うちのオカンは、ほんとに病気嫌いです。夕方、ハナミズっぽいけど、実家の方に電話したんですけど、
「あら、あんた、花粉やな。オトウト(実家の近くに住んでいます)は、ヨーグルト食べて治った言うてるで、あんた、ヨーグルト食べてるの?!」
「うん、食べてるけど、そんなに簡単に治れへんわ……」
「ちゃんと食べなあかんで。私は元気。散歩も行くしな……」
それとこれとは別やろう。私も、昔と比べたら、かなり良くなってるし、そんなにひどいということはないねんけど……。
まあ、そういうのは母に言いません。言っても取り合ってくれないから。母は元気こそすべてなんですから。
なのに、少し調子が悪くなったら、すぐに「〇〇行って、注射してもらわなあかん」とか、
「もう、ワタシもあかんなあ。」と弱音を吐く時もあるのに、自分が元気な時は、家族には元気を強要します。そんなのご都合主義やろ。自分さえよかったら、他人の調子はどうでもいいんかよ!
なんて、絶対に言いません。母は絶対だし、子どもがどんな文句を言ったって、聞く耳を持ちません。ましてや、電話で母の本音が聞けるわけがありません。電話では、悲しい気持ちでも、楽しそうにしていることでしょう。そして、悲しかったら、「あの子らは、ちっとも私のことわかってないわ。ねえ、オトウサン」と、写真の父に話しかけ、ひとり芝居していることでしょう。
だから、時々は本物の顔をご機嫌伺いに行かなきゃいけないのに、もう5か月実家の方に行けていません。たぶん、母の中では弟の方がポイントアップなんだろうな。
ふん、仕方がないもん。そんなワガママばっかり! 今週末行こうか? と提案したんですよ。でも、拒否されてしまった。言い方が気に入らなかったのかな。まあ、いいや。もうすぐ誕生日だから、何か送りましょう。本当に、専制君主なんですから、子どもとしては困ってしまうな。
花粉症だって、なりたくてなってるんじゃないやい。自分でもあれこれ工夫してるんだけど、それでこのザマなんだよ。分かってくれてると思うけど、電話の母はつれないんですよね。
そして、「早く、病気治しや」とヒトコトいったら、ブチッと電話を切るんでした。
何だよ。この態度! 私はプンプンです。でも、週末に向けて、何か贈り物探さなくちゃ。
親の言うことには口答えしない。親を説得しようなんて生意気なことは思わない。それで行こうと思います。
★ オマケ
「あんた、コロには気をつけや」
「オカン、そうじゃなくて、コロナやろ!」
「そうや、コロになったら大変やし、私は買い物も全然行かん!」
「オカン、何食べてるの?」そんなことは言いませんよ。きっと、食べたいものはちゃんと買って、食べてるし、受験が迫ってる甥っ子にはイチゴとか買ってあげてると思うな。イチゴ信仰あるんだもんな。