おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の391ページ「第2-3-10図 新事業展開の成否別に見た、新事業展開を実施したことによる効果」をみましたが、今日は397ページ「第2-3-12図 新事業展開の成否別に見た課題」をみます。
下図から新事業展開の成否別及び戦略別に課題を見ると、全体的な傾向を把握すると、戦略に関わらず、人材不足、コストの負担、販路開拓の難しさといった課題が多く挙げられていることが分かります。
これについて白書は、戦略別に課題を見てみると、新市場開拓戦略においては、市場ニーズの把握や情報発信の不十分さ、強みの活用の見極めの難しさ、といった課題が挙げられている。
新製品開発戦略においては、市場ニーズの把握や情報発信の不十分さの他、必要な技術・ノウハウの習得の難しさ、といった課題が挙げられている。
また、多角化戦略や事業転換戦略においても、市場ニーズの把握及び情報発信の不十分さや、強みの活用の見極めや必要な技術・ノウハウの習得の難しさ、が課題となっている。
また、新事業展開の成否別に見ると、新事業展開の戦略別に少しずつ傾向は異なるが、新事業展開に成功していない企業では、市場ニーズの把握や、自社の強みの活用、情報発信といった、マーケティングに関する項目で、課題と感じている割合が高くなっており、マーケティングに関する取組状況の違いが、新事業展開の成否の差につながっている可能性が示唆される、とあります。
政府が掲げる成長戦略が推進していないという指摘がありますが、国レベルでも難しいことは、中小企業にとってはより難しいということがここからもうかがえますね!
昨日は2017年版「中小企業白書」の391ページ「第2-3-10図 新事業展開の成否別に見た、新事業展開を実施したことによる効果」をみましたが、今日は397ページ「第2-3-12図 新事業展開の成否別に見た課題」をみます。
下図から新事業展開の成否別及び戦略別に課題を見ると、全体的な傾向を把握すると、戦略に関わらず、人材不足、コストの負担、販路開拓の難しさといった課題が多く挙げられていることが分かります。
これについて白書は、戦略別に課題を見てみると、新市場開拓戦略においては、市場ニーズの把握や情報発信の不十分さ、強みの活用の見極めの難しさ、といった課題が挙げられている。
新製品開発戦略においては、市場ニーズの把握や情報発信の不十分さの他、必要な技術・ノウハウの習得の難しさ、といった課題が挙げられている。
また、多角化戦略や事業転換戦略においても、市場ニーズの把握及び情報発信の不十分さや、強みの活用の見極めや必要な技術・ノウハウの習得の難しさ、が課題となっている。
また、新事業展開の成否別に見ると、新事業展開の戦略別に少しずつ傾向は異なるが、新事業展開に成功していない企業では、市場ニーズの把握や、自社の強みの活用、情報発信といった、マーケティングに関する項目で、課題と感じている割合が高くなっており、マーケティングに関する取組状況の違いが、新事業展開の成否の差につながっている可能性が示唆される、とあります。
政府が掲げる成長戦略が推進していないという指摘がありますが、国レベルでも難しいことは、中小企業にとってはより難しいということがここからもうかがえますね!