伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

福島第一原発事故後の放射能問題について 質問しました

2011-06-21 23:54:06 | 放射能問題
佐倉市議会一般質問の昨日分が今日ケーブルテレビで放映された。
たまたま気がついて観てみたが、40分間で編集されているので、
低線量被ばくの問題点を取り上げた、後半部分がカットされていて残念。

質問の主旨は佐倉市が放射能の測定値を、福島の暫定基準値に当てはめて問題ないと説明している問題点。

文部科学省は、福島県の幼稚園・保育園も含む学校等の校舎・校庭等を利用する際の放射能暫定基準値として、年20ミリシーベルト、屋外で3.8マイクロシーベルト/時としている。
しかし、この年20ミリシーベルトは労働基準法で18歳未満の作業を禁止している「放射線管理区域」(3か月で1.3ミリシーベルト)に違反している。
子どもの200人に一人ががんになると予想される値で、世界的な常識からも許されず日本医師会も異論を唱えている。
福島県の保護者、全国の人々の抗議の声を受けて、文科省は上限年間1ミリシーベルトを目標とした。

佐倉市は市内32カ所の小・中学校、幼稚園、保育園と、追加で公園7か所も測定して結果を公表したが、その説明に「福島県の暫定基準値毎時3.8マイクロシーベルトを下回っているし、土壌入れ替えをするのに国が認める1時間あたり1マイクロシーベルトも下回っている」とわざわざ断っている。

年間被ばく量を1ミリシーベルト以内にするという基準値を認めさせないと、話は進まない。

市は国が決めた暫定基準値じゃないと判断出来かねる、の一点張り。
放射能問題は難しいので国、県で基準値、対応を決めてもらわないと、市だけでは行えない。
東葛地区と比べれば放射能値は低い。
一点だけを取り出して高いと騒ぐのではなく、広範囲に調べて測定値を集めている所。
と煮ても焼いても食えない答弁。

せっかく他市に先駆けて測定し、プール掃除も子どもたちの被ばくを避けるように先生方で行ってくれて、評価していたのだが。
今の値が高いか低いかの認識で、対応が違ってきてしまう。
今さえ事なかれで流してしまうのは簡単だろう。
でもね、確実に低線量被ばくは起こっているのです。

子どもたちがサッカーや野球をする広い公園。
前々からあそこは高いですよと言ってはおいたが。
そこが地上6cmで時間当たり0.47マイクロシーベルトもあった。
市は一か所高い所があったからって騒ぐな、ともとれる答弁だったけど。
でもね、個人で測った人が教えてくれた。
そこの側溝1.17マイクロシーベルト。
フウヒョウヒガイ、アヤマッタコトヲナガスナ、などとおしかりを受けそうだが、側溝はかなり高い値が出ることが知れ渡っている。
今度確かめに行ってこよう。