ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

クアラルンプール

2012年10月04日 | ITS
中国国慶節の休みにクアラルンプールへ行って来た。まあ、休暇だから中国を逃げ出したということだけど、実は上海はそんなに危ない訳ではない。

マレーシアの高速道路料金は日本の1/10程度。また、課金区間毎に料金所がある。
ゲートにはETCレーン、タッチ式プリペイドカードのレーンと、現金レーンがある。日曜日、平日夕方、夜などゲートを通過したが、特に渋滞はなかった。
出口は1キロ毎位の頻度で設置されていて、出口料金所は無いように思った。

マレーシアの自動車事情で特筆すべきは自家用車事情。
田舎に行っても住宅には必ずクルマがある。世帯普及率は60%を超えており、10%程度のタイ、インドネシアとは格段の違いだ。ASEANの中ではもっとも裕福な国だが、それにしても高い。

走る車を見て感じることは、その改造比率の高さ。
私のようなその方面の専門家でないと気が付かないかもしれないが、大口径アルミやエアロを装着している車は驚くほど多い。
何らかの小規模はなドレスアップまで含めれば、ノーマル車の方が少ないのではないか、とも感じる。
実際KLセントラルの駅構内売店で、TeinとかYoshimuraというような車用ステッカーが販売されていた。

この状況から若い人が多く車に乗っていることが想像できるのが、実際若者は10年程度前の国産車プロトンWIRA(三菱の3世代前のランザーがベース)を軽く改造して乗っているというケースが多い。
国産車への優遇策がある事、車検がない事、自動車税、ガソリンが安い事などから、若者が車を持つことの垣根が低いのだと思う。

さらに、車の普及率と裏腹というか、原因なのか結果なのかわからないが、公共交通機関は未発達に感じた。
KL市内のメトロやモノレールはモダンだが、路線が少ない。
国家を南北に縦断するマレー鉄道はお世辞にも近代的とはいえない。
今回「片道をマレー鉄道でいく日帰りマラッカツアー」というのに参加したのだが、朝KLセントラルまで送ってくれたミニバンが150kmほどはなれた到着駅で先に待っていたのには驚いた。ミニバンより遅い特急列車なんてだれも利用しないだろう。


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