マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

小野寺の弟 小野寺の姉

2013年08月06日 | 舞台・映画
天王洲銀河劇場で向井理さん、片桐はいりさん主演の舞台「小野寺の弟 小野寺の姉」を観てきました。

古い一軒家に住む小野寺家の姉と弟。

姉は母親のように甲斐甲斐しく弟の世話を焼くのだが、弟から「ありがとう」という言葉を聞いたことがなかった。

感謝以外にも弟のススムは感情というものを露わにすることがない。

そんな弟に苛立つ姉。

姉に素直になれないススムは、ラジオ番組を通じて姉に感謝の気持を伝えようとし、いよいよ今夜9時にその番組が放送されることになったのだが・・・

姉の元同級生の監督(ユースケサンタマリア)とその仲間たちが、この家でロケをしたいと乱入、その騒ぎに文句を言いに来た隣人(片桐仁)も加わって・・・のドタバタ劇が始まる。

果たしてススムは、姉に「ありがとう」ということが出来るのだろうか?

・・・といった筋書きです。

休憩なしの1時間50分のストレイトプレイ。

途中の映画関係者のドタバタのところが長く感じられて、時々意識が遠のきました。

皆さん芸達者なのでとても可笑しく笑えるのですが、意外とはいりさんと向井君のだけのシーンが少なかったので、もっと二人の抱えている葛藤を掘り下げて見せて欲しかったな。

そのほうが、最後の向井くんの言葉にジーンとできたと思うんだけど。

ユースケさんと片桐仁さんが特に面白かったです。

そうそう、向井君演じるススム君がユースケの陰謀で無理やり映画に出演させられるんだけど、なんたって感情を表に出すことが苦手なススムなので物凄~く演技が下手でセリフも棒読みという演技がとっても上手でした。


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