リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

こんな2人暮らしもいいもんだね

2015年09月12日 | 日々の風の吹くまま
日の出と共に目が覚めたけど、静かだし、ベッドの寝心地は最高だしで、そのままうとうとし
て、8時半に起床。カレシが鉢物に水を遣ったりして、朝食は9時。グラノーラにかぼちゃと
ひまわりの種、アーモンド、小麦の胚芽、燕麦のふすま、ケフィアヨーグルトを入れたのに牛
乳をかけたのが朝の主食の定番。小鳥の餌みたいだけど、もう長いことこのメニュー。たま
に気が向けばベーコンと目玉焼きにしたり、寒い朝にはオートミールを作るけど、朝は調理
不要で手間のかからないメニューが一番。

今日はピートモスを買いに一番近いところにある大きな園芸センターへひとっ走り。ついで
に月曜日にエコーを整備してもらいに行くトヨタのディーラーの場所を確認して、そのままい
つも混んでいて使わないスチュワードソンウェイからマリンウェイに出た。2車線のうち、左
側のクィーンズボロ橋方面は右側の車線で、右側のマリンウェイ方面は左側の車線だから
ややこしい。うっかり違う方向に行ってしまう車が多いと見えて、それぞれの車線の上に「こ
の車線(だよっ)」と言う標識がしつこいくらいにある。うっかり橋を渡ってしまったら悲劇だか
ら、ありがたいと言っちゃありがたいけど。

園芸センターには秋植えの球根がたくさん。カレシが好きなのを選べというので、背の低い
チューリップ、水仙、アネモネ、クロッカスの4種。アネモネはミックスカラーを選んだけど、今
まで何度植えてもなぜか青い花しか咲かなかったから、今度はどうかな。室内装飾にしよう
と買ったのは葉の色が濃いバーガンディと言う種類のゴムの木。暖房が入る冬の乾燥から
無垢材の家具を守るには観葉植物を家具の近くに置くのが効果的なんだそうな。でも、小さ
な鉢に20センチくらいのかわいいものだから、装飾になるのは何年先のことやら。まあ、新
居には植物を置けるスペースがたっぷりあるから楽しみにしていよう。50平方メートルもダ
ウンサイズしたのに逆に広いってのもヘンな話だけど。

帰って来たら、床の掃除。スイファーにドライパッドを浸けて掃き掃除をしてからモップかけ。
カレシが手伝うというので、スイファーにウェットパッドをつけてバスルームのタイルの床を
拭いてもらったら、「いやあ、大汗かいた」。そうでしょ?掃除ってけっこうタイヘンなのよね。
ワタシなんか汗だくだもの。でも、2人で一緒に掃除をする暮らしもいいもんだね。今日はご
苦労さま。

何ともローカルな金曜の夜

2015年09月11日 | 日々の風の吹くまま
今日も好天。気温は20度を超えて、残暑という感じかな。よく眠って、気持ちよく目が覚め
て、着替えをしたらルーフデッキに出てちょっとだけ日光浴。ソーラーエネルギーをお裾分
けしてもらって、身体の機能にスイッチが入るような感じがするな。9月ももう半ば。クィーン
ズパーク地区の方は木々が色づき始めている。庭木は広葉樹が多いから、窓から「紅葉」
を楽しめるかな。

ジンとワインとカレシの野菜が切れたので、午後はMarket Crossingで買い出し。こっちの
Save-On-Foodsは大きくて品揃えも豊富だから、いつもの店にないものだけはすぐに必要
なくても買い置き。それでも買う量はレジかごがいっぱいになるくらいで、引っ越してからは
一度もカートを使っていない。節約になっているのかどうかはわからないけど、容量が大き
い分ついあれもこれもと買い過ぎることがなくなったし、コインを入れないと使えないので、
カート一杯の買い物を車に積み込んだ後で、カート置き場に戻してコインを取り出すという
手間が不要になった。トートバッグに詰め込んだ買い物を駐車場から部屋まで運ぶのはカ
レシの役目だし・・・。

夕食後は眠気覚ましに近所を散歩。近所と言っても、6番ストリートを15分も歩いて行った
ら隣のバーナビーとの境界である10番アベニューに行き当たる。ニューウェストミンスター
は南西方向に流れる川に沿って拓けたせいか、道路の碁盤目が東西南北方向から45度
傾いているんだけど、方向を説明するときにはどうやら頭の中で市の地図を45度ひねって、
北東を「東」、南東を「南」、南西を「西」、北西を「北」にしてしまうらしい。まあ、小さなところ
なのでそれでも支障はないし、慣れればそれもそうだと思うけど、最初はちょっと戸惑った。

6番ストリートの「北」の端に広大な複合施設があって、スケートボードパーク、マーサースタ
ジアム、サッカー/フットボール兼用の広場2つ、アリーナ、劇場などがあって、ついでに高
校もある。スタジアムでは高校のフットボールが試合中。チアリーダーもいるし、片側半分に
観客がいるスタンドの応援は賑やかだし、スピーカーからは「解説」も流れる。その周りを試
合には目もくれずに黙々とジョギングしている人がいて、隣で子供たちがサッカーに興じ、ス
タジアムの外では小学生のフットボール教室。晩夏の心地よい夜の風に吹かれて、何とも
のんびりとローカルな金曜日の夜・・・。


ホームスィートホーム

2015年09月10日 | 日々の風の吹くまま
夏の最後の足掻きのような好天。久しぶりに姿を見せたベーカー山は一段と白くなって見え
る。下界は雨だったけど、何しろ半端じゃない降雪量で知られる山だから、山の上ではしん
しんと雪が降ったんだろうな。同じワシントン州の高峰レーニア山(4392m)はタコマ富士、
オレゴン州のフッド山(3429m)はオレゴン富士ともポートランド富士とも呼ばれているけど、
ベーカー山にはそういう名前がない。バンクーバーから見ると地平線に万年雪を戴いて凛
と聳える孤高の山なんだから、いっそのこと「カスケード富士」と呼んであげようか・・・。

今日のフレーザー川は、フレーザーサレー埠頭に3隻、対岸アナシス島の自動車埠頭に自
動車運搬船が2隻入っての活況。ハパックロイドのコンテナ船はよくここまで遡って来られた
と思うくらい大きい。新車のシーズンだからなのか頻繁に入っている自動車運搬船は、お尻
のランプから車が次々と下りて来るところ。広大な敷地にびっしり並んだ車に反射した日光
が(たぶん)陽炎で揺らいで、きらきらとまぶしい。いったい何千台あるんだろうな。白い車ば
かりに見えるけど、遠くから見ているからそう見えるのかな。

カレシを英語教室に送り出して、今日はまず本棚の隅に置いてある電話の親機を(鳴って
いるのを探し回らなくてもいいように)カレシのデスクに移動する作業。でも、コードが短くて
本棚の後ろの差込み口からデスクまで届かない。そこで雑多なコードが入っている段ボー
ル箱からうんと長いのを出して取り替えたら、あれ、電話が「不通」。別のコードに変えても
やっぱり不通。元のコードをつないでみたら、あら、通じるじゃないの。何で?さんざん汗を
かいた末に接続端子をよぉく見比べてみたら、古いのは4本で、新しいのは2本。何で?あ
りったけの電話コードを調べて、やっと端子が2本でデスクに届く長さのが1本だけ見つかっ
たけど、慌てさせるなあ、ほんとに。

大汗をかいたついでに踏み台と道具箱を出して来て、リビングの2つの本棚の間にメリー・
コーンの絵をかけ、寝室に「フレンチクオーターの窓」のレプリカをかけ、バーの隣に時計と
カレシの名前の入ったバーの看板をかけた。いよいよ仕上げの段階ということか。帰って来
たカレシが「壁にモノがあると気分的に落ち着くね」。そうそう、明日はまたストレージから本
を出して来ようよ。空っぽの本棚ってのは落ち着かないもんだから・・・。

     

   

     

     
     あの壁にも絵をかけたらもっとスィートホームらしくなりそう

掃除が宿題

2015年09月09日 | 日々の風の吹くまま
いい天気。寝室が明るいので、そろっと片目を開けて窓の方を見たら、ちょうど太陽がデッ
キのコンクリート壁の上に出てきたところで、ひと月の間に真正面の北東方向からかなり東
の方に移ってしまっている。冬至の頃には南東から日が昇るわけで、寝室が明るくならなく
て寝坊してしまうかもしれないな。でも、起きたと思ったらもう日暮れという毎日だったから、
日の出と共に起きる暮らしはいいことだと思う。バンクーバーの夏は昼が16時間もあるけ
ど、冬になるとわずか8時間で、しかも冬は雨の季節。来る日も来る日も薄暗かったりする
から、太陽が燦々と輝くところから来た人には辛いだろうな。

午前10時にシーラが到着。まずは前回やり残した主寝室のバスルームの掃除。シャワー
ルーム担当のシーラが強化ガラスとタイルの壁に強力なクリーナーをスプレーしてごしごし。
ガラスはピカピカ、タイルもつるつる、ピカピカ。やっぱり相当に汚れていたんだなあ。ワタシ
はシンクと鏡を担当。「四隅とドレインの周りに汚れが溜まるから注意して」。はいっ。最後
は2人で床のタイルを固いスポンジでごしごし。うわっ、ベージュ色だと思っていたけど、実
はもっと白かったんだ。ほんとにまともな掃除をしていなかったんだな。まあ、シーラの手伝
いをするだけでもけっこう重労働なんだから、80代の華奢なおばあちゃんには無理な話と
いうのはわかるけど。

紅茶でひと息入れて、もうひとつのバスルームの浴槽とシンクと鏡と床タイルの掃除。シー
ラが汚れの溜まりやすいところを指摘してくれるので、しっかりと頭に入れておく。こっちの
バスルームはあまり使わなかったのか、床の汚れはそれほどでもなかったけど、磨いたら
やっぱり白くなった。ワタシはシンクと鏡とついでにトイレの外回りも掃除してドヤ顔。シーラ
がどれどれと検査して、「ま、合格かな」とにっこり。シーラ曰く、「今は珍しくて張り切ってい
るけど、掃除って感謝されない家事なのよ。そのうちにめんどうくさくなるわよ、きっと」。

ああ、言われちゃったなあ。確かに今は掃除すること自体が目新しいから、汚れがきれいに
なるのがうれしくて、子供みたいに楽しんでいるところかな。「でも、これだけきれいにしたか
ら、後はちょこちょこ掃除して、汚れが溜まらないようにすれば大丈夫よ」とシーラ先生。来
てもらうのは月一度だから、普段は自分でやるわけで、何だか宿題を出されたような・・・。

通勤時間はたったの5秒

2015年09月08日 | 日々の風の吹くまま
雨。ちょっと薄暗くて陰鬱で、今日から新学年が始まるというのに、子供たちにはついてな
い空模様。おもしろいもので、この日はどこでも急に道路の交通量が増える。6番ストリート
は我が家のマンションを出たすぐのところに信号のない横断歩道があって、歩行者が一歩
踏み出す前に車が止まるもので、歩行者と交通量が同時に増えるとのろのろ運転の数珠
つなぎということになる。歩行者は車が来てもおかまいなしに渡り出すし、爆音オートバイに
乗った厳ついおっさんが律儀に止まってくれる。これがバンクーバーだったら逆にアクセル
を踏み込んで突進して来るところだけどな。

今日は久しぶりの仕事日。朝食のコーヒーを飲んで、さて仕事をするか・・・なんてのはほん
とに15年ぶりかな。旧居の時はベースメントのオフィスへの「通勤時間」は20秒だったけど、
新しいオフィスはダイニングエリアのすぐそばだから、通勤時間は何と5秒。満員電車に揺
られることもなく、テーブルからデスクまでたったの5秒。外は雨でも雪でも関係なぁい。ま、
このあたりが在宅自営業のいいところだけど、職住近接もここまで来たら長時間勤務もさし
て苦にならないのに、勤め人の在宅勤務がさほど普及していないようなのはどうしてなんだ
ろう。管理する部下が出社して来なくなると管理職の人たちがさびしがるからかな・・・。

     

3つある寝室の一番小さいのを2人のオフィスにしたんだけど、ワタシの専有?スペースは
両腕を広げた幅で、本棚を置いた部分を含めても4平方メートルにも満たない。蟹は甲羅に
似せて穴を掘るというけど、これは旧居のオフィスで実際に日常的に使っていたスペースと
ほぼ同じだし、二面が天井から床まで窓なのでちっとも窮屈な感じがしない。カレシのコン
ピュータデスクが格好の衝立代わりになって、同じ部屋に1日中一緒にいてもずっとお互い
の顔を見ていることもない。まあ、互いに見慣れた顔だから見ててもいいんだけど、そこは
やっぱり夫婦でも尊重すべきプライバシーってものがあるし・・・。

仕事はランチタイムを挟んで順調に進んで、納期の2時間前に送信しておしまい。某省某
局発のこってこてのお役所文学だったけど、何と「ら抜き言葉」が使われていたからびっくり
仰天。中央省庁のお役人にまで普及しているということは、この背筋がむずむずする「ら抜
き言葉」も今や標準日本語ということ・・・?

橋と船のある川の風景

2015年09月07日 | 日々の風の吹くまま
夜来の雨でルーフデッキは四角に丸のパッチワーク。雪が降ったらどんな溶け方をするか
楽しみになる。ぐっすり眠って元気いっぱいで起きたら、寝ている間に仕事が入っていた。
今までは日本の終業時間まで起きていたのが、今は基本的に日本時間午後3時には店じ
まいするので、メールの応答が時間的にずれてしまったけど、返事がなくても「始めてくださ
い」という仕事や何日もかかるような仕事なら問題はなさそう。まあ、80%は引退した(つも
り)なので、対応できない仕事にはごめんなさぁい・・・。

問題は何かと注意を逸らされる景色に囲まれて、仕事に集中できるのかと言うことかな。中
学1年生の頃、崖っぷちの校舎の教室の窓から見えたのは空と海とその間の水平線だけ。
幼い頃に「ここからは見えないけど、あの向こうにはいろんな国があって、肌や目の色の違
ういろんな人がいるんだよ」と父に教わったワタシは窓際の席になって、授業はそっちのけ
で一直線の水平線を見つめては「いろんな国のいろんな人たち」ってどんな国でどんな人た
ちなんだろうと想像をめぐらせていたっけ。

そのせいか今でも川と海と船には特別の思い入れがある。きのうは夕食のしたくをしていた
らブォ~という船の汽笛が響いた。川向うのフレーザーサレー埠頭に停泊していた貨物船
が出港するところで、後ろ向きにタグボートに引かれて係留用水路を出て、川の真ん中でぐ
るりと180度回転。タグボートが離れると、南支流をしずしずと海を目指して進んで行った。
何だか手を振りたくなってしまったな。

ワタシにとって川の風景になくてはならないのが橋で、我が家からは5つの橋が見える。上
流から順に

   ポートマン橋(2093m)
   パタロ橋(1221m)
   スカイブリッジ(616m)
   クィーンズボロ橋(924m)
  アレックスフレーザー橋(2525m)

有料の新ポートマン橋は2012年に開通した10車線の斜長橋。いかにも古そうなパタロ橋
は1937年に開通。車線が狭くて怖いけど、10年後には架け替えの予定とか。スカイブリッ
ジはスカイトレイン専用の橋。シンプルなクィーンズボロ橋はルル島東端にあるニューウェ
ストの「郊外」クィーンズボロ地区に行く橋。さらに下流のアレックスフレーザー橋は1986
年開通で、10年前までは北米最長の斜張橋だった。橋のある川の風景は往来する船と共
に人間の息吹を感じさせてくれるから好き・・・。

片付いているのはいいもんだね

2015年09月06日 | 日々の風の吹くまま
今日もいい天気。でも、空の色はまちがいなく秋の青だし、デッキに出ると吹いて来る風も
まちがいなく秋の肌触り。9月だもんね。子供たちにとっては夏休み最後の三連休で、火曜
日から新学年が始まる。いろんな人にとって9月は新しい出発の季節。私たちもマンション
暮らしになって1ヵ月。早いなあ、もう1ヵ月って。ほんとに2015年の8月は疾風のごとく過
ぎたんだなあという感じ。

今日はウォークインクローゼットでムダに場所を取って邪魔っけだった2個のスーツケース
をロッカーに持って行って、代わりに工具類を入れた箱を持って来て、まず旧居でカレシが
野菜入れに使っていた小さい冷蔵庫のセットアップ。天板を外してオフィスのデスクの下に
入れてあった家具が冷蔵庫を載せるのに最適の大きさなんだけど、後の方にコードを通す
ためのギャップがあって、冷蔵庫の足が落ち込んでしまう。そこで一計を案じて、オフィスで
使っていた合板の小さな台を解体してギャップをふさぐことにしたけど、固定しないと冷蔵庫
が安定しない。そこでドリルでネジ穴を開けて、適当なネジを差し込んで、ねじ回しでぐりぐ
り。足元が安定した冷蔵庫の内外の汚れをきれいに掃除して、ワインや飲料水の「クーラー」
が始動。

ひと仕事をしたら、ささっと床を掃いて、モップかけ。引っ越した当初は1日で足の裏が真っ
黒になっていたけど、せっせとモップで磨いたおかげでもう足が汚れなくなった。ということ
は、そのくらい汚れていたってことだろうな。シーラは「あなたはお金をかけて取り壊す家を
掃除したのに、こんなに汚れたままで明け渡しなんて最低だわ」と憤慨するので、80代の
高齢者だからあまり期待していなかったと言ったら、「掃除の人を雇えば済むことなのに」。
まあ、シーラならずとも、キムさんたちはいったいどんな暮らし方をしていたんだろうと想像
してしまわないでもないけど・・・。

怒涛にもまれるような1ヵ月だったから、そろそろワタシも休養したい気分。だけどカレシが
「ここに棚があるといいね」、「CDの本棚のようなものをここに置いたらどうかな」、「これを
壁に取り付けたらここにこれを置けるんだけど」、「スパイスの棚があればひと目で何がどこ
にあるかわかって便利なんだけど」と、どんどん「やることリスト」を長くしてくれる。ま、かな
りくたびれてるけど、片付いているのっていいなと思うから、もうしばらくがんばるか。

新しい我が家作りの始まり

2015年09月05日 | 日々の風の吹くまま
目が覚めたらまぶしい朝。でも、東の方は朝もやか霧が広がって、ポートマン橋の半分が
隠れている。カレシがしきりに「カメラをいつでも使えるようにしておかないとなあ」。去年東
京のヨドバシカメラで欲しかった一眼レフを買って来たのに、その後はほとんど使っていな
い。ま、欲しいものを手に入れるとゴールインした気分になるらしいのがカレシで、持ち腐れ
ている宝は数知れず。でもさ、いい写真を取るチャンスに囲まれているのに、カメラをしまっ
たままなんて、もったいなくない?

ワタシがきのうスペアの寝室にあるゴミを捨てないとこれ以上整理できない!とむくれたの
で、カレシは真っ先に「今日はごみ捨てに集中する!」と率先して畳んだ段ボール箱をトラッ
クに運ぶ作業。戻って来て「隣の人がごみルームの外に段ボール専用のコンテナがあると
教えてくれた」と報告。ごみルームはG階のロビーの反対側のドアから短い階段を下りた有
料駐車場の一角にあって、フォブでコントロールされているけど、そのすぐ外に緑色の大き
なコンテナが置いてある。そっか、てっきりビジネステナント用だと思っていたけど、あれは
段ボールのリサイクルコンテナだったのか。なぁんだ、わざわざ市のリサイクルデポに持っ
て行かなくても良かったんだ・・・。

でもコンテナはすでに一杯で溢れていたので、結局は捨てるものと一緒に勝手知ったバン
クーバーのゴミ捨てステーションまで持って行くことにした。捨てるものは持って来たけどい
らないと判断したものと置いてくるつもりだったのに(引越し業者が)持って来てしまったもの
で、最後のごみステーション詣で。三連休だから空いているかと思ったら、いつもの盛況で
ちょっと待ったけど、くっさいごみ捨てピットに不用品を捨て、リサイクルデポで段ボールを
処分して身軽になった気分。帰り道にストレージに寄って、Folioの本を詰めた箱1個とワタ
シのオフィスのものを詰めた箱3個とイーゼルを持ち帰った。

さっそく待ちかねたように箱を開けてリビングの本棚に本を並べながら、「これでやっと我が
家らしくなって来たぞ」とカレシ。うん、これからは「我が家作り」だね。ほんとにここまで来れ
たんだね。あれだけ横槍を入れて、大げんかをして、しまいには「キミがハッピーならそれで
いいから」と半ば捨て鉢になっていたけど、新たな出発にカレシなりに前向きになっている
のかな。そうだとワタシはすごくうれしい・・・。

しわにはふっくらがいいか、スリムがいいか

2015年09月04日 | 日々の風の吹くまま
三連休前の金曜日。今日はまぶしい晴天だけど、気温が低めでちょっと秋深しのような天
候。ゆうべは最低気温が8度という予報だったので、慌てて毛布を春と秋に使うものに取り
替えて寝たけど、それほど寒いとは感じなかったな。よく眠った気分で起きて、久々にベー
コンと卵で朝食。最近もてているらしいのがりんごの木で燻製したベーコンで、やや甘味が
ある。ガスレンジに慣れて来ると、電気レンジよりも料理がおいしくできるような感じがする。

今日は食品庫の整理。3つの段ボール箱にいれたままで、かき回して必要なものを探して
いたけど、パンを焼く粉と砂糖とミルクを一ヵ所にまとめ、エスニック料理のスパイスやソー
スの類を小さなバスケットにまとめ、パスタや米は大きなバスケットにまとめ、それぞれキャ
ビネットの棚に納めて、やっとキッチンから段ボール箱が消えた。適当に入れてあるビン類
はさらなる整理が必要だけど、とにかくぜんぶ収まってくれて、パントリーの体裁ができた。
後は家から持って来た小さい冷蔵庫を始動するだけかな。まとめ買いをしなくなったので、
メインの冷蔵庫のスペースは余裕たっぷりだけど、ドアポケットの使い勝手がえらく悪い。そ
こでこっちの冷蔵庫の棚を一段外して即席のワインクーラーにしようというもくろみ・・・。

小さいスロークッカーにコーニッシュヘンを文字通り突っ込んでおいての作業だったけど、
屈むことが多くて膝が痛いし、腰も痛いし、関節炎の両手もしくしく痛い。年だなあ、ほんと。
元気いっぱいなのは気力くらいのものかな。体重は引越しの週にどんと3キロやせてその
まんま。もう何年も夜寝る前と朝の起き抜けに体重を量るのを習慣にしていて、夜と朝の体
重差が基礎代謝率の目安になっている。だいたいは1.5ポンド(約700g)減る程度だけど、
最近は毎日2ポンド~2.5ポンド(約1キロ強)も減っているのは、引越し関連の肉体労働
で筋肉がついて基礎代謝率が高くなったということだろうな。本人はくたびれっぱなしなんだ
けど・・・。

でも、でも、ちょっとふっくらしていれば顔のしわも伸びていいんだけど、体重が減って顔が
やせたらしわも目立って来るんじゃないかな。髪なんかかなり白髪が増えたから、顔のしわ
も増えているかもしれない。年を取ったらぽっちゃりがいいのか、スリムがいいのか、難しい
ところ・・・。ん、明日は晴れるのか、荒れるのか・・・?

     
     


お掃除教室入門

2015年09月03日 | 日々の風の吹くまま
午前10時にシーラから「どうやって入るの?」と電話。我が家のあるマンションは部屋番号
ではアクセスできなくて、部屋番号に4桁の数字を足した答がセキュリティコードになってい
る。算数のテストみたいだけど、タッチパネルで名前を見つけたらコードが表示されるから、
その数字を入れれば部屋で電話が鳴ってマンション名が表示される。来訪予定のある人な
ら「9」を押すとピロンピロンとチャイムが鳴って一定時間だけ玄関ドアとエレベーター(訪問
階のみ)にアクセスできるけど、知らない人は電話を切れば「撃退」できるしくみ。

忘れないうちに明渡し前の旧居の清掃料を払って、まずは掃除するところを視察。ちらっと
見て「すごく汚れているけど、前の持ち主はちゃんと掃除してたのかしらねえ」。一応トイレと
バスタブとシンクは自分で掃除したんだけど。「そのくらいじゃすぐにきれいにはならないわ」。
ということで、連れ立って近くのShopper’s Drug Martに行ってまず買い物。シーラの後ろ
をついて回って、トイレはこれ、バスタブやシンクはこれ、シャワーの強化ガラスはこれ、タイ
ルはこれ、ガスレンジの油汚れはこれ、ステンレス家電の手垢はこれ。持っていたレジかご
がずっしり・・・。

スポンジや床掃除のパッドも買って来て、3人でランチをしてカレシを送り出して、まずガス
レンジの掃除。重い五徳を外したシーラが「ほら、油が焼きついてべたべた。掃除したこと
がないみたいね」。五徳を洗剤を入れた熱湯に浸けて、バーナーの周りにこびり付いた油
汚れの掃除。2人で世間話をしながら小1時間ほど頑固な汚れをごしごし、ごりごりやって
いたら見違えるくらいきれいになった。五徳の方はもっと強力なクリーナーがいるとのことで、
できる範囲でごしごし。シャワーの強化ガラスの汚れ具合は酷すぎるので、月曜日に改め
て強力クリーナーで徹底的に洗うことになった。

今日は見よう見まねで「お手伝い」したけど、シーラは掃除のプロなもので、まるでお母さん
みたいに指示を飛ばして来る。トイレ掃除は1日おきくらい。はぁい。フローリングの床は毎
日埃を掃きとってモップをかける。はぁい。ガスレンジは汚れたらすぐ掃除しないと焼きつい
て後がタイヘン。はぁい。バスタブやシンクも汚れて見えたらすぐ掃除。はぁい。「掃除は毎
日するのが一番なんだけど、そんな時間ないでしょ?」とシーラ。でも、せいぜい「1日おき」
を目指してがんばりまぁす。

生活のパターンが変わって来た

2015年09月02日 | 日々の風の吹くまま
さぁっと雨が降ったかと思うと、青空が広がったりの何ともせわしない空模様。こんなとき視
界がだった広いのは暇つぶしに持って来い。リッチモンドは明るいから晴れているんだろう
な。サレーは煙って見えるからきっと雨。コクィットラムはまだら模様。バーナビーマウンテン
は厚い雲の下。こっちの方が青空から日が差して来たと思ったら、リッチモンド方面が薄暗
くなって来て、そのうちこっちも雲が垂れ込めて雨。リアルタイムで見ていると天気予報より
おもしろい。雨が上がって日が差すと、ルーフデッキはパッチワーク模様・・・。

     

今日は腰が痛くなるまでキッチンの戸棚の整理をして、後はダラダラ。明日はシーラが来て
くれるので、一緒に清掃用品を買いに行き、一緒にランチをして、カレシを英語教室に送り
出したら、キッチンやバスルームの掃除の実技指導をしてもらう予定。普段は自分で掃除を
するつもりでいるけど、たぶん手を抜いてしまうだろうから、月に一度はまじめな掃除が必
要になりそうで、シーラに監督に来てもらうことにした。留守番サービスが繁盛してバンクー
バーにいることが多いけど、住まいはニューウェストの車で5分もかからないところ。掃除用
品は揃っているから、いつとは決めずに自宅にいるときに手ぶらで来てもらえばいい。時に
は掃除の後でカレシも一緒に角を曲がったところにあるパブに繰り出すのもいいな。

戸建て暮らしからマンション暮らしになってほぼ4週間。生活パターンが変わることは予想し
ていたけど、変化の大きさは予想以上だった。何よりも午前3時、4時に寝て、正午前後に
起きるというパターンが、引越しの過程で連日午前7時前後の起床を強いられたおかげで、
夜中前に寝て朝8時半前後に起きるパターンが定着して来た。カレシの英語教室がある木
曜日に目覚ましをかける必要がない。建物の設備の点検や清掃などがある日でも特に早
起きをする必要がない。おかげで寝酒もほとんど不要になって、自然に目が覚めて、自然
に寝つく・・・健康的な暮らしだと思う。

宵っ張りのカレシが新しい生活パターンにわりとすんなり慣れたようなのが意外だったけど、
午後4時になると2人で夕食の材料を買いに出かけるのが楽しい。眺望なんか3日で飽き
ると言っていたカレシまでが空の雲や川の風景を眺めて、「いつも何かあるなあ。世の中を
高みの見物ってのもいいもんだなあ」。結果的に2人の暮らしに大きな変化が起きて来たの
は、視界いっぱいに空が見えるところに出て来たからかな・・・。

情報依存症はありえる?

2015年09月01日 | 日々の風の吹くまま
とうとう9月。正午の気温は15度。暑かった夏がいきなり終わってしまった感じがする。まだ
雨が降っているけど、風は収まった。郊外では未だに数千戸が停電したままだそうで、堪忍
袋の緒が切れそうな気持はよくわかるな。冷蔵庫の食品は傷むだろうし、フリーザーの冷凍
食品だって使いものにならなくなっているだろうし、ネットにつながらないし、スマホは充電で
きないしで、誰だって怒るよね。ワタシのように生業をコンピュータとネットに頼っている人た
ちは商売が上がったりでなおさら・・・。

BCハイドロのウェブサイトにある停電情報のページでは復旧の予想時刻が見られるので、
停電が発生し始めた頃からアクセスが増え、停電の範囲が広がるにアクセスが殺到したの
かダウンしてしまった。そうしたら今度は911番(日本の110番/119番にあたる)に木が
倒れた、停電した、何時に復旧するのかといった電話が殺到してパンク状態になったとか。
911番は人命に関わるような緊急事態で警察や救急車、消防車を呼ぶための番号のはず
だけど、ま、かけた人たちにとっては突然の停電は「緊急事態」だったのかもしれない。

たかが雨風の停電でパニックになって、大地震が起きたらどうするのかという記事があった
けど、必ずしも停電したからパニックになったんじゃないと思うな。今どきの人間はいつでも
どこでも欲しいだけのジョーホーを手に入れられる環境にあるから、何かあるたびに対処方
法を自分の頭で考えるよりも先にググッてしまって、そこで期待したジョーホーが得られな
かったりするとパニックが起きるんじゃないかと思う。情報ハイウェイがもて囃された時代に
始まった傾向が携帯やスマホの普及でいっそう強まって、ジョーホー依存症とでも言うとこ
ろまで来ているのかもしれない。

思い立ってやっとテレビを買って来たカレシ。40インチが想定したメディアルームのスペー
スに収まり切らなくてひと騒ぎ。リビングに置いたら?と言ったら、「小さすぎる。ソファからの
距離だと50インチ以上じゃないとダメだと言ってるから」。まあそう言わずにと、リビングに
予定している置き場で計ってみたら、「小さすぎないか」。まあ、50インチ以上でなきゃダメ
なんてのは映画やスポーツを見る人から出た情報だろうから、うちには当てはまらないと思
うんだけどな。ニュースを見るくらいだったら、大きな画面は精神的に毒じゃないのかな・・・。