甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

静岡鉄道と富士山と 冬の私

2014年12月29日 07時12分31秒 | 鉄道のこと
 18キップでどこかへ行くとなると、たいていは1人です。それを当たり前のこととして受け入れなくてはいけないのに、たまには奥さんも一緒に来て欲しいけど、十時間あまり電車に乗るのは彼女には無理なようです。確かに腰が痛くなったり、目がぼやけてきたりしますからね。

 6時過ぎに電車は松阪駅を出ました。


 亀山を過ぎたあたりからようやく明るくなってきました。


 鈴鹿あたりで、太陽が出てきます。伊勢平野に輝く太陽です。


 四日市の高校野球の強豪・海星高校の野球部の生徒たちも降りていきました。コンビナートは眠っていません。


 名古屋から豊橋まではずっと本を読んでいて、豊橋駅で時間が少しあったので、飯田線のホームに行きました。特急はおらず、名鉄も発車した後でした。


 浜松まで先頭車両の運転席後ろに立ち、浜名湖や貨物列車を撮ろうと待ち構えていました。


 人生初の弁天島(いえ、もう鷲津あたりから見えたかもしれません)あたりからの富士山で、こんなところから富士山が見えるとは知らなかった。じっと見ていると、浜松くらいでも富士山は顔を見せてくれて、今まで気づかなかった私を、びっくりさせてくれました。


 11時すぎに静岡に着いて、葵タワー3階の静岡市美術館をめざします。


 地下通路への入り口に、案内看板があります。エバレット・ミレイさんをトップに据えているんですね。私は、ベラスケスさんのオリジナルの方が断然好きですけど、まあ、こういうのが好きな方もいらっしゃるでしょうね。カレンダーのキレイな絵みたいで、何だか味気ない気もします。


 作品を見終わった出入り口のところに写真フリーのところがありました。それではと、人物の入っていない写真を1枚!


 静岡鉄道に乗ろうと、JRに沿って歩いていると、知らぬ間に日吉町駅まで歩いていました。デザイン専門学校がすぐそばにありました。ここに通う人たちもいるのでしょう。でも、年末だからだれもいない感じでした。


 静岡鉄道がやってきました! これに乗って県立美術館まで行くことにします。料金は180円で、普通のお値段。でも、駅は5つくらい先でした。


 駅から坂道を15分ということなので、ずんずん南に上っていきます。左手に富士山が見えてきました。浜松から見るよりものすごく近いです。もっと近くで見てみたいけれど、私には時間がありません。


 公園内に入り、静岡県立美術館の風景画コレクションを展示した「風景解剖学」という展示を見ます。実は司馬江漢さんの富士山が見られないかなと思っていましたが、展示予定に入っていなかったので、当然ながら見られませんでした。


 公園には、それらしいオブジェがあります。現代美術って、空間にドカッと存在しますが、何だか時間・空間・お金のみんなを浪費しているような気もします。でも、現代には必要なんでしょう。


 建物にたどりついた時には、ヘロヘロになっていました。公園内に入ってもなかなかたどりつかなかった。建物は20年くらい経過したもので(もっと古いかもしれません)、三重県立美術館とおなじような感じの、平板な建物でした。何だか魅力ないですね。困ったものだ。


 あわただしく見終わって(本来の美術鑑賞ではないですね)、ふたたび坂道を下ります。住宅街から富士山が見えます。「何を落ち着きなく歩いているんだい」と言われているような感じです。


 文化ゾーンらしく、それらしいオブジェがありました。顔は何となく悲しげな、愁いをたたえたお顔です。


 さあ、いよいよ富士山ともお別れです。


 あっという間に、新静岡駅に到着しました。本当はこの時、何人かの静岡美人を見ました。のびやかで元気があって、怖いもの知らずな感じです。

 でも、私は現実の女性たちよりも、理想の女性像を見つけていましたから、あまり心動かされることはありませんでした。……ウオーターストーンさんと一緒です!


 あとはひたすら帰るだけです。島田駅のホームで、JR貨物の看板を撮りました。


 おみやげは静岡駅でうなぎパイと、豊橋駅の構内で買ったあんまきでした。


 
★ 今年の冬は18キップはやめました。ザンネンですが、余裕がないので、クルマでどこかに行こうと思います。せいぜい行ってないところ、久しぶりなところ、行こうと思います。(2015.12.30)


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