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辰吉と薬師寺。

昨日夜、自宅に戻った。

テレビであまり格闘技は見ないのだが、昨日は、見入ってしまった。

辰吉と薬師寺。

ヘアスタイルからして随分前の映像のようだ。

確か金スマという番組だった。

下馬評では、辰吉が、第5回ラウンドまでに薬師寺をKOすると。

それだけ、辰吉の人気・実力は物凄かったらしい。

フタを開けてみれば、KOはなく、12回最終ラウンドまで続き、判定に持ち越し。

私は、途中の5ラウンド目ぐらいから見始めたのだが、もうその段階で、辰吉は、左目が特に腫れ、出血していた。8ラウンドぐらいからは、徐々に、薬師寺の目も腫れ、壮絶な試合。

判定は、1人のジャッジがイーブン。他の2人のジャッジが数ポイント薬師寺ということで、薬師寺が本当の世界チャンピョンになった。これを機に、敗者は引退することが決められていた。

辰吉は、引退が決まった。

判定が下った後、辰吉が、薬師寺の耳元で、「悪口言ってごめんな。ほんま、強かった」と囁いた。

その後、勝者をたたえる意味で、両目が腫れて痛々しい辰吉が、もう腕が痺れている中、薬師寺を持ち上げていた光景は、涙を誘った。

冬のソナタ以来涙腺が緩くなっているが、こういうガチンコ勝負のあとの清々しいスポーツマンシップにも、涙するようになっている。

涙腺外来に行かなければ。

それにしても、当時の辰吉丈一郎は、今の亀田3兄弟の長男にそっくり。見た目も話し方も、すごく似ている。激似!

 

我が家も格闘技のようなもので、週末リングに戻る心境だ。だいたい、相手は日本ランキング10位。こちらは5回戦ボーイ。実力の差は

瞭然であり、毎回KOされるが、時にTKO(漫才師ではないよ)くらうが、負けてもリングに上がリ続けるガッツ石松精神を自分で褒めてやりたいと思う。

 

 

 

 

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