2日目の天気は、数日前までは曇りから雨の予報となっていた。だが、前日の天気予報ではいいほうに天気が好転していた。午前中は晴れで夕方くらいから雨へと変わっていた。これで、日の出が間違いなく見られそうだと期待して午前4時半に目覚めた。前日の夜は満天の星空だった。
急いで身支度を調え、サンダル履きで小屋の前の広場に向かった。山小屋の前は、開けた広場となっており小屋の中からも日の出が見える。薄明るくなった空の下、部屋からも日の出を待つ人たちが見えた。
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赤みを射した空を眺めながら、みんなカメラを構えている。
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やがて、雲海の色が眩しいくらい赤く染まってきた。太陽の出てくるあたりは、ひときわ輝き黄金色に染まってきた。
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そして、日が上がってきた。雲海の中から見事なご来光の瞬間である。
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素晴らしいご来光を眺めた後、朝食だ。気持ちよい朝となり朝食も美味しい。この後は、長い縦走路となるので、あまりのんびりも出来ず小屋を出発した。しばらくは、草紅葉がきれいな緩やかな縦走路を歩く。
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西側の斜面には、ブロッケンが映り光輪が射していた。
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30分ほどで槍の穂先のような蝶槍が見えてきた。蝶ヶ岳にも槍があるのだ。
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蝶槍からは、これから進む常念岳のピークが見える。少し雲がかかり始めているが天気は問題なさそうだ。ただ、西側に見えるはずの、槍ヶ岳、穂高連峰の上部には雲がかかりこの日は展望が利かなかった。
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いくつかのピークを乗り越え、常念岳直下の縦走路に入っていく。
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振り返ってみると、山の斜面でも紅葉が始まっているのが良く見えた。
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そして、常念岳への最後の上り道となる。岩がゴロゴロして歩きにくい。こんな岩場には、ルートを示す赤ペンキのマークが岩に書かれている。このルートでは、書いた人に遊び心があるようで、普通の○印だけでなく、ハートマークやニコニコマークで書かれた岩をいくつか見かけた。苦しい上りだけに、ニコニコマーク等を見ると気持ちが和むものだ。
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そして、常念岳山頂に到着する。常念岳は標高が2857m、常念山脈の主峰であり日本百名山のひとつでもある。常念岳の由来は、坂上田村麻呂がこの地に遠征した際に、重臣である常念坊がこの山へ逃げ込んだとされることから付けられたといい、初夏になると、山体に常念坊の雪形が浮かび上がるといわれている。
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常念岳山頂から、常念小屋には下らず前常念岳へのルートに進む。
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振り返ると、常念岳山頂に登山者が豆粒のように見えた。
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谷間には、雲海が広がり天気が悪化しそうな雰囲気になってきていた。
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前常念岳までは岩稜の歩きにくい厳しい道であった。雨でも降ると岩で滑って危ない道である。前常念岳の三角点のある場所の下には、石室がある。緊急時の避難小屋になるのであろう。
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ここから、三股までは4時間以上もかかる長い下山道である。紅葉がきれいな場所もあったが、あまりのんびりも出来ずどんどん下っていった。
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中間地点で長めの休憩をとったくらいで、後はグングン下って行ったのでコースタイムよりも1時間以上も早めに三股の駐車場に着くことが出来た。同行した仲間は健脚ぞろいで助かった。今回も無事に下山でき、温泉にもゆっくり寄ることができた。北アルプスは、何度行ってもいい山域である。
急いで身支度を調え、サンダル履きで小屋の前の広場に向かった。山小屋の前は、開けた広場となっており小屋の中からも日の出が見える。薄明るくなった空の下、部屋からも日の出を待つ人たちが見えた。
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赤みを射した空を眺めながら、みんなカメラを構えている。
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やがて、雲海の色が眩しいくらい赤く染まってきた。太陽の出てくるあたりは、ひときわ輝き黄金色に染まってきた。
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そして、日が上がってきた。雲海の中から見事なご来光の瞬間である。
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素晴らしいご来光を眺めた後、朝食だ。気持ちよい朝となり朝食も美味しい。この後は、長い縦走路となるので、あまりのんびりも出来ず小屋を出発した。しばらくは、草紅葉がきれいな緩やかな縦走路を歩く。
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西側の斜面には、ブロッケンが映り光輪が射していた。
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30分ほどで槍の穂先のような蝶槍が見えてきた。蝶ヶ岳にも槍があるのだ。
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蝶槍からは、これから進む常念岳のピークが見える。少し雲がかかり始めているが天気は問題なさそうだ。ただ、西側に見えるはずの、槍ヶ岳、穂高連峰の上部には雲がかかりこの日は展望が利かなかった。
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いくつかのピークを乗り越え、常念岳直下の縦走路に入っていく。
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振り返ってみると、山の斜面でも紅葉が始まっているのが良く見えた。
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そして、常念岳への最後の上り道となる。岩がゴロゴロして歩きにくい。こんな岩場には、ルートを示す赤ペンキのマークが岩に書かれている。このルートでは、書いた人に遊び心があるようで、普通の○印だけでなく、ハートマークやニコニコマークで書かれた岩をいくつか見かけた。苦しい上りだけに、ニコニコマーク等を見ると気持ちが和むものだ。
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そして、常念岳山頂に到着する。常念岳は標高が2857m、常念山脈の主峰であり日本百名山のひとつでもある。常念岳の由来は、坂上田村麻呂がこの地に遠征した際に、重臣である常念坊がこの山へ逃げ込んだとされることから付けられたといい、初夏になると、山体に常念坊の雪形が浮かび上がるといわれている。
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常念岳山頂から、常念小屋には下らず前常念岳へのルートに進む。
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振り返ると、常念岳山頂に登山者が豆粒のように見えた。
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谷間には、雲海が広がり天気が悪化しそうな雰囲気になってきていた。
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前常念岳までは岩稜の歩きにくい厳しい道であった。雨でも降ると岩で滑って危ない道である。前常念岳の三角点のある場所の下には、石室がある。緊急時の避難小屋になるのであろう。
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ここから、三股までは4時間以上もかかる長い下山道である。紅葉がきれいな場所もあったが、あまりのんびりも出来ずどんどん下っていった。
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中間地点で長めの休憩をとったくらいで、後はグングン下って行ったのでコースタイムよりも1時間以上も早めに三股の駐車場に着くことが出来た。同行した仲間は健脚ぞろいで助かった。今回も無事に下山でき、温泉にもゆっくり寄ることができた。北アルプスは、何度行ってもいい山域である。