らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

Arnold Bax(1883~1953)

2015年08月03日 23時59分59秒 | 山形弦楽四重奏団
 山形Q 第57回定期演奏会にプログラミングしたA.Baxのオーボエ五重奏曲。

 バックスはイギリスの作曲家で、シベリウスなどと同じように若い頃に作曲の才能に任せて作品を残し、晩年はパタッと作曲活動を止めてしまった作曲家です。自身アイルランド系のためアイルランドの民謡を取り入れた独自の作風を確立しました。

 私はヴィオラの作品が多い事もあって、学生時代から色々な作品を好んでレコード等で聴いていたので、親しみが持てる作曲家でしたが、一般的にはそれほど有名ではない作曲家かもしれません。グラズノフやアイアランドなどのように生きた時代の割には古風な作風で、とても聴きやすいロマン派の作曲家と云えるかもしれません。弦楽四重奏曲や交響曲などもとても聴きやすく、知られざるロマンティックに出会えるかも。

 今回、齋藤真美さんが提示して下さった楽譜は現在絶版で、演奏するのも聴くのも貴重な機会だと思います。

 聴くのと演奏するのでは大きく違い、楽譜上はかなり困難なアンサンブルを強いられます。少しでも余裕を持って音楽を奏でられたらと・・・。努力します。

 
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