リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

もらった処方箋は薬じゃなくて、オリーブ油と断続的断食

2022年05月28日 | 日々の風の吹くまま
5月27日(金曜日)。☁🌧🌥🌤。ああ、もうまた金曜日か。何だかあっという間に過ぎてしまった感じだけど、毎週同じことを言ってるから、これが当たり前の時間の足の速さなのかもしれないな。とにかく、今日は昼前に2人揃ってスラニナ先生との診療予約があるので、まずはウォーキング。平日の午前中ならクィーンズパーク地区は人とすれ違うことがあまりないし、暑くなればマスクをしての運動は危険なので、今日からはマスクを外しての早歩き。マスクを外したりつけたりしていたきのうは17分を越えたけど、所要時間は16分39秒で、歩いていて気分が爽快だったから、これからは人の姿がまばらなところではマスクを外してしまっていいかな。

サッパートン地区のクリニックでのスラニナ先生との予約は11時40分と50分。見たところ定番の「10分診療」なんだけど、「ご一緒にどうぞ」と診察室に通されたので、ははあ、2人揃って受けた検査の結果を聞くのが目的だから、10分ずつ2人で20分。どうしてもずれ込む時間を勘案しても少なくとも30分、しかも食い込むのは次の患者の時間じゃなくてランチタイム。これなら少しはじっくりと話ができるってもので、先生、なかなかやるなあ。検査結果の報告は検査所から直接来ているので、先生はそれをモニターに表示するだけ。まずはワタシの結果からで「全般的に健康状態は良好」。血液像、ビタミンB12、その他の生化学的項目、甲状腺機能、尿検査、心電図はどれも三重花丸。正直言って、この1年ほどときたま何となく不調を感じることがあったので、何か病気が見つかるんじゃないかと心配だったけど、重大な問題はないようで、ひと安心。

ただし、コレステロール値がやや高めで、善玉コレステロールが悪玉よりも少なく、中性脂肪もちょっぴり高め。血糖値もほんの少し高めだけど、糖尿病ではない(糖尿病予備軍ってヤツかな)から、薬は不要。「こういう薬は飲み出すと一生飲むことになるからね」。スラニナ先生は普段から安易に薬を処方しない人で、薬の代わりに「毎朝オリーブ油を大匙1杯飲みなさい」。はあ。「水とレモンジュースを少し混ぜると飲みやすくなるからね」。はぁい。後でググってみたら、空きっ腹の朝にオリーブ油を飲むのは、血糖値を安定させ、悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やす効果があって、心臓病や動脈硬化の予防にも役立ち、消化器系の内臓や骨の健康維持にもいいんだそうな。へえ。我が家にはいつもEVOOがあるから、じゃ、さっそく明日の朝から始めてみよっと。

この1年ほどときどき背中に抜けるような猛烈な胸焼けがすると言ったら、「彼に処方したプロトンポンプをのみなさい」。カレシは3ヵ月分処方されたのを(先生の指示で)必要な時にだけ使うので、まだ5、60錠は残っているけど、薬を失敬しちゃってもいいんですかぁと言ったら、「処方箋を出すから、彼のを使い切ったら返せばいいよ」と先生が言い、それを聞いたカレシは「貸してやるんだからな」。そのカレシの検査結果はほぼ全項目で四重花丸の「優等生」で、心電図も異常なし。血圧も(ベータ遮断薬で制御しているからだとしても)ワタシより低いくらいで、コレステロールも(週3回のスタチン服用で)ワタシよりいい数字。さらに、前立腺がんのマーカーのPSA検査も異常なしで、もう言うことなし。最後に先生から2人に「週1回、朝食後から翌朝までカロリーゼロの飲み物だけの断食」の処方。断続的断食ってダイエットの一種だと思っていたけど、医学的にもいろいろな効果が実証されているらしい。先生も週2回の断食を始めたら驚くほど体調がいいそうで、「要するに肝臓や膵臓や消化器を休ませるんだよ。ただし、断食明けに大食いしたら意味がないからダメだよ」。断続的断食は記憶力や脳の機能の向上にも効果があるそうだし、夫婦で一緒にやるなら続けられるかな。カレシも乗り気だから、さっそく日を決めてやってみよっと。いやぁ、内容の濃い30分だった。これが本来の家庭医による診療というものだよね。