8月15日(日曜日)~つづき。午後になってさらに煙が遠のいたようで、ベーカー山が姿を現した、ゴールデンイアーズ山系の輪郭もおぼろげながら見えて来た。ただし、青空に白い雲がぽこぽこ。だんだん数が増えて来て、ポップコーンを散らしたような雲になり、どんどん膨らんでひつじ雲(ぽこぽこと小さいから子ひつじ雲かな)になり、やがて青空の方が少なくなって来て、天気の変わり目が近づいている気配。雲がだんだん低くなって来たけど、雨、降るかなあ。
件のホームレスの人たちや生活保護受給者への攻撃的な差別発言について考えていた流れで、日本でのジェンダー意識を象徴するような2つの見出しを思い出して、SNSだけじゃないんだなあとため息。記事の内容は、オリンピックのジャマイカ選手が出場するレースに遅れそうになった際に、タクシー代を出してくれたスタッフがいたおかげで間に合って、レースで金メダルを獲得したというものだけど、強烈な印象だったのは朝日新聞と読売新聞の見出しの違いで、朝日新聞は「スタッフの機転で」、読売新聞は「女性の優しさに救われて」。読売は後で手直ししていたけど、それでもまだ「(日本)女性」と「優しさ」を強調していて、思わず苦笑してしまった。ああ、日本はスゴイ!セクシズムでも金メダル!
ちょっと前に飛行機の国際線の乗客全員にコロナワクチンの接種を義務付けると発表した我が国のソーリダイジンのジャスティン君が、今度は連邦政府の職員全員にワクチン接種を義務付けると発表。対象になるのは軍やRCMPを含む政府系機関と合わせると50万人。今後は連邦法による規制監督を受ける航空会社や銀行、テレコムといった企業にも対象を広げる方針だそうで、そっちはざっと100万人。たいていはもう接種済みだろうと思うけど、義務となれば、接種を完了していなければ飛行機に乗れないし、公務員なら解雇もあり得るわけ。たしかにワクチンをするもしないも個人の自由だとは思うけど、そこはそれ、しないという選択はコミュニティ(つまり他者)の安全なんか知ったこっちゃねぇやと言う、例のメンタリスト君の自己中的屁理屈と同じかな。まあ、職員組合はこぞって大歓迎のようで、独自にワクチン接種を義務付ける企業も増えているそうだから、「国民皆ワクチン」は時代の流れってことになるんだろうな。あり余っているワクチンを無駄にしないで済みそうでよかったじゃないの。
と、のんきに取り留めのない思考を巡らせていたら、ジャスティン君が連邦議会を解散して総選挙をやるというニュース。少数政権としてはここらで過半数を確保しておきたいらしいけど、全国でコロナの第4波が広がっているときに国民が望んでもいない解散選挙なんて、相当な大ばくち。もっとも、わずかな差で少数派政権だったBC州のホーガン首相がコロナの最中の抜き打ち選挙で過半数を取って、ついでに邪魔になった緑の党を袖にするのに成功したから、ジャスティン君もオレだってやれるということなのかもね。投票日は9月20日。ぜひ郵便投票でおねがぁ~い。さて、晩ご飯のしたくの時間になって、まずカレシがサラダ作り。けさお試しにプランターから引き抜いた何とも奇妙奇天烈なにんじんはどんな味がするのかな。