マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

図書館戦争

2013年05月31日 | 
有川浩さんの「図書館戦争」。

題名がインパクトあったので前々から興味があったんだけど、なかなか読む機会がなかった。

図書館で借りても時間がなくて2~3ページでリタイアしたりして。

結局、先に映画を観てしまいました。

なんせ大好きな図書館が舞台だし、主演が岡田准一君だしという単純な理由。

いや~面白かった。

本を読んでないから原作と比べてどうとかはわからないけど、最初から最後までハラハラドキドキで全然眠くならなかったです。

表現の自由を弾圧しようとする団体と表現の自由=本を守ろうとする図書隊との壮絶な戦いのお話なんですが、図書隊員の岡田君や隊長の橋本じゅんさんが凄くカッコイイです。

他にもあまちゃんのズブン先輩でブレーク中の福士蒼汰くんや田中圭さんなどもいい味出してます。

榮倉奈々ちゃんもこういうボーイッシュな役がよく似合いますね。栗山千明さんとのコンビもいい感じ。

ジャーナリスト役の西田尚美さんも良かったです。

音楽も良かったし。

ハラハラドキドキ、時にはニヤリ、そして最後にはジーンと来るいい映画でした。

予告で観た「真夏の方程式」「リアル」「華麗なるギャッツビー」も面白そうでした。


オペラ ナブッコ

2013年05月29日 | オペラ
新国立のオペラハウスにて。

バビロンとイスラエルが舞台のオペラなんですが、なんとステージ上には現代のショッピングセンター、その真中には大きなエスカレーターが二つ。斬新な演出です。

皆がカラフルなてんでバラバラの個性的な衣装なので、初めは誰が誰なんだか見分けがつきませんでした。

合唱団の人々もエスカレーターを上がったり下がったり忙しそう。

主役の方々も体が大きいのでしんどそうでした。

そんなわけで、あらすじを読んで行ったにもかかわらずよくわからないにゃっ?!という感じでありました。

休憩中に「あれじゃあ初めて見る人は何がなんだかわかるわけないよ。なんであんな演出にしたんだろ」と仰ってる紳士がいらっしゃいましたが、まさにその通り。初心者には難しかったです。

音楽は美しくて聞いてるうちに気持ちよくなって、ついこっくりなんてこともありました。

一幕に比べて二幕は展開が早すぎてあっという間に終わった感があって少々物足りなかったです。

次は正統派の演出で観てみたいと思います。

角田光代 「紙の月」

2013年05月28日 | 
凄く面白かった。

妻と夫の会話や買い物に行った時の店員とのやり取り、高級ホテルやブティックでとてもいい扱いを受けた後で街中に出て感じる無意識の悪意に満ちた世界など・・・思い当たることも多くて身につまされる。

程度の差こそあれ、誰もが梅澤梨花になる可能性を秘めている。亜紀にも木綿子にも。

(それにしても梨花の夫は、本当にイヤな奴。)

現実逃避、虚無、偽善・・・こんな言葉が頭のなかをグルグル回っている。

レストラン レカイヨ

2013年05月27日 | グルメ
一年ぶりに会う友人たちとランチ。

グルメな友人のランチの女王に相談したところ薦められたのがこちらの「レカイヨ」。

理由は、お料理が美味しいのは勿論のこと、数々の名画や美術品が飾られているので楽しいとのことでした。

お店は、銀座の裏通り花椿ビルにあります。

知らなかったら気づかずに通りすぎてしまいそうなシンプルな外見。お隣は稲庭うどんの佐藤養助。

扉を開けると1階は受付と個室っぽいテーブル席が一つ。壁にはユトリロの絵画。

メインのダイニングは2階です。

現在は草間彌生さんの作品が沢山展示されていました。

水玉模様のかぼちゃとかお魚とか・・・色がとても綺麗。

本日は一休特別ランチコース。4,000円なり(税サ込)

まずはカンパリのカクテルでかんぱ~い


オリーブの種を除きアンチョビを詰めて揚げたおつまみ 3個あったけどうっかり撮る前に食べてしまいました。暖かくて塩分も程々、油っこくなくて美味しい。


バターは3種類 海藻入り 無塩 有塩 塩


パン 緑のはよもぎパン


アミューズ 鮎の竹炭をまぶして焼いたもの 鮎の内臓のリエット たでの入ったサワークリームソース

ほろ苦くて大人の味 サワークリームがよく合います。

前菜は3種からチョイス これは20数種の野菜の前菜 美しく美味しい!


友人のホワイトアスパラとベーコンと柚子のジュレ

ベーコンがとてもジューシー

もう1つは生ダコのカルパッチョでした。

メインは、全員ニュージーランド産オーシャンビーフの低温ロースト お肉が香ばしくとてもジューシー

甘酸っぱい赤ワインソースが良く合います。付け合せは野生のアスパラ。

プレデセール

柑橘類とジュレ さっぱりして美味しい。

デセール

濃厚なチョコレートムースの上にフランボワーズのアイスクリーム キルシュのゼリー クッキー

小菓子

青りんごのゼリーとココナッツクッキー

カフェ

お料理が美味しいのは言うまでもなく、お店の方々が皆さんとても感じが良いです。
サービスのタイミングもよく、お料理の説明も丁寧で気軽に質問できる雰囲気でリラックスして友人たちと食事やお喋りを楽しむことが出来ました。
このレストランの本社は画廊だそうで、何ヶ月かごとに壁の絵画も入れ替えるそうです。
因みにお料理は毎月変わるとか。

こじんまりした居心地のいい空間でゆったりできるので女子会にはもってこいですね。
2階は20名ぐらいは入れそうです。


宝塚宙組 モンテ・クリスト伯

2013年05月25日 | 凰稀かなめ様
東京宝塚劇場で宙組さんの「モンテ・クリスト伯」を観てきました。



面白かった~

あの長~い作品をよく90分にまとめたなぁというのが正直な感想。

ストーリーはご存知「岩窟王」。

メルセデスと婚約し船長に昇進を果たして幸せの絶頂にいるエドモン・ダンテス。

しかし幸せもつかの間、彼を妬む友人たちの奸計により捕らえられ孤島の監獄に幽閉されてしまいます。

監獄で出合ったファリア司祭のお陰で脱獄し、財宝を手に入れ、モンテ・クリスト伯と名を変え自分を陥れた奴らに次々と復讐をしていくのです。

この陰惨な復讐譚を宝塚でどう演るのか・・・というのが興味津々だったのですが、見事宝塚チックになっていました。

いや~上手くまとめています。最後はハッピーエンドだし。

確か文学座で観た時には、最後は船に乗ってエデと去っていくとこで幕だったと思うけど。

途中、説明するために現代の学生と先生が登場して少々うざい気がしないでもなかったけど、ストーリーが込み入っててわかりにくいので仕方なかったのかなとも思いました。

レビューの「amour de 99」はオープニングのシーンと凰稀かなめさんのパイナップルの女王が凄かった。

足長~い!!素晴らしい美脚でした。一瞬、場内ため息。

男役の皆さんが大階段の所に勢揃いして赤いバラを手に踊る姿はそりゃあカッコ良かったです。

これは特に2階からがオススメ。フォーメーションがとても綺麗に見えます。

宙組の男役さんたちはホントに粒ぞろいで顔小さくスタイルバツグンで素敵ですね。

あと物凄く歌のお上手な娘役さんがいらして感動でした。

後日、宝塚ツウの義姉に聞いたところ美穂圭子さんよと言っていました。

確かロミジュリの乳母をなさった方だとか。道理で納得。



TAKE FIVE

2013年05月25日 | ドラマ
今季のドラマは今ひとつ。

毎回観てるのは「あまちゃん」「ガリレオ」と「TAKE FIVE」くらいかな。

その中でも「TAKE FIVE」は櫻井武晴さんの脚本だけあって面白いです。

大人のドラマって感じ。

サスペンスというと無残な殺人事件が多い中で、こちらはアルセーヌ・ルパンや鼠小僧のような人を殺めない盗賊というところがツボであります。

唐沢寿明さんと松坂桃李君、六角精児さんらの盗賊団に警官でありながら手を貸す稲垣吾郎さん(きちんとしたい方)の絡みが愉快でクスっと笑えるところもいいですね。

エシレのクロワッサン

2013年05月21日 | グルメ
出来た当初は、開店前から長蛇の列で開店と同時に売り切れてたクロワッサンを何年も経って今日やっと食べることが出来ました。

今日、たまたま11時頃に通りかかったので覗いてみたら列もなくスイスイと購入出来ました。

トラディショナルとフィナンシエとマドレーヌを。

クロワッサンは大きくてサクサクで美味しかったのですが、初めてメゾンカイザーのクロワッサンを食べた時のほうが衝撃がありましたね。

それよりもマドレーヌがとっても美味しかったなあ。

次回はバターを買ってみよう。

5月歌舞伎

2013年05月21日 | 歌舞伎
昼の部を観劇。

3階の3等席でしたが、全体がよく見渡せて見易かったです。花道も3分の1位は見えました。

仁左衛門さんの優男の若旦那と玉三郎さんの花魁夕霧の美しいことと言ったら・・・眼福

三階の売店で勘三郎さんがお好きだったという牛蒡せんべいを買って来ました。

亡き名優方の写真の中に勘三郎さんと団十郎さんを見た時は、本当に切なさがこみ上げて来ました。

ツナグ

2013年05月18日 | 
辻村深月さんの「ツナグ」を読んでいます。

これは、以前映画を見てとても良かったので、原作を読みたいと思っていたもの。

図書館で予約してた本がやっと回ってきたので、昨日から読み始めましたが、面白くてあっという間に読み終わりそう。

映画を先に見てしまったせいで、ついついツナグ=松坂桃李君に脳内変換してしまいます。

映画は原作の味を損なうことなくよくできていたんだなあ・・・と改めて感じいった次第。

嵐と御園のエピソードは切ない。

映画ではちょっと違う展開だった記憶があるが・・・もう一度映画も見直してみたくなった。

それにしても辻村深月さん、凄い。


ラファエロ展

2013年05月15日 | 美術館・展覧会
上野の国立西洋美術館に「ラファエロ展」を観に行って来ました。

こんなに沢山のラファエロの作品が一堂に会する展覧会は、稀だそうです。

平日の昼間だというのに結構混んでました。

初期の作品は、同じような構図の肖像画が多かったです。

お目当ての「大公の聖母」の前には、すごい人だかりができていました。

やはり本物は素晴らしく美しいですね。

赤ちゃんなのに眼光鋭くどこか憂いのあるキリストを優しく守るように抱く聖母。

その慈愛に満ちた表情に思わず見入ってしまいました。

そしてこの作品に秘められたエピソードにもビックリでした。

他にも素晴らしい絵画が沢山あってとても満足だったのですが、常設展に行ってみてまたビックリ。

ロダンの彫刻やらモネ、マネ、ルノワール、ピカソ、スーラ・・・等などの名作がズラリ。

これを観ないのはモッタイナイです。

チケット1枚で2倍いや3倍は楽しめますよ。

「ラファエロ展」に行ったら是非、常設展も観て下さい。

これで1500円なら安~い

たけのこ

2013年05月12日 | 季節のたより
栽培してるわけでもないのに春になると我家の庭にニョキニョキ出てくるタケノコたち。

近所の人や親戚・友人におすそわけして喜ばれている。



こんなのが今年も60本近く穫れました。

三大ミュージカル・プリンスコンサート StarS

2013年05月10日 | コンサート
またまた渋谷のシアターオーブに行って来ましたよ。



本日は、ミュージカル界の王子様(じぇじぇ??)三人によるコンサートです。

もう笑った笑った!三人のトークが面白い。オバサンの井戸端会議のようなんですが、三人の性格とか関係性が分かって愉快でした。

芳雄くんは、最年長の兄貴的存在でありながら結構毒舌家。綾小路きみまろ路線を突っ走ってました。

浦井くんは、天真爛漫な見たまんまの人だそうです。30過ぎなのに精神年齢14歳と言われてました。

山崎くんは、弟分ながら意外としっかりもののようで、暴走しがちな兄1と夢見てふわふわ飛んできそうな兄2に遠慮しながらも一歩引いて支えている様子でした。衣装の取り合いの話なんかまさに・・・笑えました。

ミュージカルの曲って芝居があってこそ生きるものなので正直どうかなぁ・・・と少し心配だったんだけど、流石ですね。

何の違和感もなくあの世界に入っていけました。

エリザベート(最後のダンス・闇が広がる)、モーツアルトは特に良かった。

芳雄くんのトートが観てみたくなったよ。

モノマネも面白かった。浦井くんが、あっきーは~で芳雄君は~とやると、山崎君も真似して、いつの間にかえなりかずきになっていたり。

レントやガガ様、サイモンとガーファンクルの明日に架ける橋、時が来た、ウィキッド等など素晴らしい歌唱力と表現力で聞き惚れました。

2階からは1階のペンライトの光がとても綺麗に見えましたよ。

花粉症と風邪のダブルパンチで調子が悪かったんだけど、2時間ノンストップの楽しい時間のお陰で元気をもらって帰ってきました。なんか風邪も治っちゃったみたい。ゲンキン

曲目リスト

1.Gleam(オリジナル)
2.You Can't Stop The Beat ~ヘアスプレーより
-MC-
3.Introduction ~ダンス・オブ・ヴァンパイアより
4.世界の王 ~ロミオ&ジュリエットより 浦井&山崎
5.夢やぶれて ~レ・ミゼラブルより 井上&山崎
6.サラへ ~ダンス・オブ・ヴァンパイアより 浦井&山崎
7.最後のダンス ~エリザベートより 井上
8.闇が広がる ~エリザベートより
9.影を逃れて ~モーツァルト!より
-MC-
10.Defying Gravity ~ウィキッドより 井上&浦井
11.Today 4 U ~レントより 山崎
12.Welcome To Burlesque ~バーレスクより 井上
13.Midnight Radio ~ヘドヴィグ・アンド・アングリーインチより 浦井
-MC-
14.We Are Young(FUN) 浦井
15.Born This Way(Lady GAGA) 山崎
-ダンサー紹介-
16.Blue Fish(オリジナル)
-MC-
17.今ここにいること(オリジナル)
18.Shake It Out(Florence + the Machine)
-MC-
19.明日に架ける橋 Bridge Over Troubled Water(サイモン&ガーファンクル)
20.This Is The Moment ~ジキル&ハイドより

EN.Gleam

そういえば、今日たまたま「おのれナポレオン」を見に行った人の話では、さすが宮沢りえさんですね、りえさん「セリフはいってるわね?」山本さん「あんたに言われたくないね!」などとアドリブをまじえながら立派に代役を務められたそうです。(でも実はアドリブではなく三谷さんがりえさんに合わせてセリフを書き換えたのだそうです。)

でも、やはり三谷さんの意図は、天海さんの体格と姉御肌の雰囲気があればこそなんだろうな・・・などと思いながら観てしまったとか。

りえさんの男気に感動しながらもそう思ってしまうのは仕方ないんだろうけど、私はりえさんバージョンも観てみたかったなあ。ホントに強欲でスミマセン。

是非是非、再演宜しくお願いいたします。

天海祐希さん降板

2013年05月08日 | 舞台・映画
先日観てきたばかりの「おのれナポレオン」。

天海祐希さんが、体調不良のため降板ですって!!残念です。

先日拝見した時も顔色があまり良くなかったように思えたんだけど、照明のせいかと思ってました。

とてもお元気そうだったので本当に残念。

明日の昼公演を観に行くことになっていたのに中止だそうで・・・

一度だけでも観られてラッキーだと思わなければ、と自分に言い聞かせたりして。

代役は宮沢りえさん。そちらも観てみたかったなぁ。

天海さんが早く良くなって復帰されることを祈っています。

そして是非再演を

おのれナポレオン ステージシート

2013年05月05日 | 舞台・映画
三谷幸喜さんと野田秀樹さんのコラボで話題の「おのれナポレオン」を観てきました。



本日のお席はステージシート。これはステージ上に設けられた席で、左右5列づつ(1列は10席)ありました。

1列目から5列目までは段差がついていて前後も重ならないようになっているので、後方でもとても見易かったです。

このお芝居は、2時間20分途中休憩なし。

ステージシートの人は途中の入退場が出来ないのでお気をつけて!!

でも、何と言っても目の前で俳優さんたちを観られるという貴重な体験ができるシートで凄い臨場感です。

ナポレオンの死の真相をめぐるミステリーなのですが、ネタバレになってしまうのでこれ以上は書けないけど・・・

野田さんの愛嬌あるぴょんぴょん駆けまわるナポレオンをはじめとして、山本耕史さんと天海祐希さんの伯爵夫妻、侍医の今井さん、提督の内野さん、ナポレオンの従者の浅利陽介さん、実力派揃いの舞台は必見。

最後のオチは、有名なミステリーのようでした。

ナポレオンと総督の関係が興味深かったです。

凄い顔ぶれの中でも特に野田さんと内野さんは光っていましたよ。

今日は間近で普段は見られないようなところまで見せて頂きましたが、次回は正統派の正面からもう一度観てみたいと思っています。

当日券や立見券も出ているようでした。

顔の汗を白いハンカチで丁寧にぬぐい、また綺麗にたたんでそっとしまう内野さんの所作の美しさにちょっと感動でした。