3月7日(水曜日)。晴れ。月の第1水曜日はベルから引き継いだコーヒークラブを開く日で、
朝ご飯がすんだらすぐに1階のパーティルームに下りて行って準備をしなければならない。
ところがそんなときに限って、カレシが浮かない顔で「トイレの水が流れなくなった」。主にカ
レシが使っている玄関脇のバスルームのトイレが詰まったようで、溶けかけたティッシュが
ふわふわと浮いたまま。「引越しのときにプランジャーを持って来たはずだけど」とカレシ。
ずっと見かけないから持って来なかったと思うよ。ぐずぐずしていてもしょうがないので、とり
あえずLondon Drugsに走って、プランジャーとクリーナーを調達。まずはプランジャーで溜
まった水を排水管の方に押し出して、クリーナーを容器半分ほど入れて、また排水管の方
へ押し出して、カレシに「トイレ使用禁止」を宣言。
「無料のコーヒーとクッキーとおしゃべりにお立ち寄りください」という新しいポスターの効果
か、コーヒークラブは大盛況。常連の顔ぶれにカレシの英語教室の生徒さんたちも加わっ
て、ドリス手製のチーズクッキーのお皿は瞬く間に空になり、パーティ用のコーヒー沸かし器
に25杯分用意したコーヒーもお開きの時間には売り切れ。主催者の責任として、使ったマ
グやお皿を食洗機に入れて、動かした椅子を元の場所に戻して帰って来たら即行でランチ。
ランチの後でトイレの水を流してみたら、おお、配管の詰まりは解消したもようで、使用禁止
を解除・・・。
きのうはまたArts Clubの新作『Forget About Tomorrow』のオープニングナイトで、早め
にご飯を食べて、電車でおでかけ。駅からレセプション会場までの15分ほどを「今日のエク
ササイズ」と早足で歩いたカレシは「ぜんぜん苦しくなかった」とご満悦。レセプションでは、
日曜日のディナーでのオークションで競り合った相手がカナダの有名なシンガーソングライ
ターのアン・モーティフィーだったせいで、急に芸術監督サークルでの知名度が上がったの
か、あまり話をしたことのない人たちまでが話しかけて来て、おしゃべりなワタシは楽しいけ
ど汗だく。まあ、こういう世界では名前を知られていることで「チャンス」と言うドアが開かれ
ることがあるかもしれないけど、得意じゃないセールストークは疲れるので、もっぱらact
naturally(自然体で)・・・。
☆☆☆☆☆
3月8日(木曜日)。雨。寒々としているので「仕事日」。もっとも、きのうは何やかやと仕事に
ならなかったから、今日はどんなに晴れていてもがっちり仕事をしないと後がつかえてタイ
ヘン。でも、まずはゆうべのレセプションで発表のあったワインディナーの出席申し込み。来
月の初めにある恒例のカリフォルニアワインフェアに託けたファンドレイジングのけっこう内
輪のイベントで、出品ワインを試飲して回るフェアの方は行けないけど、料理とペアリングす
る形式ならカレシも大丈夫そう。参加できるのは30人から40人ということなので、招待が
来る前にイベント担当のミスティに「出席させてぇ」とお願いメール。こう言う楽しそうなことに
なると、やたらと手を上げるのが早いワタシ・・・。
今日は「国際女性デー」だそうで、世界中でお決まりの抗議集会やデモ行進やら何やらが
目白押し。でも、男女平等やセクハラ撲滅を訴える機会ではあるけど、ワタシにはただの
「イベント」という印象になってしまうのは、プロの「イベントオーガナイザー」がお膳立てする
せいじゃないかと思う。近頃はイベントプランナーやイベントマネジメントの専攻で学士号や
修士号を授与する出す大学がけっこうあるそうだから、高い学費に見合うレベルの専門職
にしないと元が取れないということかな。
でも、政界でもビジネス界でも未だに幹部レベルになると女性の割合が小さ過ぎるのは女
性差別の結果だ、人口の比率に合わせろと声高に叫ばれても何だかねえ。トルドー君なん
かは内閣の顔ぶれを男女同じにして得意そうな顔をしてたけど、あれだって「数合わせ」さ
えすれば太古の昔から存在して来た性別の問題があっさり解消するってもんじゃないだろ
と思ってしまう。まあ、ワタシはたまたま男女に関係なく、仕事ができるかできないかによっ
て成功、不成功が左右される「フリーランス翻訳業」という「ジェンダーニュートラル」な環境
でほぼ30年働いて来たので、職業に関する限りは性差別や不当な扱いを実感したことが
ないのかもしれないな。
日本では、翻訳者が「翻訳事務所」の看板を掲げて、互いに「先生」と呼び合っていた(遠い
昔の)時代にはやっぱり男性の方が多かったんじゃないかと思うけど、今はたぶん女性の
方が多くなっていそう。それでも、フリーランスは自分の腕一本が頼りの生業だから、ビジネ
スが立ち行くかどうかに女も男も関係ないという気がするな。
朝ご飯がすんだらすぐに1階のパーティルームに下りて行って準備をしなければならない。
ところがそんなときに限って、カレシが浮かない顔で「トイレの水が流れなくなった」。主にカ
レシが使っている玄関脇のバスルームのトイレが詰まったようで、溶けかけたティッシュが
ふわふわと浮いたまま。「引越しのときにプランジャーを持って来たはずだけど」とカレシ。
ずっと見かけないから持って来なかったと思うよ。ぐずぐずしていてもしょうがないので、とり
あえずLondon Drugsに走って、プランジャーとクリーナーを調達。まずはプランジャーで溜
まった水を排水管の方に押し出して、クリーナーを容器半分ほど入れて、また排水管の方
へ押し出して、カレシに「トイレ使用禁止」を宣言。
「無料のコーヒーとクッキーとおしゃべりにお立ち寄りください」という新しいポスターの効果
か、コーヒークラブは大盛況。常連の顔ぶれにカレシの英語教室の生徒さんたちも加わっ
て、ドリス手製のチーズクッキーのお皿は瞬く間に空になり、パーティ用のコーヒー沸かし器
に25杯分用意したコーヒーもお開きの時間には売り切れ。主催者の責任として、使ったマ
グやお皿を食洗機に入れて、動かした椅子を元の場所に戻して帰って来たら即行でランチ。
ランチの後でトイレの水を流してみたら、おお、配管の詰まりは解消したもようで、使用禁止
を解除・・・。
きのうはまたArts Clubの新作『Forget About Tomorrow』のオープニングナイトで、早め
にご飯を食べて、電車でおでかけ。駅からレセプション会場までの15分ほどを「今日のエク
ササイズ」と早足で歩いたカレシは「ぜんぜん苦しくなかった」とご満悦。レセプションでは、
日曜日のディナーでのオークションで競り合った相手がカナダの有名なシンガーソングライ
ターのアン・モーティフィーだったせいで、急に芸術監督サークルでの知名度が上がったの
か、あまり話をしたことのない人たちまでが話しかけて来て、おしゃべりなワタシは楽しいけ
ど汗だく。まあ、こういう世界では名前を知られていることで「チャンス」と言うドアが開かれ
ることがあるかもしれないけど、得意じゃないセールストークは疲れるので、もっぱらact
naturally(自然体で)・・・。
☆☆☆☆☆
3月8日(木曜日)。雨。寒々としているので「仕事日」。もっとも、きのうは何やかやと仕事に
ならなかったから、今日はどんなに晴れていてもがっちり仕事をしないと後がつかえてタイ
ヘン。でも、まずはゆうべのレセプションで発表のあったワインディナーの出席申し込み。来
月の初めにある恒例のカリフォルニアワインフェアに託けたファンドレイジングのけっこう内
輪のイベントで、出品ワインを試飲して回るフェアの方は行けないけど、料理とペアリングす
る形式ならカレシも大丈夫そう。参加できるのは30人から40人ということなので、招待が
来る前にイベント担当のミスティに「出席させてぇ」とお願いメール。こう言う楽しそうなことに
なると、やたらと手を上げるのが早いワタシ・・・。
今日は「国際女性デー」だそうで、世界中でお決まりの抗議集会やデモ行進やら何やらが
目白押し。でも、男女平等やセクハラ撲滅を訴える機会ではあるけど、ワタシにはただの
「イベント」という印象になってしまうのは、プロの「イベントオーガナイザー」がお膳立てする
せいじゃないかと思う。近頃はイベントプランナーやイベントマネジメントの専攻で学士号や
修士号を授与する出す大学がけっこうあるそうだから、高い学費に見合うレベルの専門職
にしないと元が取れないということかな。
でも、政界でもビジネス界でも未だに幹部レベルになると女性の割合が小さ過ぎるのは女
性差別の結果だ、人口の比率に合わせろと声高に叫ばれても何だかねえ。トルドー君なん
かは内閣の顔ぶれを男女同じにして得意そうな顔をしてたけど、あれだって「数合わせ」さ
えすれば太古の昔から存在して来た性別の問題があっさり解消するってもんじゃないだろ
と思ってしまう。まあ、ワタシはたまたま男女に関係なく、仕事ができるかできないかによっ
て成功、不成功が左右される「フリーランス翻訳業」という「ジェンダーニュートラル」な環境
でほぼ30年働いて来たので、職業に関する限りは性差別や不当な扱いを実感したことが
ないのかもしれないな。
日本では、翻訳者が「翻訳事務所」の看板を掲げて、互いに「先生」と呼び合っていた(遠い
昔の)時代にはやっぱり男性の方が多かったんじゃないかと思うけど、今はたぶん女性の
方が多くなっていそう。それでも、フリーランスは自分の腕一本が頼りの生業だから、ビジネ
スが立ち行くかどうかに女も男も関係ないという気がするな。