とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018谷川岳&ラフティングツア-:1日目谷川岳

2018-08-06 21:23:54 | 山登り
8月最初の週末は、群馬県と新潟県の境にある谷川岳に向かった。2回目の登山となるが、初めて登った時の印象が良かった西黒尾根経由のコースを再度登ることにした。

谷川岳は初級者から上級者向までの変化に富む登山コースを有し、多くの登山者が訪れる山だが、危険個所の多さと急激な気候変化が影響し、遭難者の多い山としても知られている。谷川岳遭難事故記録によると、統計を取るようになって800人以上もの死者が出ているという。この飛び抜けた数は世界の山のワースト記録としてギネス世界記録に記載されており、「魔の山」とか「死の山」とも呼ばれている。ただし遭難者の多くは一ノ倉沢などの岩壁からの登頂によるもので、我々が進むルートは、慎重に進めばめったに遭難することはない。

前日の深夜、谷川岳ロープウェイ乗り場の駐車場に到着し、朝6時から西黒尾根登山口に向かう。10分ほどで登山指導センター前まで来た。この日も朝から空は晴れ渡り、一日中好天が続きそうだ。


登山指導センターで登山届を提出すると、ここから登山の始まりである。今回は、6人のパーティだ。


6:26。舗装道路が終わり、本格的な登山道となる。しかもいきなりの急登だ


西黒尾根の稜線を登るのだが、西黒尾根登山口から急坂が2時間も続く。


急峻な岩場の鎖場も出てくる。


標高1,300mあたりを過ぎると樹林帯が終わり、狭い稜線を通過しながら、素晴らしい景色を見ながら進む。魔の山と呼ばれる謂れとなった一ノ倉沢も見える。そして、猫の耳のような二つのピークが見える。それぞれトマの耳とオキの耳と呼ばれる谷川岳の山頂だ。


再び、急な鎖場を登る。




8:55。ラクダの背まで着いた。樹林帯を抜けてから陽射しが強く、暑くてキツイ登りとなっていた。喉が渇き、いつもに増して苦しい登山となっていた。


見上げれば、まだまだキツイ登りの尾根が続いている。


下のほうを見ると、登ってくる登山者の姿が小さいくらいに高度が上がっているのがわかる。


10:10。西黒尾根のザンゲ岩に到着する。ここまでこれば山頂は近い。


10:30。山頂に行く前に、肩の小屋で一休みすることにした。管理人がいて、売店があり冷たい飲み物にありつける。


あまりの暑さに売店のビールに目がくらみ、山頂に行く前に大休憩となった。


小屋で売っている谷川岳Tシャツ。「魔の山なんて誰が言う 味わい深し谷川岳」というフレーズが味わい深い。


一息ついて体力も回復したので、荷物を置いて、空荷で谷川岳最高峰のオキの耳まで向かう。


11:57。オキの耳(1977m)に到着する。山頂は登山者で溢れ、記念撮影も順番待ちだ。


オキの耳から、トマの耳に向かう。トマの耳の直下は先に通り過ぎていたので、今度は山頂を目指す。


12:27。トマの耳(1963m)に到着する。これで両耳を制覇し、谷川岳山頂を登り終えることができた。


下山は、天神尾根経由とする。13:08。天神尾根のザンゲ岩でみんな何やらザンゲしている様子。


13:30。上部に尖った岩があり、「天狗の溜まり場」と呼ばれる場所に着いた。


14:05。赤いペンキで塗られた熊穴沢避難小屋を通過する。


14:40。天神平のロープウェイ乗り場が見えてきた。


リフトの先に行けば、ロープウェイ乗り場はすぐだ。


14:44。谷川岳ロープウェイ天神平駅前に着いた。


このままロープウェイに乗って下山もできたのだが、まだ時間に余裕があり、喉も乾いていたのでロープウェイ駅内のレストランで休憩する。生ビール、コーヒーゼリー、かき氷などで無事下山の乾杯を早々としてしまう。


結局、ロープウェイに乗ったのは15:30過ぎとなっていた。下山時にロープウェイがあるとありがたいものだ。




初めて登った時は、そのまま車で家に帰ったものだが、今回は水上温泉に宿をとっていたので気持ちに余裕がある。駐車場に戻り、車で30分ほど走り、この日の宿となるペンションに着いた。この後は、温泉と美味しい夕食が待っている。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図


「2018谷川岳&ラフティングツア-:2日目ラフティング」に続く。

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