マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

宝塚花組「エリザベート」

2014年10月25日 | 宝塚


観てきましたよ~明日海りおさんのトップお披露目公演「エリザベート」。




2階からはこんな感じ。

今まで姿月あさとさん、春野寿美礼さん、瀬奈じゅんさんのトートを観てきたけど、明日海さんのトートも素晴らしかったです。

見た目はとっても無表情で冷酷な感じなんですが、エリザに拒絶されるとチッ!と傷ついたような表情を一瞬見せたりして、案外繊細なんだな~この人(人じゃないけど・・・)なんて思ってしまったりして。

以前東宝で観た城田優君のトートに似てる

みりおさんは、歌もうまいしビジュアルもいいし寝そべって立膝で誘惑するポーズとかがいちいちキマってて凄くカッコイイです。

ああ~かなめちゃんのトートも観たかったな~でも昔のインタビューで女役がやりたいって言ってたような気も。

じゃあエリザベート皇后?凄い美人の皇后にはぴったりだけど、あの歌は難しいよね。

今まで一路真輝さん以外に完璧!と思ったのは土居裕子さんだけだったもの。(コンサートで聴いた土居さんの歌は素晴らしかったです。)

蘭乃はなさんは、私だけにの高音がちょっと辛そうではあったけれど上手く歌いこなしていました。

年とともに声のトーンや表情も見事に変化していて感心しました。

でも何と言っても最高だったのは望海風斗さんのルキーニです。

歌もうまいしあの熱さがまさにルキーニって感じではまり役。出てきた瞬間から観客の心を鷲掴みでしたよ。

昨日のアドリブは、「お姉さん良い服着てるね。俺なんかさぁ、一年中ボーダーなんだぜ~」みたいな事を言って場内を沸かせていました。

何日か前は、「昨日はオリオン座流星群だったけど見た人いる?いないの?そう言う俺も見てないんだけどさ。でも流星群よりも2階の一番後ろで立ち見してる君たちのほうがず~っと輝いてるぜ~!」でしたっけ。

毎日ネタ考えるの大変だね~でも今日は何て言うのかな~と楽しみになるよね。

役替りのルドルフは芹香斗亜さんだったんだけど、マイクのトラブルみたいで闇広のあたりから音が変になっちゃって可哀想でした。ルドルフは15分位しか出番がないらしいのにね。変な雑音が入ったり、生声になっちゃったり。

客席、一瞬???

ちょうど母にも父にも見捨てられた後だったので、マイクにまで見捨てられちゃって・・・とより一層哀れさが。
でも頑張れ!!とルドルフにどっぷり感情移入してしまいました。

そう感じた人きっと多かったと思う。カテコでの拍手も人一倍多かったもの。宝塚のお客さんは温かいですね。

男役さん達が勢揃いしてゴールドの燕尾服でのダンスは圧巻でした。

今までの宝塚のエリザがどうだったかは記憶にないけど、東宝エリザと大きく違う点はコルフ島の場面とナチスドイツの場面が無かったこと。革命家達とのシーンからいきなり闇が広がるになってあっという間にルドルフは死んでしまう。
それからマダム・ヴォルフの娼館の宅配シーン。

歌詞も微妙に違っています。

でも楽曲が素晴らしいのでエリザは何度見てもいいなぁ~と思えます。

次回は柚香光さんのルドルフを観に行きます。革命家も凛々しくて良かったし、新人公演ではトートをされてるそうなのでどんなルドルフなのか楽しみです。

そうそう北翔海莉さんのフランツ・ヨーゼフとか桜一花さんのゾフィーとか素晴らしい安定感で舞台を引き締めていました。歌も演技もお上手ですよね。フランツは若い時はいまいち浮いてる感じは否めないけど年とともに素敵になりますね。

こういったベテランさん達のお陰で舞台に厚みが増し重厚で品のある作品になっていることを改めて強く感じたのでした。

黒天使さんとか革命家とかもかっこいい。ミルクのシーンも大好き。

でも夜のボートだけは東宝版の方が情緒があっていいと思うのですが・・・






最新の画像もっと見る