マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812

2019年01月13日 | ミュージカル
題名が長すぎるので略してグレコメ、観てきました。

まず驚いたのが、東京芸術劇場プレイハウスってこんなに素敵な空間だったっけ?ということ。

ステージは王の字型の通路みたいになっていて升席のような状態で半地下にコメットシートなるものがあります。

劇場の壁はレンガ造りっぽくなっていて二階の手すりも木製っぽくてシックでゴールドの玉(電球か?)があちこちに散りばめられていて綺麗。

舞台中央には螺旋状の階段。

舞台装置と照明が一番素敵だった・・・

ヨッシーが出るから・・・と期待してたんだけど期待外れ。
ひょっこりひょうたん島を観た時みたいでした。といえばわかる人はわかるでしょうか。

キャストは豪華でそれぞれソロナンバーもあり皆さん上手いです。
生田絵梨花さんはほとんど出ずっぱり歌いっぱなしで凄いなぁと思います。時々ナターシャがジュリエットに見えちゃったけどね。
井上君は、舞台上にはたまに出てきて朗々と歌うシーンもありますが、他の人との絡みは殆どなく、大体はオケボックスの隅にいてマトリョーシカをいじってたりコメットシートのお客さんに絡んでたりしてます。
霧矢大夢さんは流石宝塚の元トップスターだけあって場面掌握力が凄いです。

トルストイの「戦争と平和」を元にしたミュージカルだそうですが、私は原作を読んでないので原作通りかどうかはわかりません。私が観たグレコメは婚約者が戦争に行ってしまった間に別の男と恋に落ち駆け落ちしようとして失敗し破滅してしまうナターシャという女の子の話でした。ナターシャの元婚約者の親友ピエールは最後にナターシャの元に駆け付け励まして終わります。
つまらないお話でした。

全編歌で綴られるので歌詞が聞き取りにくい人がいると何を言ってるのかわからなくて話についていけなくなりました。
舞台や客席でやたら陽気にドンジャカドンジャカ盛り上げようとすればするほどなんだか白けてしまいました。

演者や装置、照明などいいところはあったし斬新で面白いところもあったけど、とても期待してただけにガッカリな舞台でした。

でも、面白いね~今度はコメットシートで見たいね~などと話してる、方もいたので感想は人それぞれ。

元々私がロシアのお芝居(ツルゲーネフとか)が苦手というのもあるかもしれません。

来週は「罪と罰」「アンナカレーニナ」と寄りによってまたロシア物。どうなりますことやら・・・








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