皇海山登山を諦め、日光白根山の登山口になる丸沼高原スキー場のロープウェイ乗り場に着いたのは、午前7時過ぎだった。駐車場の周りの樹木の紅葉が始まっており、曇り空であったがなかなか良かった。
ロープウェイの運転開始時間が7時半なので、ちょうどいい時間だ。駐車場もまばらだが、これから登山しそうな出で立ちの人たちが大勢集まってきていた。
我々も、さっそく支度をしてチケット売り場に向かう。日光白根山の登山コースは、突然決めたので地図も持ってきてない。チケット売り場に置いてあった観光用パンフレットを頂きコースを確認する。コースを欲張らなければ、4,5時間歩けば戻ってこれるようだった。ただし、ロープウェイを利用しないと無理なので、今回は往復のチケットも買う。いつの間にか、ロープウェイの運行が始まり、乗車を待つ人の群れは全て登山者ばかりであった。百名山だけあって、人気の山のようである。
ロープウェイで一気に標高2000m地点まで運んでくれる。ロープウェイから見る紅葉も見事だった。
ロープウェイを降りると広場があり展望のいい場所に「天空の足湯」があった。絶好のロケーションがある足湯である。
(前方に見えるのが日光白根山)
足湯に入りながら、有名な山々を展望できる。
(足湯から見える山々:浅間山、四阿山、草津白根山、武尊山、苗場山、谷川岳、巻機山、至仏山、平ヶ岳、燧ケ岳)
足湯に入るのは、下山後の楽しみに残し、登山コースに向かった。
登山コースの入り口には、「二荒山神社」がある。神社で安全登山を祈願して歩き出した。
しばらくは樹林帯の緩やかな登山道を進む。山岳信仰の山であることから、登山道の途中には大日如来像が鎮座していた。
大日如来像を過ぎたあたりから登山道ぽくなってきた。
崩落が激しい「地獄ナギ」を通過する。
辺りが開け展望のいい場所に着いた。展望を見ながら少し休憩する。ここからは、意外と近くに富士山が見えた。
また、墨絵のような山並みも素晴らしい。
森林限界をすぎると、砂礫の歩きにくい道となってくる。
傾斜もきつく、砂礫に足を取られ歩きにくいことこの上ない。あたり一面の風景は、樹林帯の中とはうって変わり火山だったという事を認識させられる。
また、展望は素晴らしく360°すべてが視野に入る。うす曇りで晴れとはいえないが、回りの山々はすべて展望できる。眼下の山々の紅葉も一望である。
やがて、日光白根山の頂上に到着する。標高2578mのピークは関東以北では最も高いそうだ。後方に見える双耳峰は、尾瀬の名峰燧ケ岳だ。
頂上から先は、五色沼経由で下山するつもりで沼を目指して進もうとした。だが、見た限り結構距離がありそうだった。少し行ってから時間的に無理だと判断し、引き返した。頂上に戻り、弥陀ヶ池方面に下山を始めた。その時、回りの人が中禅寺湖とか男体山という単語を発しているのが聞こえた。よくよく考えてみたら、前方に見えた大きな沼は五色沼ではなく中禅寺湖だったというのが判った。そして、隣にある大きな山は、有名な男体山であることに思い当った。こんな間近に見えていたなんて感激する。みんなで、中禅寺湖まではとても歩いていけないねと大笑いだ。
山頂からは、噴火口であった場所が池になっているのが見える。エメラルドグリーンの池は神秘的である。
弥陀ヶ池までの下りは、なかなか厳しい下りだ。下りも砂礫の道なので滑りやすい。しかし、眼下には丸沼、菅沼などの大きな沼が見える。濃い青や緑がかった色をしており自然の彩の不思議を感じた。
弥陀ヶ池が見えてきた。もう少し下れば到着だ。
途中では、真っ赤な実が付いた木がある。葉っぱはまったくなく実の赤だけが妙に目に付いた。
弥陀ヶ池の手前で昼食休憩をする。その後、座禅山の噴火口を見てロープウェイ山頂駅に向かう。
山頂駅までは、来た時と別のルートをたどり自然散策コースを歩く。そして、ロープウェイに乗る前に、予定通り「天空の足湯」で一休みをする。足湯は、大勢の登山者や観光客で賑わい、体も心も癒される場所であった。
そして、ロープウェイで駐車場まで戻り、長い距離と時間をかけて帰路についた。予定通りの計画にはならなかったが、とっさに変更した山行も充分満足できたものだった。
ロープウェイの運転開始時間が7時半なので、ちょうどいい時間だ。駐車場もまばらだが、これから登山しそうな出で立ちの人たちが大勢集まってきていた。
我々も、さっそく支度をしてチケット売り場に向かう。日光白根山の登山コースは、突然決めたので地図も持ってきてない。チケット売り場に置いてあった観光用パンフレットを頂きコースを確認する。コースを欲張らなければ、4,5時間歩けば戻ってこれるようだった。ただし、ロープウェイを利用しないと無理なので、今回は往復のチケットも買う。いつの間にか、ロープウェイの運行が始まり、乗車を待つ人の群れは全て登山者ばかりであった。百名山だけあって、人気の山のようである。
ロープウェイで一気に標高2000m地点まで運んでくれる。ロープウェイから見る紅葉も見事だった。
ロープウェイを降りると広場があり展望のいい場所に「天空の足湯」があった。絶好のロケーションがある足湯である。
(前方に見えるのが日光白根山)
足湯に入りながら、有名な山々を展望できる。
(足湯から見える山々:浅間山、四阿山、草津白根山、武尊山、苗場山、谷川岳、巻機山、至仏山、平ヶ岳、燧ケ岳)
足湯に入るのは、下山後の楽しみに残し、登山コースに向かった。
登山コースの入り口には、「二荒山神社」がある。神社で安全登山を祈願して歩き出した。
しばらくは樹林帯の緩やかな登山道を進む。山岳信仰の山であることから、登山道の途中には大日如来像が鎮座していた。
大日如来像を過ぎたあたりから登山道ぽくなってきた。
崩落が激しい「地獄ナギ」を通過する。
辺りが開け展望のいい場所に着いた。展望を見ながら少し休憩する。ここからは、意外と近くに富士山が見えた。
また、墨絵のような山並みも素晴らしい。
森林限界をすぎると、砂礫の歩きにくい道となってくる。
傾斜もきつく、砂礫に足を取られ歩きにくいことこの上ない。あたり一面の風景は、樹林帯の中とはうって変わり火山だったという事を認識させられる。
また、展望は素晴らしく360°すべてが視野に入る。うす曇りで晴れとはいえないが、回りの山々はすべて展望できる。眼下の山々の紅葉も一望である。
やがて、日光白根山の頂上に到着する。標高2578mのピークは関東以北では最も高いそうだ。後方に見える双耳峰は、尾瀬の名峰燧ケ岳だ。
頂上から先は、五色沼経由で下山するつもりで沼を目指して進もうとした。だが、見た限り結構距離がありそうだった。少し行ってから時間的に無理だと判断し、引き返した。頂上に戻り、弥陀ヶ池方面に下山を始めた。その時、回りの人が中禅寺湖とか男体山という単語を発しているのが聞こえた。よくよく考えてみたら、前方に見えた大きな沼は五色沼ではなく中禅寺湖だったというのが判った。そして、隣にある大きな山は、有名な男体山であることに思い当った。こんな間近に見えていたなんて感激する。みんなで、中禅寺湖まではとても歩いていけないねと大笑いだ。
山頂からは、噴火口であった場所が池になっているのが見える。エメラルドグリーンの池は神秘的である。
弥陀ヶ池までの下りは、なかなか厳しい下りだ。下りも砂礫の道なので滑りやすい。しかし、眼下には丸沼、菅沼などの大きな沼が見える。濃い青や緑がかった色をしており自然の彩の不思議を感じた。
弥陀ヶ池が見えてきた。もう少し下れば到着だ。
途中では、真っ赤な実が付いた木がある。葉っぱはまったくなく実の赤だけが妙に目に付いた。
弥陀ヶ池の手前で昼食休憩をする。その後、座禅山の噴火口を見てロープウェイ山頂駅に向かう。
山頂駅までは、来た時と別のルートをたどり自然散策コースを歩く。そして、ロープウェイに乗る前に、予定通り「天空の足湯」で一休みをする。足湯は、大勢の登山者や観光客で賑わい、体も心も癒される場所であった。
そして、ロープウェイで駐車場まで戻り、長い距離と時間をかけて帰路についた。予定通りの計画にはならなかったが、とっさに変更した山行も充分満足できたものだった。