とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2011遠山郷マラニック マラニック(前半)

2011-09-20 22:43:32 | マラソン
いよいよマラニック本番の日になった。今年の参加者は55キロが100名ほど、45キロが40名ほどである。午前6時近くとなり、ランナーたちが、スタート会場の「かぐらの湯」前に集まってきた。


開会式が始まり、前夜祭にも来賓で参加した飯田市副市長の挨拶が行なわれた。


開会式のセレモニーが終わると、参加者全員での記念写真の撮影である。プロのカメラマンのカメラもあるが、個人個人でのデジカメ撮影もあり全体写真を撮るのも大変である。


そして、6時30分に全員スタートする。今年は、45キロ、55キロとも同時スタートである。


山の上には薄い雲がかかっていたが、だんだん天気は良くなりそうだ。朝の空気は涼しく、しばらくは快適に走ることが出来た。


まずは、4キロほど平らな道を走る。朝もやの中、赤い橋を渡る。


橋を渡り反対側に下りると、最初のエイド大町「天仁の杜」に到着する。今年も、恒例のマレットゴルフに参加する。一人当たり2回打つことができるが、なかなかホールインワンは難しい。残念ながら、私は今年もダメだった。それでも、100人以上の人がいると出来る人はいるものである。何人かは、見事ホールインワンを取って商品をゲットしたようだ。走る大会で、こんな遊びをさせられるなんて他では聞いたことがない。でも、楽しいイベントである。




マレットゴルフを終えて、早速エイドの食べ物を頂く。ここのエイドでは、果物や飴のほか、焼餅が出されていた。直ぐお腹が減ってしまうので、腹持ちがいい御餅を先ず頂く。


「天仁の杜」から、最初の上り坂となる。しばらくは走って上ることができたが、だんだん苦しくなって歩きが入る。3キロほど進むと第3エイドの十原に着く。ここでは、冷たいリンゴやトマトを頂く。ともかく、全エイドで食べたり飲んだりして楽しみながら走るつもりだ。


十原からは坂を下っていく。雲が切れ、明るい日射しが谷間を照らしていた。だんだん暑くなっていきそうである。


10キロ地点を通過する。


白岩稲荷社前を通過する。


12キロほどの地点が、第4エイドの八重河内「いろりの宿島畑」である。ここでは。手作りの栄養精力ドリンクが目玉である。昨年は、「まむし酒」「熊のい」「はちみつうめジュース」等が用意されていたが、今年も同じようなドリンクが用意されていた。私は意を決して「熊のい」を頂く。「熊のい」とは、ツキノワグマやヒグマの胆嚢であり、乾燥させて造られたものだ。健胃効果や利胆作用など消化器系全般の薬になる。お猪口で一口頂くが、ものすごく苦い。まさに良薬口に苦しである。


近くには、熊の剥製を持っている人がいた。


このエイドでは、「熊のい」の他、トン汁や煮詰めた芋なども食べる。個性的な食材がある楽しいエイドである。その後、直ぐ上にある吊橋を渡り、川の対岸にはいる。


橋の上から見た第4エイドの八重河内「いろりの宿島畑」の様子。


川の対岸では、急な山道を喘ぎながら上る。


山を上がったところに観音様が立っている。観音様に完走を祈って先に進む。


畑の中の一本道をしばらく走る。のどかな風景だ。


3キロほど走り、スタート地点の「かぐらの湯」の裏どおりの道になる。遠山温泉郷の旅館街の道である。遠山郷では一番の繁華街だ。住民が応援するなか、龍淵寺への急な石段を上がる。


龍淵寺の本殿前で焼香をする。住職も応援してくれる。


境内を出たところに遠山郷の名水として名高い「観音霊水」が湧き出る水場がある。日本一の鉱物物質含有量を誇るナチュラル・ミネラルウォーターとして注目されている水である。気温が上がり暑くなってきたので、この湧き水は、冷たくておいしい。観音様のご利益がある霊水である。


「観音霊水」の先にあるのが、第5エイド「龍淵寺」である。ここの名物は茶屋で作っている「ふじ姫饅頭」、しし肉、おはぎ等である。特に「ふじ姫饅頭」は知る人ぞ知る有名な饅頭である。ここでも一通りのものを口にした。


「龍淵寺」から「合戸峠」を経て第7エイドの「旧木澤小学校」に向かう。「合戸峠」は前回通らなかったコースだ。この峠越えも、なかなかきついコースである。しかも、途中で蜂に刺された人もいた。峠を下りきると前夜祭を行なった「旧木澤小学校」が見えてきた。ここでは、おにぎりやそばを頂く。


「旧木澤小学校」を出ると、第8エイドの「上村自治振興センター」までの往復10キロのコースが始まる。平坦だが、単調な道で暑さがこたえる精神的に辛いコースである。ただ、折り返しとなるので、知り合いのランナーに出会い声を掛けられる点はいい。なんとか往復して、第9エイドの「上島」に着く。ここで55キロコースの半分くらいを走った勘定になる。


「上島」を出ると、目の前にスノーシェードのトンネルがある。ここからが、全コース中最も標高がある下栗1072mへの上り坂となる。上島から標高差550mを上らなければならないのである。


2011遠山郷マラニック マラニック(後半)に続く。