とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

映画『アメイジング・スパイダーマン』

2012-07-09 20:56:49 | 映画
映画『アメイジング・スパイダーマン』予告編


解説 (goo映画より)
アメコミから生まれた「スパイダーマン」シリーズの新章となる第1弾。主人公ピーター・パーカーの知られざるもうひとつの一面が3D映像で語られる。監督は「(500)日のサマー」のマーク・ウェブ。出演は「アイム・ヒア」のアンドリュー・ガーフィールド、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のエマ・ストーン、「ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ」のリース・イーヴァンズ、「ラブ・ソングができるまで」のキャンベル・スコット。

あらすじ(goo映画より)
13年前に父リチャード(キャンベル・スコット)と母メアリー(エンベス・デイヴィッツ)が失踪して以来、伯父夫婦であるベン(マーティン・シーン)とメイ(サリー・フィールド)に育てられてきた高校生のピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)。彼は、ニューヨーク市警警部キャプテン・ステイシー(デニス・リアリー)の娘で、同級生のグウェン・ステイシー(エマ・ストーン)を密かに慕っていた。そんなある日、ピーターは自宅で父親の残していった鞄を見つける。中には、父の親友であった生物学者カート・コナーズ博士(リース・イーヴァンズ)と父の関わりを記したメモが入っていた。父のことを知ろうと、ピーターはオズコープ社で遺伝子を研究するコナーズ博士を訪ねるが、そこで遺伝子操作の実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。その翌日、ピーターの体内で大きな異変が起こり始める……。


なかなか映画を見に行く時がなかったが、久しぶりに見に行くことができた。今回見たのは、話題の『アメイジング・スパイダーマン』である。スパイダーマンといったら、過去3部作が作られており、第4作目なのかと思っていたが、今回は、過去の作品とはまったく繋がりがなく、新たに最初から作り直した映画だという。過去の3作はサム・ライミ監督で、主人公のピーター・パーカー役はトビー・マグワイアであったが、第4作目の計画が持ち上がったとき、サム・ライミ監督が降板してしまい、白紙になったようである。

ソニーは新監督としてマーク・ウェブを迎えてシリーズをリブートし、ピーター・パーカー役のアンドリュー・ガーフィールド、グウェン・ステーシー役のエマ・ストーン、リザード役のリス・エヴァンスを新キャストとして製作している。リブート版では高校時代のピーター・パーカーが描かれ、前作の恋人のMJは登場せず、別の恋人グウェン・ステーシーが登場する。3Dで撮影されており、壁に張り付き、ニューヨークの摩天楼を蜘蛛の糸を噴射しながら縦横無尽に飛び回るスパイダーマンの映像は、迫力がある。前作でも、その映像効果に感心したが、3Dになってさらにパワーアップしたともいえる。

内容的には、前作とそれほど変わってはいない。多少設定の違いがあるものの、基本的には、スパイダーマンは遺伝子操作された蜘蛛に噛まれてしまい、蜘蛛の能力を身に付けたことになっている。まあアメコミだから、かなり突拍子もない理屈でヒーローが出来てしまうわけである。スパイダーマンはコスチュームで変装するだけで、体は人間のままだが、悪役のコナーズ博士は、体までトカゲに変身してしまう。これは、強力な遺伝子操作の注射をしすぎたためなのだろうか?それでも、事が終わると人間の姿に戻っているのが不思議だ。この辺りは、深く突っ込まない方がいいのかもしれない。

前作と違う点をあげるとなると、アクションだけでなく、ピーターが葛藤しながら自分探しをして成長していく姿と、グウェンとのロマンスに力が置かれ、ちょっとした青春映画ふうに仕上げられている。ピーターのアンドリュー・ガーフィールドは、なかなかのイケメンであり、恋人のグウェン・ステイシーのエマ・ストーンはとってもキュートで可愛い。映画では、ずっとグウェンの顔ばかり見ていたような気がする。

過去のスパイダーマンも好きな映画だったが、今回新たにリブートされたアメイジング・スパイダーマンもいい作品に仕上がっていたと思う。グウェンの父親が亡くなる間際に、ピーターがスパイダーマンであることを知って、娘ともう付き合わないで欲しいと約束させられてしまう。ああ、これで二人のロマンスは終わってしまうのかと思ったが、ピーターは忘れることもたまにはあるさと、しっかりグウェンと会ってしまう辺りが、最近の若者の感性なのか。これでなければ、次回作に繋がっていかない。監督も都合よく作ったものである。既に、三部作となることが決まっているらしい。