おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2018年版「ものづくり白書」の112ページ「図 125-1 製造業の品質保証体制の強化に向けて(2017 年 12 月 22 日公表)」を読みましたが、今日は113ページ「図 125-2 出荷前検査状況のデータ化・検査工程の自動化などの状況」を見ます。
下図から各企業における足下の取組状況を尋ねると、出荷前検査状況のデータ化・検査工程の自動化などにすでに取り組んでいる企業は製造業全体の1割弱にとどまる一方で、約半数の企業が「可能であれば実施したい」と回答しており、まだ全体として導入が進んでいないが、多くの企業がニーズを持っているということがうかがえます。
白書は、品質保証体制を強化していくにあたっては、デジタル技術の積極的な導入や品質データの共有など、ウソのつけない仕組みを構築することが重要であり、昨年 10 月以降に発覚した一連の事案も、このような取組を行っていれば、未然に防止することができた面もあると考えられる。
具体的には、例えば、ロボット、IoT、AI などを活用した、検査結果のデータ化・見える化などを含めた検査工程の自動化が対応策の1つとして考えられる。また、今回のような品質管理に関わる事案や品質欠陥が生じた場合に、紙管理に比べて迅速なトレーサビリティ管理を実現し、リコールなどの被害を迅速かつ最小限にとどめるようにするために、個別の製品に紐づいた各種データをもとにその原因の特定を実施できるようなトレーサビリティシステムを導入・構築することも有効な対応策となってくる、とあります。
「可能であれば実施したい」・・・経営者であれば誰でもそう思いますよね。しかしその投資額をどこから調達しどのように回収していくのか、これを考えると躊躇してしまうのも分かりますよね。
昨日は2018年版「ものづくり白書」の112ページ「図 125-1 製造業の品質保証体制の強化に向けて(2017 年 12 月 22 日公表)」を読みましたが、今日は113ページ「図 125-2 出荷前検査状況のデータ化・検査工程の自動化などの状況」を見ます。
下図から各企業における足下の取組状況を尋ねると、出荷前検査状況のデータ化・検査工程の自動化などにすでに取り組んでいる企業は製造業全体の1割弱にとどまる一方で、約半数の企業が「可能であれば実施したい」と回答しており、まだ全体として導入が進んでいないが、多くの企業がニーズを持っているということがうかがえます。
白書は、品質保証体制を強化していくにあたっては、デジタル技術の積極的な導入や品質データの共有など、ウソのつけない仕組みを構築することが重要であり、昨年 10 月以降に発覚した一連の事案も、このような取組を行っていれば、未然に防止することができた面もあると考えられる。
具体的には、例えば、ロボット、IoT、AI などを活用した、検査結果のデータ化・見える化などを含めた検査工程の自動化が対応策の1つとして考えられる。また、今回のような品質管理に関わる事案や品質欠陥が生じた場合に、紙管理に比べて迅速なトレーサビリティ管理を実現し、リコールなどの被害を迅速かつ最小限にとどめるようにするために、個別の製品に紐づいた各種データをもとにその原因の特定を実施できるようなトレーサビリティシステムを導入・構築することも有効な対応策となってくる、とあります。
「可能であれば実施したい」・・・経営者であれば誰でもそう思いますよね。しかしその投資額をどこから調達しどのように回収していくのか、これを考えると躊躇してしまうのも分かりますよね。