めたノウルシの原に、小さな黄色い花が点々と咲いていた。
ヒメアマナの花茎は誠に細く、風に倒れて咲く物が多い。
(ヒメアマナは、アマナ属とは別属のキバナノアマナ属に分類されている)

ユリ科キバナノアマナ属ヒメアマナ、花は3~4個つく。花はキバナのアマナより
小さく、花被片は7~9ミリ。根出葉は1個で幅は2ミリほどである
鱗茎は黒褐色となる。一般には湿地に多いが、県内では河原にまれに
生育する珍しい植物である。
和名は姫甘菜で、アマナに似ているが全体が小型で有るためにつけられた
名前である。(鈴木昌友監修「茨城の野草」から引用)

総苞は1~3個、雄蕊は6個、花糸は糸状で基部はやや広い。
葯は円形または楕円形。子房は上位で3室、各室に多数の胚珠が有る

黄色の同色で判りづらいかもしれないが、上で書いたように
葯が円形と楕円形が判る花

ヒメアマナの訪問者1

ヒメアマナの訪問者2
風に揺れるヒメアマナに必死でしがみついていた。
参考までにユリ科のアマナ類の分類属を記す。
キバナノアマナ属
1.キバナノアマナ
2.ヒメアマナ
3.エゾヒメアマナ
チシマアマナ属
1.チシマアマナ
2.ホソバノアマナ
アマナ属
1.アマナ
2.ヒロハノアマナ
(以上日本の野生植物から引用)