おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の399ページ「第2-3-14図 中小製造業における研究開発費が売上高に占める割合別に見た、営業利益率の推移」をみましたが、今日は401ページ「第2-3-16図 新事業展開の成否別に見た、研究開発における課題」をみます。
下図から研究開発活動の課題について見ると、新事業展開の成否にかかわらず、「必要な技術・ノウハウを持つ人材が不足している」という課題が最も回答が多く、新事業展開に成功した企業では 64.0%となっていることが分かります。
白書は、新事業展開に成功してない企業に着目すると、「研究開発に多額の費用がかかる」という費用面での課題が 35.4%、「研究開発で得た成果を新製品・サービスの実用化に結び付けられない」という実用化に係る課題が 29.4%、そして、「研究開発に時間がかかり、市場の変化のスピードに間に合わない」という時間に係る課題が 26.5%となっている。
これら三つの課題においては、活用できる経営資源に限りがある中小企業が単独で解決するのは難しく、他の企業や専門機関との連携や外部委託等、外部の経営資源を活用していくことが一つの方策であるといえる。
研究開発における外部の経営資源の活用としては、近年、オープンイノベーションが重要視されており、中小企業にとっても研究開発を進める上で有益な取組だと考えられる、とあります。
脚注に、オープンイノベーションとは、企業内部と外部の技術、アイデア等を有機的に結合させることにより、革新的で新しい価値を作り出す活動を指すとありますが、こういう昔からある取組でも新たな言葉で見直して行うことも一つのやり方ということですね!
昨日は2017年版「中小企業白書」の399ページ「第2-3-14図 中小製造業における研究開発費が売上高に占める割合別に見た、営業利益率の推移」をみましたが、今日は401ページ「第2-3-16図 新事業展開の成否別に見た、研究開発における課題」をみます。
下図から研究開発活動の課題について見ると、新事業展開の成否にかかわらず、「必要な技術・ノウハウを持つ人材が不足している」という課題が最も回答が多く、新事業展開に成功した企業では 64.0%となっていることが分かります。
白書は、新事業展開に成功してない企業に着目すると、「研究開発に多額の費用がかかる」という費用面での課題が 35.4%、「研究開発で得た成果を新製品・サービスの実用化に結び付けられない」という実用化に係る課題が 29.4%、そして、「研究開発に時間がかかり、市場の変化のスピードに間に合わない」という時間に係る課題が 26.5%となっている。
これら三つの課題においては、活用できる経営資源に限りがある中小企業が単独で解決するのは難しく、他の企業や専門機関との連携や外部委託等、外部の経営資源を活用していくことが一つの方策であるといえる。
研究開発における外部の経営資源の活用としては、近年、オープンイノベーションが重要視されており、中小企業にとっても研究開発を進める上で有益な取組だと考えられる、とあります。
脚注に、オープンイノベーションとは、企業内部と外部の技術、アイデア等を有機的に結合させることにより、革新的で新しい価値を作り出す活動を指すとありますが、こういう昔からある取組でも新たな言葉で見直して行うことも一つのやり方ということですね!