伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

なるべく放射性セシウムを取り込まないようにするには

2011-06-11 21:50:44 | 放射能問題
「食品と暮らしの安全」 2011年6月号の記事より紹介します。
(NPO食品と暮らしの安全基金 旧称:日本子孫基金)

日本子孫基金という名称を御存知の方もいらっしゃるだろう。

ポストハーベストの危険性を訴え、化学物質の健康被害の情報発信に取り組んできた。
輸出国側が、船荷の小麦粉に虫がわかないように農薬を振り入れている映像を見た時は、非常にショックだった事を覚えている。
ここ数年は微量栄養素が不足すると発達障害につながることを検証し、きちんとした食材を摂らないと健康被害を引き起こすと警鐘を鳴らしてきた。

浜岡原発を止めようと、2006年「放射能で首都圏消滅」(三五館)を出版し、老朽化した浜岡原発の問題点を指摘してきたが、東日本大震災と福島原発に置き換えて読むと、耐震偽造などあまりにもリアルな内容と新聞の書評にも紹介され、皮肉なことに原発事故後増刷を重ねている。

放射能とはこれから否応なく付き合っていかなければならない。
対策を練って対処していきましょう。

なるべく放射性セシウムを取り込まないようにするには 「食品と暮らしの安全」NO.266より

原発事故後大量に空気中に放出された放射性ヨウ素は半減期が8日なので、そろそろ消えてしまいます。
これからは放射性セシウムの取り込みを減らすことを考えます。

セシウムはカリウムと同じように取り込まれると考えられています。
カリウムは多くの食品に大量に含まれているので、まともな食品や精製されていない食品を食べていればカリウム不足にはなりません。

ところが現在は精製食品が増えているので、食生活がかたよって精製食品ばかり食べていると、カリウム不足になります。

たとえば、グラニュー糖、角砂糖、コーヒーシュガー、ブドウ糖果糖液糖はカリウム含有量はほぼゼロ。
甘いものが好きで、甘い炭酸飲料をよく飲む人はカリウム不足になりやすいのです。

上白糖は100g中2mg、三温糖は13mg、蜂蜜は13mg、和三盆糖は140mg、メープルシロップは230mg、黒砂糖は1100mgのカリウムを含んでいます。

食生活を少し見直すだけでカリウムを補給できるので、放射性セシウムの取り込みを減らすことが出来ます。

サトウキビやメープルシロップの産地は原発事故の影響を受けていないので、放射能汚染の心配はありません。