とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

本を早く読むコツ

2010-04-08 22:56:19 | 読書
NHKの「ためしてガッテン」で本を早く読む方法についてやっていた。私も本が好きで、よく読んでいるほうだと思っている。本を読む速度についても、人よりはかなり早いほうだと自負している。文庫本などは、面白ければ小一時間くらいで読んでしまうこともあるし、図書館で借りてくる時は、余裕があれば5、6冊は借りてきてしまう。それに引き換え、妻は読むのが遅く、一冊の本を読み終えるのに何週間もかかっている始末だ。

そんなわけで、自分の読み方が果してよかったものかを検証する意味で、テレビを興味深く見た。結果は、自分の読み方に間違いはなかったのだと改めて確信できた。やはり本を読むことは脳の活性化につながり、知識を得ることで人生が豊かになる。限られた時間の中で、たくさんの本を読むことが出来れば、私たちに知識をもたらす最良の情報源になる。

文字として読んだ本は脳に蓄積されていき、必要なときには本棚から情報を取り出すように探し出す事が出来るという。速読をするポイントで大切なのは、早く読むのではなく、大切な知識を抜き出し、それを吸収する事である。学校では一字一句きちんと読むように指導されたと思うが、これは単に文字を丁寧に読んだだけに過ぎず、時間がかかる上に知識を吸収できていない事が多い。

知識を効率良く吸収するための方法が、速読術になり、速読を利用して本を速く読めれば時間の節約になる。それでは、速読するにはどんなことをすればいいかである。

先ず第一は、読む本の大まかな内容を事前に確かめることだ。興味を引く内容なのか、自分に適している内容であるか等、ある程度の知識を得てから本を読むほうが吸収率も良くなる。見出しや本の書き出し、イラスト、目次なども見ておくことで情報が引き出しやすくなる。

後は全体の文章の中から重要な部分を読むだけである。速読を行う場合には、重要な部分2割を読んで、残りの8割を獲得する。ただ、意味も無く、斜め読みしたり、飛ばし読みをしても残りの8割は理解できない。大切なのは全体を把握しながら一部分を読むことである。速読のポイントは、短い時間で本が言おうとしている事の情報をきちんと理解する事だ。イメージとしては全体の文章を見渡しながら、重要だと思われる部分のみをよく読むという方法になる。本を読むときは必要の無い雑談は避け、本で得たいと考えている部分のみを読めばいい。全てを詳しく読もうとすると時間がかかってしまう。

速読の方法を続けていると、自然と知識が豊富になり、その本の理解も早くなり、必要な情報へと早く進む事が出来るようになる。

以上が、テレビや資料から得た速読術の概要である。私の読み方も、確かに上記のような読み方をしていた。見出しやあとがき、解説、帯を必ず最初に読むのが好きだ。事前に本の内容を把握してから必ず本文に入っていた。ある程度情報があるから中身に入っていきやすい。そして、実際に読むときは一字一句など読んだためしはない。根がせっかちなのかもしれないが、とにかく早く先に進みたいという気持ちが強いので速読の習慣がついたのかもしれない。だから面白くなるとついつい読み込んでしまい夜更かししてしまうこともある。面白い本に出合えた時は幸せだ。しかし、最近そんな本になかなか出合えない。今は、胸がわくわくするような本がないか必死に探している。