リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

掃除が宿題

2015年09月09日 | 日々の風の吹くまま
いい天気。寝室が明るいので、そろっと片目を開けて窓の方を見たら、ちょうど太陽がデッ
キのコンクリート壁の上に出てきたところで、ひと月の間に真正面の北東方向からかなり東
の方に移ってしまっている。冬至の頃には南東から日が昇るわけで、寝室が明るくならなく
て寝坊してしまうかもしれないな。でも、起きたと思ったらもう日暮れという毎日だったから、
日の出と共に起きる暮らしはいいことだと思う。バンクーバーの夏は昼が16時間もあるけ
ど、冬になるとわずか8時間で、しかも冬は雨の季節。来る日も来る日も薄暗かったりする
から、太陽が燦々と輝くところから来た人には辛いだろうな。

午前10時にシーラが到着。まずは前回やり残した主寝室のバスルームの掃除。シャワー
ルーム担当のシーラが強化ガラスとタイルの壁に強力なクリーナーをスプレーしてごしごし。
ガラスはピカピカ、タイルもつるつる、ピカピカ。やっぱり相当に汚れていたんだなあ。ワタシ
はシンクと鏡を担当。「四隅とドレインの周りに汚れが溜まるから注意して」。はいっ。最後
は2人で床のタイルを固いスポンジでごしごし。うわっ、ベージュ色だと思っていたけど、実
はもっと白かったんだ。ほんとにまともな掃除をしていなかったんだな。まあ、シーラの手伝
いをするだけでもけっこう重労働なんだから、80代の華奢なおばあちゃんには無理な話と
いうのはわかるけど。

紅茶でひと息入れて、もうひとつのバスルームの浴槽とシンクと鏡と床タイルの掃除。シー
ラが汚れの溜まりやすいところを指摘してくれるので、しっかりと頭に入れておく。こっちの
バスルームはあまり使わなかったのか、床の汚れはそれほどでもなかったけど、磨いたら
やっぱり白くなった。ワタシはシンクと鏡とついでにトイレの外回りも掃除してドヤ顔。シーラ
がどれどれと検査して、「ま、合格かな」とにっこり。シーラ曰く、「今は珍しくて張り切ってい
るけど、掃除って感謝されない家事なのよ。そのうちにめんどうくさくなるわよ、きっと」。

ああ、言われちゃったなあ。確かに今は掃除すること自体が目新しいから、汚れがきれいに
なるのがうれしくて、子供みたいに楽しんでいるところかな。「でも、これだけきれいにしたか
ら、後はちょこちょこ掃除して、汚れが溜まらないようにすれば大丈夫よ」とシーラ先生。来
てもらうのは月一度だから、普段は自分でやるわけで、何だか宿題を出されたような・・・。