マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ゴールド

2011年12月26日 | 舞台・映画
シアタークリエで観てきました。



彫刻家のロダンとカミーユ・クローデルの音楽劇。

カミーユ・クローデルの名前は知ってたけど、こんな悲劇的な人生を送った女性とは知リませんでした。

ロダンの弟子になり愛人になり、才能がありながらもパリの芸術家協会からは認められることなく、ロダンに結婚を迫るもののロダンには糟糠の妻ローズがいてその気がないのを知り、ロダンの元を去リます。

故郷に帰ってからのカミーユは、自堕落な生活を送り、唯一の味方だった父親が死んだあと母親に精神病院に入れられてしまいます。なんと死ぬまでの30年間を精神病院で送ったそうです。

そんな人生を振り返ってカミーユ役の新妻聖子さんが歌う「ゴールド」には、体が震えました。

新妻さんの歌唱力と演技力スバラシイ

「ジキルとハイド」と似てるなぁ~と思う曲があったけど作曲家が同じ方なんですね。納得。

石丸幹二さんのロダンも良かったのでジキハイも期待できそう

四季時代は優等生っぽかったけど、井上ひさしさんの作品に出演されてからは、一皮むけた大人の俳優さんになったって感じがします。

コンコンブル

2011年12月25日 | グルメ
パルコ劇場に行く前に友人とランチした「コンコンブル」のワンプレート。



これはスズキのエシャロットソース。飾り気はないけど味はとても良いし結構なボリュームです。

サラダ・スープ・メイン(4~5種類からチョイス)・パン・デザート(パンプディング)それにコーヒー付きで1000円~1300円位。メインによって値段が異なります。

まるでパリの下町のビストロのよう。(行ったことないけど

気取りがなく活気のある店内は、老若男女いろんな年代の人々で賑わってましたよ。

12時過ぎに行ったら既に満席で外で5人程待ってる人の列ができていました。

ランチは予約不可のようです。

急ぐ人は開店と同時に入店した方がいいですね。

お料理もそんなに待たされなかったし、サービスもコーヒーがなくなるとさっとおかわりを持ってきてくれたり、お店の人の感じも良くてCPの高いお店だと思います。


90ミニッツ

2011年12月22日 | 舞台・映画
パルコ劇場で三谷幸喜生誕50周年記念公演の最後を飾る舞台「90ミニッツ」を観てきました。

あの大爆笑のドラマ「笑の大学」と同じ出演者なので続編かと思いきや全然違いました。

こちらは大変シリアスなドラマでした。

笑いは「笑の大学」ほどはありませんでしたが、最後は静かな感動がありました。

今年の三谷さんは、今までの大爆笑物から転じてこういうドラマが多かった気がします。震災や離婚の影響もあるのかしら?

「90ミニッツ」では、子供が事故にあい輸血をするしないで医師と患者の父親とのバトルが繰り広げられます。

輸血をしないと出血多量で子供は命の危険があるというのに、父親はある理由から輸血を拒否。念書にサインしようとしないのです。

医師がいくら説得しても首を縦に振らず、でも子供を助けてくれと懇願します。

挙げ句の果ては、自分が同意してないのに勝手に手術したことにしてくれと言い出す始末・・・

危篤に陥るまでのタイムリミットが90分、舞台の上演時間もノンストップの90分。

舞台中央の天井から床に一筋の水がずーっと流れ続けているのが象徴的でした。

一瞬、あることが起きた時、水の流れが止まるのですが(この先はネタバレになってしまうのですが・・・)

再び水が流れだした時、体がゾクゾクっとするような感動がありました。

地位への執着や我が身の保身ばかりを考える人が多い現代社会の中で、フィクションでもこういう人がいるということは嬉しく人間を信じたいという気持ちを強く感じましたよ。


8人の女たち

2011年12月22日 | 舞台・映画
ル・テアトル銀座で「8人の女たち」を観てきました。



ず~っと前に映画で観て凄く面白かったという記憶はあるのですが、肝心なラストのどんでん返しをすっかり忘れてたお陰でとても楽しめました。

錚錚たる顔触れの中でさぞや緊張しているであろうマイコさんと南沢奈央さんのフレッシュなのに堂々した演技に感心。

浅野温子さんと大地真央さんの取っ組み合いの喧嘩の時の真央さんのドスのきいた喚き声に爆笑。

コケティッシュでふてぶてしい新入り小間使い役の牧瀬里穂さんが、かなりのはまり役で舞台をグイグイ引っ張っていたように感じました。

加賀まりこさんは流石の存在感。戸田恵子さんはオールドミスの屈折した女性をコミカルに、荻野目慶子さんも秘密を持った小間使い役を可愛らしく演じていて、それぞれの女優さんの競演も楽しめる舞台でした。


東京ミッドタウンのイルミネーション

2011年12月17日 | 季節のたより
仕事の帰りに足を伸ばしてミッドタウンのイルミネーションを見に行って来ました。

土曜日の夜ということもあり、老若男女でかなり混み合ってました。

でもとっても綺麗でしたよ

地球の誕生から現在迄の46億年の歳月を表現しているそうです。

見応えあります














東京タワーもライトアップ






























ルカンケ

2011年12月16日 | グルメ
白金台にあるフレンチ「ルカンケ」に行って来ました。

プラチナ通りから利庵の先をちょっと入ったところにあるこじんまりしたお店。

「ボンヌ・プティット・ターブル」にも載ってました。

昼はプリフィクスのコースのみ。

私たちは、前菜・スープ・メイン・デザートの3000円のコースにしました。

写真を撮るの忘れましたが、かなりボリュームありました。

前菜は、蝦夷鹿・鯖・エスカルゴ・など何種類かある中から選びます。

スープは本日のスープはごぼうのスープでもう1つはオニオングラタン。

メインは、お魚が鱸、お肉は牛頬肉・ウズラなど。

デザートも洋梨のコンポート・クレームダンジュなど3~4種類。

飲み物はコーヒー・紅茶・ハーブティー。

ハーブティーはプラス100円なので私達が払ったのは、3100円ポッキリ。

このポッキリというのは主婦としてはかなりポイント高いです。

ランチだから安いと思ってたのに税・サービス、更にお水代も取られて結構高いものについちゃうと、ちょっとガッカリする時ありますものね。

プリフィクスの選択肢も多く、どれをチョイスしようかとても迷いましたが、結果的にはどれを選んでもハズレなくとても美味しかったですよ。

特に蝦夷鹿・鯖・ウズラは全然臭みがなく、素材の良いところだけを引き出しているように感じました。

こういうものがおいしい店は、この料金ではなかなかないですよね。

気取りがないビストロのようでいながらこの本格的な味は素敵。

お値段も2000円位のコースからあるのでいろいろな用途に使えそうです。

1階は厨房があるため結構煙たかったりするので、2階のほうがおすすめです。

でもランチに限り1階はお子さん連れでもOKのようです。

帰り際、シェフがいつまでもお見送りしてくださったのが印象的でした。

是非、また伺いたいです。





メルヴェイユのパーティーメニュー

2011年12月14日 | グルメ

8種の野菜(にんじん、ロマネスク、ブロッコリ、黄カブ、紅芯大根、紫安納芋、安納芋、ラディッシュ、菊芋チップ)を蟹肉と蟹味噌入りのバーニャカウダソースで


わかさぎのエスカベッシュ


白レバーのテリーヌ 百合根のブルーテ トマトのマカロン リエットを詰めたシュー




百合根のブルーテの中にはオマール・ホタテ・ウニが隠れています。


パルメザンチーズとベーコンのファブルトン フォアグラのクレームブリュレ




海老団子のカザイフ


ローストビーフ ジャガイモの重ね焼き




韃靼そば茶のブラマンジェ 温かい軽いフォンダンショコラ フィナンシェ



やっぱり松本シェフの作るお料理は最高です

オコゼの唐揚げ

2011年12月12日 | グルメ
母の誕生日が近いので横浜・関内の梅林でお昼をご馳走することに。

久しぶりの梅林でオコゼの唐揚げを食べてきました。



びっくりするくらい高かったけど美味しかった~

【本日の献立】

先付 湯葉豆腐 海老 もずく 山葵

椀物 雲子真蒸 鱈白子 舞茸 京人参 うぐいす菜 柚子

お造り 大間のマグロ 白烏賊 鱸 青柳 (本物のサメ皮でおろした伊豆の山葵で)

焼き物 さわら味噌柚庵焼 千寿ねぎ 茗荷

本日の特選素材 オコゼの唐揚げ 青唐辛子

揚物 お餅のはさみ揚げとふぐ香味揚げ ふぐ 芝海老 柚子塩 アスパラ 安納芋

飯物 うなぎの朴葉蒸し

甘味 フルーツゼリー寄せ いちご パパイヤ メロン ペパーミント

どれもいい感じの味つけで大満足でしたが、白子の真薯とオコゼが特に美味でした。






オペラ座の怪人とカレッタ汐留のイルミネーション

2011年12月11日 | 季節のたより
汐留にある四季劇場海でオペラ座の怪人観劇です。

この作品は、初演から何度も観ている大好きなミュージカルなのですが、市村ファントム×山口ラウル、山口ファントム×石丸ラウルあたりまでは夢中になって観ていたのに、そのあとキャストがイマイチなことが何度もあってガッカリして四季のファントムからは遠ざかってました。

今回、友人に誘われたので行ったのですが、やっぱり生のオーケストラでのファントムはイイわぁ

四季独特の台詞回しがちょっとうっとおしく感じるところもあったけど、歌声は素晴らしいです。

特に怪人役の村さんは圧巻でした。

クリスティーヌ役の高木さん、ラウル役の中井さんも安定していてビジュアル的にも綺麗なカップルで観ていて違和感なかったです。

でも一番感心したのは、マスカレードの時にお猿さんの格好をしてシンバルを叩いていた人。素晴らしく機敏で不思議な動きに目がクギヅケでした。なんと一緒に見ていた友人も全く同じ事を言ってたので、かなりめだっていたんだと思います。

久しぶりに観たので、あれ?演出やセリフ変わった?と思う場面も所々ありましたが、どうなんでしょうね。

あんなに劇場に通って心に焼き付けたはずなのに記憶があやふやな私。トホホです・・・

プログラムを見ていたら、先日オペラに出演されていたフォレスタの今井俊輔さんのお名前発見。

ファントムをなさるのかしら? 是非、今井さんの怪人も観てみたいなぁ

観劇後は、近くのカフェでお茶。

こんなケーキセットがありました。食べちゃうのが勿体ないほど。でも美味しかったですよ



チケット半券があると10%引きでお得。

こちらから見たカレッタ汐留のイルミネーションはこれ。



今年は、高嶋ちさ子さんのプロデュースだそうな。







素敵でした




その妹

2011年12月09日 | ドラマ
これからシアタートラムに亀治郎さんと蒼井優さんの「その妹」を観に行ってきます。

東京はみぞれ混じりの雨で、とって~も寒いです。


そして数時間後・・・

観てきました。

どんな話か予備知識なく観たんですが、面白かったです。

亀治郎さんが演じるのは、才能ある画家だったのに戦争に行って失明してしまった兄。

絵が書けなくなったため、物書きとして身を立てようとしている兄を献身的に支えている妹を蒼井優さんが演じています。

その妹の美貌に惹かれて、兄妹のために自分の大切な本を売ってせっせとお金を工面してあげる人のいい友人が段田安則さん。その奥さんが秋山菜津子さん。

何と言っても蒼井優さんの可憐さなくしては、この芝居は成り立たないという感じを受けました。

兄と妹、そして兄の友人との微妙な三角関係。

この妹は、本当に純真な天使のような女性なのか、それとも天使のような顔した悪女なのか・・・最後まで目が離せませんでした。

亀治郎さんと段田さん・秋山さんの芸達者ぶりは云うまでもありませんが、そのベテランを相手にあの堂々とした芝居ができる蒼井優さんってかなりの大物ですね。

早口でまくしたてるセリフもとても聞き取りやすく、決して美人とは言えないのになんとも言えない雰囲気と魅力がありました。

シアタートラムは小さい劇場なので、息遣いまで聞こえるようなところもいいですね。

寒い中、出かけていった甲斐がありました。




塩麹

2011年12月09日 | グルメ
話題の「塩麹」作ってみました。今朝のはなまるでもやってましたね。

豚の肩ロース肉(1cm位の厚さ)に塩麹をまぶして焼いてみました。

魚焼きのグリルで焼いたので、余計な脂が落ちてさっぱりとした仕上がりに。

昼から漬けといたせいかちょっとしょっぱかったので、2~3時間でいいかも。

お肉は柔らかかったです。

次はお魚で試してみようかな。


下町ロケット

2011年12月07日 | 
下町ロケット

下町ロケット著者:池井戸潤価格:1,785円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る



文句なく面白いです

町工場の中小企業が日本を代表する大企業を向こうに回して大奮闘。

宇宙への夢を追い続けたい社長と現実の儲けのほうが大事だと考える社員との

社内分裂に心を痛め、帝国重工側の見下した態度に腹を立て、社長の母上

の気風の良い男前な激励に大きく頷き、読んでる途中からすっかり佃の社員と

化してた私。

やっぱりプライドを持って生きるってことは、お金儲けよりも大事だなと思えます。

読んでる間じゅうワクワクして、読み終わりたくない小説って久しぶりだったなぁ。

読後感も良くて久々に感動しました


閉塞感のある今の時代、明るい未来を信じたい人には、オススメですよ


ルサルカ

2011年12月07日 | オペラ
新国立のオペラハウスでオペラ「ルサルカ」を観てきました。

劇場の中にはこんなツリーが。



「ルサルカ」というオペラを観るのは初めてでしたが、「人魚姫」と似ている馴染みのある物語だったのでとても分り易かったです。

水の精ルサルカが人間の王子に恋をし、仲間の反対を押し切って人間に姿を変え王子と結婚するのですが、移り気な王子は他の公女に心を奪われ、ルサルカを捨ててしまいます。

王子を殺せばルサルカは元に戻れるのですが・・・

ラストは「人魚姫」とは少し違っています。

作曲はドボルザーク。チェコ語での上演。

海の底のシーンが多いため、セットもシンプルで、全体がブルーでユラユラ揺れる水をイメージした照明の美しさが印象的でした。