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昨日、22時ごろには寝てしまいました。最近は体力的には疲れてないけど、気持ち的に疲れているようです。いや、まあ、私の疲れなんて、つまらないものです。世の中には大変な人がたくさんいるのに、私なんてチャンチャラおかしいけど、夜になると眠くなります。自然に生きてる感じです。
奥さんは、四年に一度の冬季オリンピックだから、盛り上がっているようです。昨日はカーリングを朝の段階で見て、女子フィギュアのショートプログラムをずっと見るんだろうと思ってましたけど、途中でやめたみたいです。あまりに夜遅くの時間帯だったからでしょうか。
いや、おとといのカーリングは韓国に敗れるまでずっと見ていたみたいだから、さすがにテレビ疲れしてきたのかもしれません。でも、まだまだ見るものはあるでしょうね。彼女は粘り強く見ますからね、そこが彼女のすごいところです。オリンピックがどんなものであろうとも、たとえ中国共産党の指導の下に行われようとも、個々の選手を応援しないわけにはいかないようです。
選手たちにしてみれば、余計なお世話かもしれないけど、そうした名も知らぬ人たちの応援というのは力になると思われます。足を引っ張ろうとする人やしつこくコメントを取ろうとするマスコミの人たちには、エネルギーを奪われるだろうけど、静かに支えてくれる人たちを感じられたら、「頑張らなきゃ」と思えるはずです。
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選手個々は、オリンピックに出たい。メダルが欲しい。そんなことを考えてやってるのかどうか。それよりも、自分の力を出し切りたい。世界の人々の間で、自分はどこまでやれるのか、その極限をめざしたい。そんなことがモチベーションになる人だっているでしょう。
純粋に、自分の力をとことん突きつめてみたい。
そんなこと、若い時しかできないですから、それは是非やってもらいたい。それができる人たちなんですから。
昨日チラッと見た女子フィギュアの選手たちで、ロシアからウクライナに国籍を変えた人、ジョージア(グルジア)に国籍を変えた人の二人が出ていましたけど、彼女たちは若くてクルクル跳べる選手たちには及ばなくて、チャンスを求めて新しい国を選んだ人たちでした。そこまでするなんて、オリンピックに出られるというのは、人としての目標にはなるものなんでしょう。芸人のネコヒロシという人がカンボジア国籍になってマラソンで出たのと同じくらいに、みんなオリンピックという大会には憧れがあるようです。
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オリンピックに出ない、何も誇れる特技のない人たち、この人たちも、何かでは極限をめざしていたりしたはずです。そして、そこを通り越して、今度は体力的・能力的にはピークを過ぎたから、今やれるところで今やれる目標を設定して、そこに向かってやっていく、というのも人としてはあるべき姿です。
オリンピックに出た人も、それで一つの達成にはなっただろうけど、それからどう生きるのか、それは人生の中でずっと問われることになります。オリンピックに出て、メダルを取ったら一生何もしないで生きていける国があったみたいだけど、世界的にはそういう国は少ないでしょう。
それはそれ、1つの頂点ではあったけれど、その後はまた自分の人生をどう生きるのか、本人としても悩むでしょう。一番いいのは、今までやって来た競技に関わる仕事ができたら、そこで新しい夢を探すことができるから、本人としても自然に入っていけます。
そういうことができる競技ならいいのだけれど、その種目に関わるだけで個人として適切な収入が入って来ない人たちは、その競技から遠ざからなくてはいけなくなります。そういう人はかわいそうです。今までは何も考えないでただ自分の目標をめざしていたが、それが終わったら、すべてが消えてしまうなんて、プロ野球選手の人たちにもそういう人がいるようで、引退してからずっと野球に関われる人はとてもしあわせな人たちで、大抵は別の世界で生きていくことになるようです。
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どうしたって、生きていかなきゃいけないから、何かをして生きていくんです。チャンスがあれば、そこで自分の力を出してみる、それが私たちに与えられた使命なんでしょう。
今年、日ハムの監督に抜擢された新庄選手は、しばらく鳴りを潜めていましたけど、戻ってきたらものすごくもてはやされてるし、オリンピックが終わったら、マスコミはみんなで日ハムのキャンプを追いかけますか。新庄選手も、思い切りやってもらいたいな。新しい風を吹かせてもらえたら、プロ野球も少しは楽しくなりますか。……私が見るかどうか、たぶん、見ないと思うけど、楽しいと思わせてくれたらいいなあ!
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ふり返って自分は?
ハイ、わたくしもアスリートでもなんでもありませんが、自分の目標を設定し、世間に貢献できるように生きていきたいと思います。そこはアスリートの皆さんと同じです。でも、生き方としてアスリートの皆さんみたいに、華麗な転身はできないですし、しなやかに滑らかにというのもできないから、武骨で、(いい年なのに何ごとも)下手くそで、地道にコツコツやれることをやっていきます。
つまらない五七五も作らなきゃ! それでこそ私のヘッポコライフなんですから。