中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

ネットを求める小規模事業者に対して。。。

2017年11月15日 05時02分30秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」418ページ「第2-3-27図 新事業展開に成功していない企業における市場ニーズを把握する上での課題」をみましたが、今日は420ページ「第2-3-29図 新事業展開の成否別に見た、一般消費者に向けたPR活動」をみます。

下図から、消費者に向けた自社製品・サービスの PR 活動の取組状況について新事業展開の成否別に見ると、新事業展開に成功している企業では、「自社 WEB サイトによる PR 強化」が最も多く 50.6%の回答割合となっており、次に「インターネットを活用した販路拡大」が 42.4%、「店頭における販促活動の強化」が 30.6%となっていることが分かります。

他方で、新事業展開に成功してない企業においては、「自社 WEB サイトによる PR 強化」が 42.9%、「インターネットを活用した販路拡大」が 38.8%、「店頭における販促活動の強化」が 27.6%の回答割合となっており、「特に PR 活動を行っていない」も23.2%となっています。

次に、情報戦略の立案・実行に係る課題を見ると、新事業展開に成功していない企業では、「情報戦略を立案・実施するノウハウを持った人材が不足している」という人材面での課題が51.9%と最も多く、次いで「実行した情報戦略を評価・検証し、改善する社内体制が整備されていない」という評価・検証に係る取組への課題が 34.3%となっていることが分かります。

「自社 WEB サイトによる PR 強化」や「インターネットを活用した販路拡大」の重要性を十分に感じているが、具体的な行動に移せない事業者に対して、我々支援者は何をすべきなのか、ここを検討せよということですね!

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情報戦略に取り組んでいますか??

2017年11月14日 05時01分26秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」416ページ「第2-3-25図 新事業展開の成否別に見た、市場ニーズの把握を行う部門」をみましたが、今日は418ページ「第2-3-27図 新事業展開に成功していない企業における市場ニーズを把握する上での課題」をみます。

下図から、市場ニーズの把握に向けた課題を見ると、新事業展開に成功していない企業では、「市場ニーズを収集・分析するノウハウを持った人材が不足している」という人材面での課題が 46.2%、「市場ニーズを収集・分析するために必要なコストの負担が大きい」が 22.1%となっていることが分かります。

次に、情報戦略の立案・実行に向けた取組状況について、新事業展開の成否別に見ると、新事業展開に成功している企業ほど、情報戦略の立案・実行を実施している傾向にあることが分かります。

ということで、白書は情報戦略に入ってきましたが、小規模事業者は、数年前に、やっつけ仕事で作成した自社のHPを見直そうという動きがあるように感じています。読み進んでいきます!!
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社外にも相談を持ちかけてみよう!!

2017年11月13日 05時00分57秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」413ページ「第2-3-23図 新事業展開の成否別に見た、市場ニーズ把握に向けた取組状況」をみましたが、今日は416ページ「第2-3-25図 新事業展開の成否別に見た、市場ニーズの把握を行う部門」をみます。

下図から市場ニーズの把握に向けた社内体制について見ると、新事業展開の成否によらず、「社内の営業部門・担当者」が市場ニーズの把握を行っている傾向にあることが分かります。

他方で、新事業展開に成功した企業では、51.7%の企業が「社内の経営企画部門・担当者」が市場ニーズを把握していると回答しているが、当該項目において、新事業展開に成功していない企業の回答割合は 39.2%となっています。

これについて白書は、自社の事業運営の方向性を決定する「社内の経営企画部門・担当者」が市場ニーズの把握に関与することで、市場ニーズに合致した新製品・サービスを市場に投入することができ、新事業展開の成功につながっているものと推察される、とあります。

次に、新事業展開の成否別に見た、主な相談相手を見ると、新事業展開の成否によらず、顧客や取引先に相談する割合が高いことが分かります。

次いで、他の経営者・知人や業界団体・経済団体が相談相手になる傾向にあります。他方で、新事業展開に成功している企業では、上記の情報源に加えて、民間金融機関にも相談している傾向にあります。

経営資源に限りのある中小企業にとっては、適切な社内体制を構築できない場合も想定されることから、社外に相談を持ちかけることも、市場ニーズの把握に向けて重要な手段となり得るということですね!!
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ニーズをどのように把握していますか??

2017年11月12日 07時52分36秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」411ページ「第2-3-20図 新事業展開の成否別に見た、自社の強み」をみましたが、今日は413ページ「第2-3-23図 新事業展開の成否別に見た、市場ニーズ把握に向けた取組状況」をみます。

下図から新事業展開の成否別に市場ニーズの把握に向けた取組状況を概観すると、新事業展開に成功した企業と成功していない企業、いずれも実施割合は高いものの成功している企業の方が、取り組んでいる割合が高いことが分かります。

次に、新事業展開に成功している企業の市場ニーズの把握方法について見ると、新事業展開の成否にかかわらず、「顧客や取引先との日常的なやり取りを通じた情報収集及び分析」の回答割合が高いことが分かります。

この結果について白書は、中小企業にとって、こうした日常的なやり取りは市場ニーズの把握に向けて欠かせない情報収集源となっていることがうかがえる。

新事業展開の成否で回答に差が生じている取組について分析してみると、「インターネットによる情報収集」や「新聞、テレビ等による情報収集」といった取組を挙げることができるが、総じて、新事業展開に成功した企業とそうでない企業で取組には大きな差がない、とあります。

顧客との日常的なやり取りというニーズは、自社しか把握できていない情報なので、成功の要因になるということなのでしょうね!!
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自社の強みをあぶり出す!!

2017年11月11日 06時47分22秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」409ページ「第2-3-18図 新事業展開の成否別に見た、自社の強みの把握に向けた取組状況」をみましたが、今日は411ページ「第2-3-20図 新事業展開の成否別に見た、自社の強み」をみます。

下図から自社の強みの具体的な内容について見ると、「顧客の要望に応じた柔軟な製品・サービスの生産・提供」は、新事業展開の成否によらず、強みと感じている企業が多く、他方で、「市場ニーズの把握力」や「市場ニーズを反映した製品・サービスの開発力」といった強みは、新事業展開に成功した企業と成功していない企業で差が生じていることが分かります。

この結果について白書は、市場のニーズを的確に把握できるような取組を行うことが、新事業展開の成功に影響していることが示唆される、とあります。

次に、自社の強みの把握に係る課題を見ると、新事業展開に成功していない企業では、「自社の強みを把握・分析するノウハウを持った人材が不足している」といった人材面での課題や、「自社の強みを把握・分析するために必要なコストの負担が大きい」という費用面の課題を抱えている状況が見て取れます。


また、中小企業が自社の強みを活用する上での課題を把握するため、第 2-3-22 図を見ると、新事業展開に成功していない企業は、人材面での課題が 5 割弱の回答となっており、加えて、コスト面や他社との差別化に関して、自社の強みの把握の際と同様の課題を感じていることが分かります。

中小企業の場合、「弱み」と「脅威」に話が集中してしまうことがあるので、十分に織り込んだ上で、「強み」と「機会」をうまくリードしながらあぶり出していくのが、我々、専門家の役割なのでしょうね。

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御社の強みは何ですか??

2017年11月10日 05時03分06秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」407ページ「第2-3-17図 マーケティング活動有無別に⾒た、経常利益率の傾向」をみましたが、今日は409ページ「第2-3-18図 新事業展開の成否別に見た、自社の強みの把握に向けた取組状況」をみます。

下図から新事業展開の成否別に自社の強みの把握に向けた取組状況を見ると、新事業展開に成功している企業ほど、自社の強みの把握に向けた取組を実施している傾向にあることが分かります。

次に、自社の強みの把握方法について見ると、全体では、「社内での議論による自社の強みの洗い出し」が最も多くなっており、新事業展開に成功した企業では 66.8%、新事業展開に成功していない企業においても62.6%の回答割合となっていることが分かります。

続いて、新事業展開に成功した企業と成功していない企業の違いを見ると、「他社との差別化に向けた分析」においては、新事業展開に成功した企業で 54.6%であるのに対して、成功していない企業では 49.5%となっており、また、「販売データ、口コミ等に基づく分析」においては、新事業展開に成功した企業で40.5%であるのに対して、成功していない企業では34.3%となっています。

この結果について白書は、新事業展開に成功している企業においては、自社内だけの分析にとどまらず、競合他社との違いを分析している傾向にあることや、外部から見た自社の評価等、定量的な分析を通じて自社の強みを把握している傾向にある、とあります。

「敵を知り己を知れば百戦殆からず」ではないですが、まず、他社と比較して自社の強みが正しく把握できていることが、経営戦略構築の基本です。とはいうものの、経営者と話をしていても、この客観的な把握を行えている方は皆無に等しいのが実情です。ですので、中小企業診断士といった第三者を入れることをオススメします!!

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マーケティング活動を実施すると利益が増加する!!

2017年11月09日 04時25分14秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」401ページ「第2-3-16図 新事業展開の成否別に見た、研究開発における課題」をみましたが、今日は407ページ「第2-3-17図 マーケティング活動有無別に⾒た、経常利益率の傾向」をみます。

下図から四つのマーケティング活動を全て実施している企業と、いずれも実施していない企業とで、経常利益率を比較した図を見ると、マーケティング活動全て実施している企業の方が、経常利益率が増加傾向にあることが分かります。

四つのマーケティング活動について白書は、、新事業展開の課題として、自社の強みを活かせる事業の見極めが難しい、市場ニーズの把握が不十分、自社の情報発信が不十分である、という三つの課題に対する方策を考察していくため、①自社の強みの把握、②市場ニーズの把握、③自社の製品・サービスの PR 活動を実施する情報戦略の立案・実行、をマーケティング活動の要素として捉える。

加えて、事業の運営活動においては、実施したマーケティング活動の評価・検証を行い、成功や失敗の原因を探っていき、改善につなげていくことが、今後の成長に向けて重要な取組になる。

そこで、本節では、④マーケティング活動の評価・検証をマーケティング活動の項目として上述した三つのマーケティング活動に加え、本節ではマーケティング活動とは、これら四つの活動を指す。とあります。

結論としてはマーケティング活動を実施した企業の業績が良いとなるのでしょうか、その理由は何でしょうか。詳しく読んでいきます!!

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新事業展開の成否の鍵は??

2017年11月08日 05時00分45秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」399ページ「第2-3-14図 中小製造業における研究開発費が売上高に占める割合別に見た、営業利益率の推移」をみましたが、今日は401ページ「第2-3-16図 新事業展開の成否別に見た、研究開発における課題」をみます。

下図から研究開発活動の課題について見ると、新事業展開の成否にかかわらず、「必要な技術・ノウハウを持つ人材が不足している」という課題が最も回答が多く、新事業展開に成功した企業では 64.0%となっていることが分かります。

白書は、新事業展開に成功してない企業に着目すると、「研究開発に多額の費用がかかる」という費用面での課題が 35.4%、「研究開発で得た成果を新製品・サービスの実用化に結び付けられない」という実用化に係る課題が 29.4%、そして、「研究開発に時間がかかり、市場の変化のスピードに間に合わない」という時間に係る課題が 26.5%となっている。

これら三つの課題においては、活用できる経営資源に限りがある中小企業が単独で解決するのは難しく、他の企業や専門機関との連携や外部委託等、外部の経営資源を活用していくことが一つの方策であるといえる。

研究開発における外部の経営資源の活用としては、近年、オープンイノベーションが重要視されており、中小企業にとっても研究開発を進める上で有益な取組だと考えられる、とあります。

連携先が中小企業であると経営資源に制約が生じてしまうし、大きな経営資源を有する相手だと、自分のやりたいようにれんけいできないし・・・、連携を推進するのは、そんなに容易ではないということは念頭においておかなくてはなりませんね。。。

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研究開発活動はすべての原点である!!

2017年11月07日 05時00分28秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」398ページ「第2-3-13図 業種別、従業員規模別に⾒た、中⼩企業における研究開発の実施割合」をみましたが、今日は399ページ「第2-3-14図 中小製造業における研究開発費が売上高に占める割合別に見た、営業利益率の推移」をみます。

下図は、2002年度から 2016 年度までの各年度を通じた、研究開発費が売上高に占める割合が 0%、0%超 2.5 未満、2.5%以上の 3 区分に分類し、売上高経常利益率の推移を見ると、売上高に占める研究開発費の割合が高いほど、営業利益率も高水準にあり、研究開発活動と営業利益率には相関があることが示唆されます。

次に、新事業展開の戦略別及び成否別に研究開発の実施割合を見ると、販路開拓が重要な課題となる新市場展開戦略に比べて、新製品開発戦略や多角化戦略、事業転換戦略といった戦略においては、新事業展開に成功した企業ほど研究開発活動を実施しており、研究開発活動が重要な要素となっていることが見て取れます。

研究開発が利益を高めるという認識はありましたが、考えてみれば、それは販路開拓も成功させているということですね。つまり、研究開発活動は企業を発展させる原点ということですね。納得ですね~!!

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新事業展開に成功しない理由は何ですか??

2017年11月06日 04時45分19秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」399ページ「第2-3-14図 中小製造業における研究開発費が売上高に占める割合別に見た、営業利益率の推移」をみましたが、今日は401ページ「第2-3-16図 新事業展開の成否別に見た、研究開発における課題」をみます。

下図から研究開発活動の課題について見ると、新事業展開の成否にかかわらず、「必要な技術・ノウハウを持つ人材が不足している」という課題が最も回答が多く、新事業展開に成功した企業では 64.0%となっていることが分かります。

白書は、新事業展開に成功してない企業に着目すると、「研究開発に多額の費用がかかる」という費用面での課題が 35.4%、「研究開発で得た成果を新製品・サービスの実用化に結び付けられない」という実用化に係る課題が 29.4%、そして、「研究開発に時間がかかり、市場の変化のスピードに間に合わない」という時間に係る課題が 26.5%となっている。

これら三つの課題においては、活用できる経営資源に限りがある中小企業が単独で解決するのは難しく、他の企業や専門機関との連携や外部委託等、外部の経営資源を活用していくことが一つの方策であるといえる。

研究開発における外部の経営資源の活用としては、近年、オープンイノベーションが重要視されており、中小企業にとっても研究開発を進める上で有益な取組だと考えられる、とあります。

脚注に、オープンイノベーションとは、企業内部と外部の技術、アイデア等を有機的に結合させることにより、革新的で新しい価値を作り出す活動を指すとありますが、こういう昔からある取組でも新たな言葉で見直して行うことも一つのやり方ということですね!

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いずれの業種も研究開発を行っている!!

2017年11月05日 06時15分13秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」397ページ「第2-3-12図 新事業展開の成否別に見た課題」をみましたが、今日は398ページ「第2-3-13図 業種別、従業員規模別に⾒た、中⼩企業における研究開発の実施割合」をみます。

下図から中小企業の研究開発活動への取組実態を見ると、中小企業全体では、研究開発活動を実施している割合は 2.5%と低いが、業種別に見ると、製造業、情報通信業、卸売業が相対的に割合の高い業種となっていることが分かります。

白書は、このうち、個人企業では、いずれの業種でも研究開発を行っているのはごく僅かである。法人形態を取る中小企業について従業員規模別に見ると、従業員規模の大きな企業ほど、研究開発活動を実施している割合が高く、特に製造業においてはその傾向が顕著である、とあります。

ここでいう研究開発とは「新製品または新技術の研究開発を⾏った」と回答した企業数のことですが、少ないとは言え製造業以外でもいずれの業種で研究開発を行っているという認識を持たなくてはならないということですね!

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新事業展開には課題が多すぎる!!

2017年11月04日 06時21分50秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」391ページ「第2-3-10図 新事業展開の成否別に見た、新事業展開を実施したことによる効果」をみましたが、今日は397ページ「第2-3-12図 新事業展開の成否別に見た課題」をみます。

下図から新事業展開の成否別及び戦略別に課題を見ると、全体的な傾向を把握すると、戦略に関わらず、人材不足、コストの負担、販路開拓の難しさといった課題が多く挙げられていることが分かります。

これについて白書は、戦略別に課題を見てみると、新市場開拓戦略においては、市場ニーズの把握や情報発信の不十分さ、強みの活用の見極めの難しさ、といった課題が挙げられている。

新製品開発戦略においては、市場ニーズの把握や情報発信の不十分さの他、必要な技術・ノウハウの習得の難しさ、といった課題が挙げられている。

また、多角化戦略や事業転換戦略においても、市場ニーズの把握及び情報発信の不十分さや、強みの活用の見極めや必要な技術・ノウハウの習得の難しさ、が課題となっている。

また、新事業展開の成否別に見ると、新事業展開の戦略別に少しずつ傾向は異なるが、新事業展開に成功していない企業では、市場ニーズの把握や、自社の強みの活用、情報発信といった、マーケティングに関する項目で、課題と感じている割合が高くなっており、マーケティングに関する取組状況の違いが、新事業展開の成否の差につながっている可能性が示唆される、とあります。

政府が掲げる成長戦略が推進していないという指摘がありますが、国レベルでも難しいことは、中小企業にとってはより難しいということがここからもうかがえますね!

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クラウドファンディングはたったの3%!!

2017年11月03日 05時18分33秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」390ページ「第2-3-9図 新事業展開の戦略別、成否別に見た、新事業分野の選択において重視する点」をみましたが、今日は391ページ「第2-3-10図 新事業展開の成否別に見た、新事業展開を実施したことによる効果」をみます。

下図から新事業展開を実施したことによる効果を見ると、新事業展開に成功した企業は、「売上高の増加」や「利益の増加」といった業績面での効果に加えて、「従業員の意欲向上」、「企業の知名度向上」といった点にも効果を感じていることが見て取れます。

次に、新事業展開に係る資金調達方法について見ると、民間金融機関からの融資が最も多く、続いて政府系金融機関からの融資、公的補助金・助成金となっていることが分かります。

白書は、近年、注目されているクラウドファンディングについては「活用している」及び「活用を検討している」、の回答を合わせても 3%程度であり、中小企業の新事業展開の際の資金調達手段としては活用されていないことが分かる、とあります。

現場でも資金調達先としてクラウドファンディングが度々候補に挙がりますが、実際には、その知見がないので、いつも見送ってしまっています。恐らくそういうことからたったの3%となってしまうのでしょうね!!

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新事業展開の成否の鍵は何か??

2017年11月02日 05時05分41秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」389ページ「第2-3-8図 関心のある新事業分野」をみましたが、今日は390ページ「第2-3-9図 新事業展開の戦略別、成否別に見た、新事業分野の選択において重視する点」をみます。

下図から第 2-3-1 図で示した新事業展開の戦略別及び新事業展開の成否別に、新事業展開の事業分野の選択において重視する点を見ると、新事業展開の戦略の違いに関わらず、「既存事業の技術・ノウハウが活かされる」という点や、「市場規模が大きい・成長性が見込まれる」といった点を重視している傾向にあることが分かります。

白書は、特に、事業転換戦略においては、「市場規模が大きい・成長性が見込まれる」といった点に関して、新事業展開に成功した企業の方が重視していることが分かる。

戦略別に特徴を見てみると、(1)新市場開拓戦略においては、「知名度・信用力が活かされる」といった点において、また、(2)新製品開発戦略においては、(1)と同様の「知名度・信用力が活かされる」という点の他、「必要な認可等を取得している」という点、続いて、(3)多角化戦略においては、「多額の投資を必要としない」という点、(4)事業転換戦略においては、「連携相手がいる」という点で新事業展開に成功した企業の方が重視している傾向がある。

(3)多角化戦略や(4)事業転換戦略は、他の戦略と比較して、成功する割合が低いため、新事業展開の際には、投資額の抑制や連携相手を探すなど、慎重に検討する傾向にあることが示唆される、とあります。

要するに、新事業展開の成否は自社の強みに応じた新事業展開の戦略を選びなさい!ということですね!!

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興味がある新事業分野は何ですか??

2017年11月01日 05時00分56秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」387ページ「第2-3-6図 新事業展開の成否別に見た、経営者年代」をみましたが、今日は389ページ「第2-3-8図 関心のある新事業分野」をみます。

下図から新事業展開の成否別に関心のある新事業分野を見ると、既に展開している分野としては、「環境・エネルギー」や「医療機器・ヘルスケア」が多い傾向にあることが分かります。

他方で、今後、関心のある分野としては、「AI、ロボット」や「自動運転」といった分野が多い傾向にあることも分かります。

環境、エネルギー、医療は高度な教育を受けないと難しいような気がするのでこれは見送るとして、観光、農業、スポーツ・文化は地域で取り組めそうな気がしますね!!

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