世田谷区岡本町にある静嘉堂文庫は岩崎弥之助、小彌太父子二代に渡って収集された美術品などが収められています。
こちらの建物は、桜井小太郎の設計。鉄筋コンクリート造2階建スクラッチ・タイル貼りの瀟洒な外観は、当時のイギリス郊外住宅のスタイルを顕著に表しているそうです。
庭園内にある廟(納骨堂)は、桜井の師である英国人建築家、ジョサイア・コンドルの設計によるもので、明治43年(1910)に建てられました。鹿鳴館の設計で知られるコンドルは、岩﨑彌之助の深川邸洋館(現・清澄庭園内にあったが現存せず)や高輪邸(現・開東閣)、三菱一号館など、岩﨑家ゆかりの建物も数多く手がけています。
静嘉堂文庫美術館では、現在「日本刀の華・備前刀」展が開催中。6/2迄。
交通の便が悪いので普段は閑散としているのに連休中ということもあり刀剣女子やファミリーでとても賑わっていました。
こちらの美術館は三点しか現存しないといわれる曜変天目を所蔵していることでも有名です。
他のも見たことがありますが、こちらの、曜変天目の瑠璃色が一番美しいと思います。小さな茶碗の中に広がる広大な宇宙。
素晴らしいです
庭園を下っていくと岡本民家園に出られます。