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大学教授キョトンCブログ!!
東京大学に高齢社会総合研究機構が誕生!!
昨日17時から、東京大学理学部1号館で開催された、<高齢社会総合研究機構>設立記念講演会に参加してきました。
東京大学が老年学研究に着手するのは画期的なことなので、マスコミや講演会参加者が集中すると思い、16:30に、会場である小柴ホールに着きました。
受付がごった返しているであろうと想像していたのですが、受付スタッフも16:27に到着したような感じでした。
何と、エントリーナンバー1番!
高齢者関係の講演会にはできるだけ参加するようにしていますが、一番乗りは初めての経験でした。
結局テレビカメラが入ることもなく、ニュースになることもなく、割と地味な設立記念講演会でした。
一般の方の参加が予想外に少なかったです。ほとんど東大関係者だったのではないでしょうか。
私のような外部研究者も数えるほどしかいませんでした。
思えば、私が社会学部研究助手として5年間勤務した<東京都老人総合研究所>がオープンしたのは、1974年。
私が在籍したのが、1983年から1987年。
東京大学が本格的に全学的に(学部横断的に)老年学研究
をスタートさせたのが2009年。35年の開き!
今回の補正予算で機構独自の建物もできるようです。羨ましいですね。
東大には、社会福祉系の学部がありません。本当は東大がリードして、ソーシャルワークを中心とする社会福祉援助技術、社会福祉調査、福祉社会学、老年社会学と言った分野の研究者や実務家を養成すべきだったと思うのですが・・・。
文部科学行政の失策と言ってよいでしょう。
それにしても何故平日に講演会をしたのでしょうか。いつもの年なら、私にとって、火曜日は朝から夕方までみっちり授業やゼミが入る曜日です。
今年は75%自由人なので、火曜日なのに一番乗りできたのです。名古屋から直行で、旅行カバンと通勤かばんをぶら下げて、本郷3丁目まで移動したのでした。
無料の懇親会も初めての経験でしたが、<高齢社会総合研究機構>の機構長鎌田教授、秋山特任教授、辻教授にお話しできたことが、最大の収穫でした。