とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

スパコン:1秒に1京回の計算速度達成

2011-11-02 21:12:51 | サイエンス
理化学研究所と富士通が共同開発している演算速度世界一のスーパーコンピューター「京」が、開発目標としていた1秒間に1京回(京は1兆の1万倍)の計算速度を達成したそうだ。今年6月に世界最速となった同8162兆回を上回る性能で、まさにダントツの演算速度を更新したわけである。

今年6月に発表されたスパコンの世界ランキングでは、日本の「京」がアメリカや中国に奪われていた首位の座を7年ぶりに取り返した。蓮舫さんの「2位じゃダメなんでしょうか」発言で、ひときわ脚光を浴びて世間の注目を浴びたスパコンだが、やはり1位をとったというニュースは日本人に元気を与えてくれた。当時のベスト5は以下のとおりだ。

1位 日本 京 8162兆回/秒
2位 中国 天河1A号 2566兆回/秒
3位 アメリカ ジャガー 1759兆回/秒
4位 中国 星雲 1271兆回/秒
5位 日本 TSUBAME2.0 1192兆回/秒

これだけ見ても、「京」の演算速度がダントツであることがわかる。そして、今回はそれを上回る1京回/秒だという。ただ、これも開発途中で完成は来年6月だという。本格運用は来年11月なので、その時点では更に高速になることであろう。完成すれば、地震や津波のシミュレーション、創薬などの分野ではばひろく利用が見込まれているそうだ。これで、日本の科学技術の飛躍が更に見込まれそうである。

因みに、このスパコン「京」は、神戸市中央区のポートアイランドにある理化学研究所「高度計算科学研究支援センター」に設置されている。今度の神戸マラソンのゴール地点からほんの目と鼻の先だ。理化学研究所前の駅名も「京コンピュータ前」とついているくらいだ。マラソンゴール後にできれば近くまで行ってみたいと思っている。