報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

小説の途中ですが、ここでコメントレス&雑記を掲載します。

2015-04-30 20:34:36 | 日記
 先ほど、仙台から無事に帰って来た所だ。
 信仰のことなど忘れて、それなりにパーッとできたと思う。
 途中で多摩準急先生とも合流できて、色々と話も聞いてもらったし。
 さて、山門入り口さんから定期的にコメントを頂戴している。
 こんな拙いブログに興味を持って頂き、誠にありがたい。

>>日曜・祝日は運休の為、顕正会員の利用が無いばかりか、バスの存在すら知られていないものと思われる。

>どんだけ過疎地なのかと思ってしまう。
>仙台市とは名ばかりの場所なんでしょうね。(^^;

 私が乗った10時台の便は満席ではないにせよ、コミュニティバスにしてはそこそこ賑わっていた方だと思う。
 見ていると病院通いのお年寄りと、小さな子供を連れた母親の利用客が多かったところを見ると、正にそうなのだろう。
 いかに私が場違いな乗客かが分かった。
 だからといって、別に不審顔で見られたわけではないが。
 件のバス路線の沿線には病院や診療所がいくつかあり、そこへの需要を見出したようである。
 私は地下鉄富沢駅前で下車したが、そこでの下車客は私だけだったくらいだ。
 だから、医療機関が休みの日祝日は全便運休なのだろう。
 顕正会員が利用すれば、特に日曜勤行や夕勤行などの時間に合わせたダイヤを組んでくれると思われるが、当然実態は【お察しください】。
 仙台市東部の創価学会若林平和会館と比べれば、その賑わい方は雲泥の差である。

>>バスは満席だったので、予約のタイミングが遅れたら、やっぱり乗れなかったでしょう。

>顕正会員風にピジティブに功徳だ!ご守護だ!と思いこみましょう。

 東北新幹線が停電で関係者や利用者が右往左往している中、高速バスは渋滞に巻き込まれることもなく、ほぼダイヤ通りに運行できたのだから、確かに素直にラッキーだったと思う事にしよう。
 今日だってタクシーの運ちゃんにそんな話をしたら、
「お客さん、ラッキーだったねぇ……」
 なんて言ってたもの。

>>どうやら、メーデーに私が「本当に」行動すると思って、ようやっと御本尊も動いてくれたようです。

>やはり、思いこみの功徳より、もっと実感できる功徳を~と、要求しましょう。
例えば、御山に毎月行ってるのだから、げ、げ~ゴボゴボ。。。。
げ~ゴボゴボ、の祈りが足りないから、ユタに彼女が出来るような奇跡(功徳)がないんだと!
きっと、拡声器を以て三門前で訴えれば、お聞き届けされるかも。

 大石寺三門前で拡声器を持っているだけで、妙観講員さんに取り押さえられそうですねぇ……。
 いや、ポリ銀さんのブログに、何か私に言ってるのかと思うような記事がありますけども、確かに月イチ登山して、功徳ゼロかよとなったら、文句の1つでも言いたいですからね。
「入信したらすぐに功徳がウハウハなワケありません」
 とか、誰かが言ってまして、そりゃそうだろうとは思います。
 しかし、さすがにここまで回数を重ねて来ているのに何も無いというのは、少し筋が通らないのではないかと。
 権兵衛さんが仰ってましたが、功徳の無い本尊は廃仏毀釈されてしかるべきだと思います。

>ユタに彼女が出来るような奇跡(功徳)

 多分、今の宗門に私に合う人がいないんだと思います。
 他宗にはいるけども、当然私の信心では、その為に他宗に移籍することになるでしょう。
 御本尊としては、それは阻止しないといけない。
 だが、しかし……というわけで、現状が維持されている状態なんでしょうね。

>>あともしくは手を出したら犯罪者扱い間違い無しの少年部員か……(もちろん家族連れ)。

>大丈夫です。
光源氏計画があります。
今のうちに手なずけて「大きくなったら、ユタお兄ちゃんのお嫁さんになってあげる」と言う、子供を育成しましょう。

 その前に通報されると思いますw

>>私のような年代の新規入信者は、なかなかいないようです。

>顕正会本部会館、東京会館側の公園にたむろしてる、顕正会員を折伏してたくさん引き入れて貰えば、同年代の人も増えますよ。
ぜひ、メーデーには、顕正会員を折伏に行け~と、声を上げて、御講に出会いをと訴えてください。

 顕正会員は罪障強いから、あんまり気が進みませんな〜。
 うちの支部も、恐らく見放していると思います。
 だから、一般人に対する街折やベトナム人の入信で茶を濁しているものと思われます。

>追伸。
冬コミまでに可愛いレーヤーさんの彼女を見つけて、その友達を紹介して下さい。
わたしは、広宣流布より大事だと心より思ってます。
夢の実現に向けて、メーデーを頑張ってくださいね。

 やはり、行き着く所は宗外ですか。
 もし仮に山門入り口さんの通りに夢が実現したら、エンディングは私の脱講になるのではないかと。
 無宗教に戻るか、できた相手が特定の宗教人であれば、そちらに私が入信することになるかのどちらかになるでしょう。
 ただ、さすがにアレフや朝鮮半島がルーツの統一教会やその他在日系キリスト教団などとは異体同心できないので、さすがにその時は折伏することになりそうです。
 まあ、メーデーがどれだけ効果があるのか、おかげさまで給与水準が低い警備業界の中において、年2回のボーナス支給は維持されてますがね。
 御本尊に対するメーデーは、どれだけ効果があるのやら……。

 顕正会では、逆に独り者でいることが喜ばれる。
 無論家族を持っていても、活動に何の支障も来たさなければ、少なくとも男子部内では英雄扱いである。
 これは浅井会長やその他大幹部が言っているのではなく、会内で流れている空気だ。
 うだつの上がらない男ばかりの組織にいたせいか、私が冗談で、
「貞操だけなら、我々高僧になれますよ」
 と言ったら、皆で笑っていた記憶がある。
 昔の話だ。
 昔の顕正会はヒドかったと言う人もいるが、少なくとも私がいた組織では、ああやって肩や背中を叩き合って笑い合えた余裕があった。
 それが楽しくて、足掛け10年いられたんだと思う。
 対して今の法華講はどうだろう。
 全然楽しくない。
 楽しくなかったから、たかだかちょっとした魔くらいで塔中坊を辞めたんだと思う。

 これを先代のブログで愚痴ったところ、どこかの信徒が、
「法華講は楽しむ為の組織ではない!」
 と指摘してきたため、こりゃダメだと思ったものだ。
 人との和を円滑に図る為に、楽しみも必要だということを知らないのだろうか?
 それとも、根本的に私が間違っているか?
 それが無くてつまらぬ組織だと言うだけで謗法か。

 いずれにせよ、何か転機でも無いことには、私のストライキはまだ続きそうである。
コメント (10)
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“大魔道師の弟子” 「旭川滞在」 8

2015-04-30 08:24:54 | ユタと愉快な仲間たちシリーズ
[4月23日10:00.天候:曇 JR旭川駅 稲生ユウタ&マリアンナ・スカーレット]

「この駅、2回目だ」
「そうですね。最初に来た時は、まさかあんなことになるとは思いませんでした」
「ああ……」
 2人は駅構内にある“みどりの窓口”へ向かった。
 そこには書店でも一般販売されている大型の時刻表が置いてあるのだが、背表紙には『北海道旅客鉄道』と書かれている。
 これがユタの実家の最寄りである大宮駅や北与野駅、マリアの屋敷の最寄りである白馬駅なら『東日本旅客鉄道』と書かれているわけだが、一般販売用の物にはその時刻表の目玉となるキャッチフレーズや、交通新聞社としか書かれていない。
 パッと見、一般用と同じように見えるのだが、大きな違いはホテルなどの広告が掲載されていないことである。
「早く出ましょうか?」
「師匠のことだから、それは難しいと思うよ」
「……ですよねぇ。じゃあ、チェック・アウトぎりぎりの電車で、尚且つ新千歳空港まで直通で行く電車……が、ちゃんとある」
「それで行こう」
「はい」
 ユタは申し込み用紙に書き込んだ。
 そこでユタ、あることを思いつく。
「あー、そうか。“スーパーカムイ”はグリーン車無いんだよなぁ……」
「は?」
「グリーン車にしようと思ったのに、残念だったなぁ……」
 ユタは藤谷のセリフの真似をした。
 しかしマリアは額面通りに捉えたのか、
「確かに師匠はそれくらいの金は持っているけど、そんなの拘らない人だから心配無いよ」
 と、普通に返してきた。
 空いてる席ならどこでもいいという性格なのはユタも知っている。
 だからこそ、今宿泊しているホテルもごく普通のビジネスホテルなのだ。
 もし自分の地位に合わせたレベルを求めるのなら、もっと高いシティホテルに泊まっていることだろう。
 あまり地位には拘らない性格、アルカディア王国の宮廷魔導師の話を蹴ったのもその一環だ。
「どうせその先の飛行機も、マイナーなローカル線だから、エコノミークラスしか無いんだろう?」
「まあ、そうでしょうね。航空会社も初めて聞くなぁ……」
「だったら尚更だよ。それでも心配なら、その列車、飛行機で1番高いのを取ればいい」
「じゃあ、指定席にしましょう。指定席料金は……ゴールデンウィーク前だから、1番安い金額だったはずです」
 ユタはチョイチョイと用紙に書き込んで、
「じゃ、ちょっと行ってきます」
「ああ」
 窓口の列に並んだ。
 その間、マリアは整然と並べられたパンフレットに目を通していた。

 しばらくして、
「取れました。3人分」
 意気揚々と引き揚げて来るユタ。
「早いな」
「ゴールデンウィーク前の静けさかもしれませんね。あとは、785系が来るか、789系が来るか……」
「……そこはユウタの運に任す。どっちが当たり外れかあるの?」
「特に無いです。どっちも一長一短って感じ」
 ユタはあっけらかんと答えた。
「じゃあ、戻ろう。洗濯も終わってるだろう」
「あ、そうか」

[同日10:15.ユタ達の宿泊しているビジネスホテル ユタ、マリア、エレーナ・マーロン]

 ホテルに戻ると、フロントに見覚えのある人物がいた。
「エレーナ!」
 マリアよりはもう少し赤に近い色の金髪にウェーブを掛けて、背中まで伸ばしている。
「ん?おー、マリアンナ。……と、ユウタレスカ」
「は?え?」
「こら。私の弟弟子を悪魔名で呼ぶな」
 マリアは眉を潜めて、ダンテ一門の別の弟子に文句を言った。
「はははっ(笑)、冗談冗談。で、なに?デートしてたの?」
「なっ……」
 マリアは同僚(?)にからかわれて顔を赤らめた。
「あ、いや……帰りの電車のキップを買いに行ってたんです」
 代わりにユタが答えた。
「ふーん……。買う物によっちゃ、デートだよね。つい、カチューシャでも買いに行ったのかと思ったよ」
「まあ……確かに、僕が買ってあげたものですけど……」
「マジで!?いいなぁ!アタシもこういう弟弟子が欲しいなぁ!」
「だったら、ポーリン師に頼めよ。薬師系は人手不足なんだろう?」
「この業界、どこも人手不足だよ」
「業界……。あ、マリアさん、あれを……」
 ユタはコインランドリーの方を指さした。
「ん?なに?」
「僕が行ってきますよ」
「ああ。こいつの相手は私がしとくから」
「コイツ……」
 ユタはコインランドリーの方に行き、マリアは、
「そっちで話そう」
 モーニングタイムが終わり、普通のカフェとして営業している朝食会場へ促した。
「わーい!マリアンナの貢ぎー!」
「アホか!奢りと言え!」
「ゴチっス!」
「あ……!」
 見事にはめられたマリアだった。
 魔道師同士にも、色々とあるようで……。

 で、
「アールグレイのストレートを1つと……。エレーナは?」
「ブルーマウンテン」
「ブルーマ……って、こら!私にタカっておいて、私より高いの頼む気か?」
「じゃ、モカ」
「モカ1つ」
「かしこまりました」
 注文をし終えた後で、
「さっきのコ、どこへ?」
「まさかの長期滞在になったもんだから、溜まった洗濯物を洗ってたんだ。ここ、洗濯機あるし……」
「最近のビジネスホテルにはよくあるよねー。マリアンナと一緒に?」
「ああ。別に、変な意味は無いぞ!」
「後で下着の数、数えておいた方がいいかもね」
「アホか!……だいたい、エレーナは何の用で来たんだ?師匠なら多分、今日1日いないぞ?」
「ああ、違うよ。今日はマリアンナ……というか、あのコに用があって来たから」
「なに!?」
 マリアは思わず、魔道師の杖を握った。
「違う違う。変な意味じゃないって、“宅急便”の仕事だから」
「え?」
 エレーナは椅子に掛けていた自分のローブの中から、1枚の封筒を出した。
「メール便みたいだけど、ちゃんとサインはもらうからね」
「ユウタ君宛てか。差出人は誰だ?」
「“宅急便”なんだから、荷主さんって言ってよ。裏に書いてある」
 マリアが言われた通りひっくり返すと、そこには藤谷春人と書かれていた。
「あの人か」
「稲生君に頼まれていた航空券が中に入ってるんだって」
「藤谷さん、わざわざエレーナに頼んだのか……」
 マリアは意味が分からないといった感じで首を傾げた。
「うちの先生やマリアンナの先生みたいに、政財界との太いパイプは自然にできるものじゃないからね。こういう、下積みの時から築き上げて行くものなんだって。藤谷組はまだまだ伸びそうだから、今のうちにパイプをね……」
「なるほど……。じゃ、営業掛けたのか」
「まあね」
「オマエのことだから、相当吹っ掛けたんじゃないのか?」
「いや、全然。相場通りの運賃をもらったよ」
「相場?宅急便のか?」
 ホテルのサービスの1つに宅配便の送受もある。
「ううん。バイク便とメッセンジャー」
「何その1番高い水準の相場は……!」
 マリアは、エレーナには既に“強欲の悪魔”マモンが憑いているのではないかと思ったそうだ。
コメント (8)
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