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リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

日本のロンリーハートの救世主だって

2016年12月18日 | 日々の風の吹くまま
12月18日(日曜日)。また雪。まあ5センチ程度だし、気温はじわじわと上がって来ている
のでもう少しの辛抱。予報によると、午後には雨かみぞれ。夜は気温がさらに上がって、月
曜の朝にかけて大雨。何じゃ、この天気は。せっかく除雪車(トラックの鼻先にプラウを取り
付けただけのもの)や融雪塩を使って交通を確保した道路にまた雪道。バンクーバー市な
どはもうこの冬の除雪予算を使い果たしたそうだけど、週末や深夜に作業をする職員の時
間外手当もすごい額だろうし、放っておいても雨に洗い流される雪に何だかもったいないな。

ま、山並みがぜんぜん見えないので、こんな日は腰をすえて仕事するに限る。ファイルは小
さいの5つと大きいのひとつ。納期まで1週間あるけど、クリスマス前に片っ端からやっつけ
て納品してしまえば、コーディネータさんも終電の時間を気にしながら後処理をしないで済
むという胸算用なんだけど、今の時期はどうしても気が散っていけない。現役ピークの頃に
はクリスマスの家族の集まりにまで小さな東芝のラップトップとひと山の辞書を持って行って、
にぎやかな笑いが飛び交うリビングの隅っこで仕事をしたもんだけど、今やそんな芸当を考
えもしなくなったのは、順調にご隠居暮らしにシフトしている証拠だと思って喜ぶべきかな。

と言いながらしばらくキーを叩いていたけど、退屈な内容でさっそく注意散漫。それではと新
聞サイトを覗いていたら、Vancouver Sunに「日本のロンリーハートの救世主」として、ホロ
グラム妻が売り出されるという記事。ガラスのシリンダーの中に「住んでいる」永遠に20歳
の小さな「奥さん」が何とたったの30万円だって。朝はやんわりと起こしてくれて、いってら
っしゃいと送り出してくれるし、明かりや暖房をつけておいてくれるし、一緒にテレビを見てく
れるし、帰りが遅いと「さびしいよぉ」とすねてくれるし・・・。

でも肝心の家事や仕事の手伝いはしてくれないようだし、写真を見ると何だかアニメのキャ
ラを3次元化したような感じで、こんなオタク趣味のイメージに惚れてるようじゃ生身の恋人
ができるわきゃないだろと思ってしまった。でも、充電さえしとけば養わなくたっていいし、「も
しも家に帰って来てトースターと浮気してるのを見つけたら」なんて場合にはリサイクルごみ
にしてしまえばいいわけで、ある意味では後腐れがなくていたって気楽な激安オプションか
もしれないね。