リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

気遣いは人にしてもらうもの?

2016年03月21日 | 日々の風の吹くまま
月曜日。外は雨がちだけど、霧雨のような頼りない降り方で、これじゃあ雨漏りテストになら
ないな。ま、そっちの方は水曜日の予報に期待することにして、ゆうべのうちに仕上げて置
いた仕事2つをさっと見直して、圧縮ファイルにして、さっと納品。これで仕事はぜんぶおし
まい。このまま「遊びモード」に切り替えて、休みたいなあ。まだ魔の3月だけど、数日でい
いからまとまった休みになればいいな。いっそのこと「お休み宣言」しようかなあ・・・。

遊びモードへの切り替えは手っ取り早くネットでだらだら。小町横町のお悩み相談を野次馬
気分でふむふむ。「自宅マンションエレベーターの対応」がストレスだという男性。女性がひ
とりでエレベーターを待っていたら男性は同乗を避けるべきだと思っているようで、何とかや
り過ごそうとするけど、一向に乗ろうとせずに睨む女性もいたりして(ストーカー対策らしい)、
そういう時はやむを得ず外へ出て時間をつぶしている、と。何でそこまでするのかな。エレ
ベーターの中で襲うとか、居住階を知ってストーカーするとか疑われる危険があるから?

「エレベーターに他人と乗り合わせるのがいや」は、マンション購入の是非論で挙げられる
定番のデメリット。見ず知らずの他人は「不安要素」でしかないってことだろうけど、その警
戒心の強さはちょっと異常に見えるし、他人に「私を不安にさせないように気を遣うのがマ
ナー」と暗黙のうちに強要することでその不安を取り除こうとしているようにも見える。「気遣
い」とか「おもてなし」は自分が「するもの」であって、人に要求するものじゃないと思うんだけ
どな。もっとも、この男性の気遣いは少々度を越している感じがするけど・・・。

海外では日本は犯罪の少ない、安全でいい国だと口をそろえて自慢しているのとは大違い
で、疑心暗鬼というのか、何ともネクラな人間観が社会に蔓延しているという印象。たぶん
日本人だからこそ日本という国の「表」と「裏」をよく知っていて、外面(建前)と内面(本音)と
して使い分けているんだろうけど、ある意味、良きにつけ悪しきにつけ日本の社会文化や行
動規範の基盤になって来た(とワタシは考える)「ムラ社会」までが崩壊しつつあるんじゃな
いかと思えて来る。もちろん、ムラの廃墟から新しい「コミュニティ意識」が生まれて来れば
前向きの崩壊と言えるだろうけど。ほんとに日本という国はパラドックス・・・。