とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

「さわやかに夏を」大谷康子さん

2013-06-13 23:24:24 | 社会人大学
第4回目の社会人大学は、ヴァイオリニストの大谷康子さんの登場である。社会人大学には16回連続だというから、もうお馴染みの人だ。愛器ピエトロ・グァルネリは305歳になったという。そして、ピアノ伴奏は榎本潤さんである。今年のコンサートも、素晴らしいヴァイオリンとピアノが奏でる音色に感銘した。

今回のプログラムは下記の通りだ。

エルガー/愛の挨拶
モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタK.304
ドボルザーク/ユーモレスク
ドボルザーク/わが母の教え給いし歌
シューマン/アダージョとアレグロ
ブラームス/ハンガリア舞曲№5
    休憩
佐村河内守/無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌより
アラール/椿姫ファンタジーより 乾杯の歌
サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン

愛の挨拶から始まって、ユーモレスク、ハンガリア舞曲、乾杯の歌、ツィゴイネルワイゼンなどお馴染みの曲も多く、年に1回のクラシックコンサートを堪能した。


大谷さんのコンサートは、演奏だけでなくいろんなトークもあって楽しいのだが、今回はシューマン、ブラームス、シューマンの妻クララの三角関係の話が興味深かった。ブラームスはシューマンに師事することになったのだが、実は、シューマンの妻クララに恋していたのではなかったのかという話だった。ブラームスの曲には、クララをイメージさせるような部分がいくつもあるそうだ。ブラームスは14歳年上のシューマンの妻クララと知り合い、シューマンの死以降も、生涯に渡って親しく交流を続けたが、生涯独身を貫いたという。シューマンの最後の言葉は、「私は知っている」とクララに囁いたというが、何を知っていたのだろうか?なかなか意味深な最後の言葉だ。今も昔も、男女の仲は複雑なものだ。

さて、今回の大谷さんのドレスは社会人大学50周年を記念して新調したという可愛らしいデザインだ。最後のアンコール時には、観客席をぐるっと回って演奏してくれるので、思わず写真を撮らせてもらった。社会人大学の講師陣のなかでは大谷さんが、一番華がある。ヴァイオリニストは何で、こんなにも美人揃いなんだろう。