このところ、風邪をひいたりインフルエンザに罹ったりして山へ行くことができなかったが、久しぶりに梅雨の合間をぬって山に行って来た。場所は、三重県と滋賀県の境にある御池岳と鈴北岳である。御池岳は、鈴鹿山系の最高峰の山であり標高1247m、鈴北岳は1182mである。
コースは、地図の①から⑦の順番で回り①に戻ってくる周回コースだ。花を見るなら4月から5月にかけての時期が最もよく、その時期に行くつもりで何度か計画したが、全て流れて6月のこの時期になってしまった。
6月といえば梅雨時である。ジメジメして暑くなるこの時期は、山で最も恐ろしい生き物と遭遇する時期でもある。山で最も恐ろしいといったら「山ヒル」だ。なんせ、鈴鹿山系の山は6月から9月くらいにかけては「山ヒル」が大量に出没する山として有名である。今回は、ヒル対策を万全にした上での登山であった。
「山ヒル」は嫌だが、それにも増してこの山の景観は素晴らしい。広大な草原にあちこちからカレンフェルトと呼ばれるカルスト地形特有の白い石塔が突出していたり、ドリーネと呼ばれるすり鉢上のくぼみに雨水が溜まってできた池が点在している。また、鈴北岳と御池岳の間には、日本庭園と呼ばれる自然が作り出した素晴らしい庭園が広がっている。今まで登った山々とは一味違う景色に感動である。
ただ、今日は朝早く出かけただけに眠くなってきた。詳しい様子や写真については、明日アップすることにする。「山ヒル」との対決の様子も明日に…。