らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

最上川

2008年10月28日 07時14分11秒 | 大江町
 どうも疲れを上手く抜く事が出来なくて、体内時計が狂っているらしく今日は朝4時30分に目が覚めてしまいました。直接の原因はぴのこが、布団の中でおそそをしたからなのですが・・・・・・。

 もう寝る事が出来そうもないので、近所をドライヴしてきました。山形県の母なる川~最上川はここ大江町の左沢で大きくカーブしています。日本一公園から見る最上川は絶景です。きれいな空気を肺にいっぱい入れてきました。

 大江町のHPによると左沢について以下の記述が見られます。
「江戸元禄以後、 酒田と米沢を結ぶ中継の川港として栄えてきました。 その舟運は、京文化など多くのものをもたらしました。そして、左沢船着場のにぎわいが、山形県の代表的民謡「最上川舟唄」を生みました。

 山形県民謡~最上川舟唄は、「酒田追分節」を本唄の源流に、船頭たちのかけ声と合わせ作られました。 緩急自在でダイナミックな曲調の最上川舟唄は、世界三大舟唄と称され、世界各地で演奏されています。」

 とあります。

 写真を撮った付近には、「最上川舟唄発祥の地」の石碑があります。大江町でも観光の1スポットとしてPRを始めました。
     

 山形弦楽四重奏団は、今年になって幸松肇氏作曲の4つの日本民謡第1番と第2番(全8曲)を集中して演奏してきました。今年7月の第28回定期演奏会で第2番を演奏した時に幸松肇氏が来県して、私達の演奏を聴いて下さいました。打ち上げにも参加していただいた時に「日本民謡の作品は素晴らしいのですが、山形県民謡が入っていないのが唯一の弱点です」と申し上げたところ「最上川舟唄に興味がわいてきているところです」と答えてくれました。

 実はこの最上川舟唄は唄と尺八のユニゾンで演奏される事が多いので、単旋律なのです。さらに変拍子でアレンジがしにくく、色々な作曲家の方が色んなバージョンで再構成していますが、どの作品も苦労して壁にぶちあたっている感じがします。もし幸松肇氏がこの曲を弦楽四重奏に料理したらどんな曲が出来るのがとても楽しみにしています。

 是非実現してほしいのですが・・・・。実は私がアレンジした山形Q版はあるのですが、人前に出すのはあまりにも稚拙で封印しました。笑。

 もう一曲~昭和天皇が作詞した県民歌「最上川」という曲があります。この曲も何とか弦楽四重奏バージョンにしてみたいです。欲を言えば花笠音頭、真室川音頭、新庄節、大黒舞唄など県内各地の民謡を演奏出来るようにしたいと思っています。野望はつきず。

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 牛すじ煮込み定食と月山紅葉 | トップ | 再び訪ねる。 »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最上川舟唄による幻想曲 (balaine)
2008-10-28 23:50:17
ってご存知ですか?
3年前、第1回の庄内国際ギターフェスティバルにおいて、福田進一さんが作曲され、その時は福田さんの他に、鈴木大介、村治香織、大萩康治という普通考えられないような豪華な顔ぶれのギターカルテットで演奏されました。
ギターと弦楽器では違うでしょうが、これを元に山Qも演奏できるのでは?
この曲は、その年、H18年の酒フィル定期でアランフェス協奏曲のソリストを務めて頂いた福田さんがアンコールにソロでもう一度演奏されていますがその後は聴いていません。
また、「最上川舟唄」は酒フィルの演奏会の打ち上げで必ず皆で歌います。昨年のJAOフェスティバルの歓迎レセプションでも全国から集まった各地のアマオケ団員に披露し喝采を浴びました。
いろいろなバージョンの「舟唄」による合奏曲って出来そうですけどね。
返信する
>balaineさん (らびお)
2008-10-29 00:23:55
こんばんは。
お詳しいですね。ギターの曲からの編曲は難しいですね。同じ弦楽器でも基本的に単旋律楽器のヴァイオリンなどの弦楽器と和音楽器のギターそして4度チューニング楽器!!

相当の作曲技術が無いと困難です。8月にいわきで演奏した深井史郎さんの曲もギターと歌の曲からの編曲でしたので、頭を悩ませました。笑。

山形響でも村川氏編曲の最上川舟唄がありますし、チェロと管弦楽曲のための服部公一氏による最上川舟唄もあります。

山形市の作曲家木島由美子さんにもピアノ曲アレンジで有るみたいです。

たくさんのアレンジはあるのですが、弦楽四重奏に直でアレンジまたは、モチーフを使用してのオリジナル曲が欲しいのです。

確かに心うつ良い曲ですね。
返信する
最上川が世界遺産になる前に (narkejp)
2008-10-29 21:30:32
弦楽四重奏で山Q版『最上川舟歌』と『最上川』を!に大賛成。で、最上川が世界遺産に選定されたら、大々的に記念演奏会をぶちかます(^o^)/
それから、私は、「広~き野を~」で始まる格調高い「最上川」の曲も大好きです。子どもの音楽の教科書だか副読本だかに、混声合唱用に編曲された「最上川」を見たことがあります。たしか、編曲者として、山形県の中学校の音楽の先生の組織がクレジットされていたと思いました。
返信する
>narkejpさん (らびお)
2008-10-29 22:45:14
こんばんは。
山形県内の民謡については、順次一生懸命山形Q版を作りたいと思っています。実は「最上川」の方も稚拙な編曲があります。これも封印しています。笑。

もう少し、じっくり腰を据えて適当ではなく力のこもった編曲をしたいと野望を持っています。

その最上川の混声合唱曲聴いてみたいですね。朝のテレビの開始の曲としてしか聴いた事が無いものですから・・・・・・・。
返信する
昭和天皇御歌 (balaine)
2008-10-30 00:25:24
以前、千秋先生が指揮をするときは、山響定期演奏会でも昭和天皇御歌に曲を付けた『最上川』の演奏をしていませんでしたか?
返信する
>balaineさん (らびお)
2008-10-30 00:31:57
再びこんばんは。
その件は、記憶が定かではありません。
少なくてもここ10年くらいは演奏した記憶はないですねぇ。

私は山形響には、その前からエキストラでかなり来ていたのですが山形響で演奏した記憶がないのです。

最上川舟唄の村川氏バージョンは、今でも音楽鑑賞教室で演奏していますけど。
返信する
>らびおさん (torenia)
2008-10-31 00:24:57
最上川の混声合唱曲のMP3が山形県ホームページありますよ♪テレビで耳にするのと同じです。

山形県民の歌-山形県ホームページ
http://www.pref.yamagata.jp/education/child/song.html

山形県民の歌「最上川」が昭和天皇御歌ということを初めて知りました。山形県民でありながら恥ずかしいです。
返信する
>toreniaさん (らびお)
2008-10-31 00:29:51
こんばんは。
良い情報をありがとうございました。

色々な編曲ものに耳を傾けて勉強してみます。

じっくりと取り組みたいと思っています。
返信する

コメントを投稿

大江町」カテゴリの最新記事