ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

植草一秀氏、高速道路は無料化すべし、だそうです。

2014年02月17日 | 高速道路
植草一秀氏といえば、ミラーマンの人だよね。
最新のNetIBニュース記事 「高速道路は無料化すべき

論点は
・東名高速で雪による立ち往生がでた。
・車が一般道に出ることができず、渋滞が長期化したため。
・アメリカのフリーウェイはインターチェンジが短間隔であるからこんな問題は起きない。
・日本の高速道路に出口が少ない理由は有料だから。
・だから、日本も無料化にして出口を沢山作ればおk。

は~、この人がかつてはもてはやされていたってのが信じられない。

問題はインターチェンジの間隔が長いことで、それと有料無料は直接の因果関係ではない。
たしかに料金所に対する投資、コストの問題はあるにせよ、スマートICを使えばそれはさほど大きな問題ではない。

植草氏の言っていることは、「まれに起きる災害時の車両退出のために、高速道路は無料化すべし」
財源、渋滞悪化というような、それによるデメリットについてはまったく言及なし。

久々にレベルの低いお話を聞かせていただきました。

何故日本人は「TARO YAMADA」と名乗るのか?

2014年02月16日 | 雑記
検索してみたら10年位前に同じようなことをかいてるけど、最近また気になってしかたがないので書く。

田中マー君がヤンキースの入団会見で「マイネームイズマサヒロタナカ、アイムベリーハッピー」と自己紹介したのがやたらとTVで流れているが、これを見るたびに恥ずかしい。
彼の英語が下手だから、というのではない。野球一途にやってきた若者がまだ英語を喋れなくて当然だし、おそらく数年でペラペラになるだろう。

何が嫌なのかといえば、もし日本語でのスピーチだとしたら「私の名前は田中将大です」から始めることはないだろう。そんなのみんな知っているから集まってるわけで。
私自身が英語でスピーチやプレゼンをする場合、司会者が私の名前を紹介してから始まる場合はマイネームイズの自己紹介はしない。

本題はここから。

仮に自分の名前をいう必要がある場合には、姓だけを名乗る。
私の名前は姓+名であり、本当は姓+名で自己紹介したいが、日本人は外人に対して名+姓で名前を表記しているから余計な誤解を与えたくない。
とはいえ、私は名+姓で自己紹介は絶対にしたくない。その辺の事象から、自己紹介では姓しか名乗らない。

名+姓で自己紹介したくないのはそれでは私の名前ではないから。
郷に入れば郷に従えということわざがあるだろう、というかもしれない。一般的にはそのとおりだと思うが、名前は別の話だろう。
というか、もしそうであれば名+姓の人間が日本に来て日本人に自己紹介するときには姓+名でするべきだ。

私が暮らす中国では、習近平の英語表記は Xi JinPing だ。
これが至極当たり前だと思う。

しかし、そう思う同胞はあまり多くない様に思える。
アメリカに駐在するとTomとかJimとかいうファーストネームを付けて名刺を作る人がいるけど、あれも私には相当恥ずかしい。
アメリカ人には日本の名前は呼びにくいから、という話を聞いたことがあるが、だったら日本で働く外国人にもヒロシとかメグミとかつけたらいい。
以前建設会社で働くイラン人の名前が呼びにくいということで現場監督が彼らに佐藤とか鈴木とか名前をつけてたのが「差別だ」といって話題になったけど、それとはどう違うのだろうか?

新東名 大雪で「全面閉鎖」も狙い通り、とは?

2014年02月11日 | 高速道路

産経新聞 新東名 大雪で「全面閉鎖」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140211-00000057-san-l22

この記事、いったいなにを言いたいのか。

事実は以下の通り
・新東名は雪で早々と閉鎖となった
・理由は、キャパ的に新旧双方の除雪ができない中、新の方が橋が多く、且つ降雪量が多かった事から除雪が大変なため、旧の保守に専念したということ。
・結果、旧だけの運用となったが混乱はなかった。

50年に一度の雪程度の災害なら、新東名なんて作らなくても問題は起きなかった、ということ。

ところが中日本高速と産経新聞は、「新東名が閉鎖になっても東名が運用できた。ダブルネットワーク効果が発揮できた」「新東名を作った当初の狙いが達成できた」と言ってる。

逆のケースの可能性を言ってるんだろうけど、なんだかなぁと思う。

佐村河内守氏のこと

2014年02月07日 | インチキ・疑似科学
佐村河内守氏の件、マーケティング的にはよくできていると思う。
過去のクラシック作品からいいところととってきて荘厳なオーケストラを作り、クラシックになじみのない人に聞かせればたいていは感動する。ただ、それだけでは売れない。

そこに、障害を克服しているという物語とベートーベンを彷彿とさせる長髪にサングラスという風貌、さらにヒロシマとか被災地というキーワードを振りかければ、商売としては満点。それにNHKのお墨付きはちょっと行きすぎかもしれないけど、こうしたら物は売れるという基本はすべて押させていて見事としか言いようがない。

この話、芸術への造詣があまり深くない人たちを相手に商売しているという意味ではラッセンやヒロヤマガタとちょっと似ているが、絵と違い購入者の出費はCDなのでたいしたことはない。将来値上がりするというような怪しい話もない。
だから、それを聞いて癒されるのならそれでいいのかもしれない。

バナメイエビをうまいと思って食べてるのと同じ。
実際に誰が作曲していようが、聞こえる音楽に変わりはない。聴いて良いと思ったならそれでいいはずだよね。
「全聾の人が作曲した曲だがらいい、そうじゃなければよくない」というのなら、それは音楽とは別の話だろう。

考えようによっては、プロダクションなんじゃないの? 
実際に作曲する人がいて、それにマーケティング的な意味を付加するためのパッケージになる人がいる。

障碍者のふりをするというあたりに非道徳的なものがあることは否めないが、どうせなら最後までだませばよかったのに。(皮肉です)

ベトナム ムイネーの歩き方

2014年02月07日 | 雑記
この記事はITSとは全く関係ありません。

中国の春節休暇でベトナム、ホーチミンの東にあるリゾート「ムイネー」に行ってきました。
このムイネーというリゾートはネットの情報は限られているので、この記事が旅行を計画中の方に参考になればと思います。
それ以外の方は読む必要はありません。

まず、どんな所か。一言でいえば田舎のビーチリゾート。でも高級ホテルの中にいる限りはハワイと何ら変わりません。
一級のリゾート地です。ただし海とマリンスポーツ以外の娯楽はあまり期待しないほうがいいでしょう。
わざわざ来るところじゃないかもしれないけど、ある程度日程があってホーチミンとセットなら良いのではと思います。

ロシア人と中国人が観光客の8割。あとは欧豪人、韓国人。同邦に会うことは滅多になさそうです。泊まったリゾートのマネージャーによれば、日本人は週に一組程度とのことでした。

1.行きかた
予算に制約がなければホーチミンからタクシーかプライベードカーのチャーター。1万円ぐらいあれば往復出来るのではと思いますが調べてません。
最も現実的な選択肢はオープンバスです。値段忘れましたが、片道数百円の筈。
日本からの予約を考えるとシンツーリスト(旧シンカフェ)が一番使いやすいでしょう。
バスはwebサイトから予約可能。
BUS SCHEDULEで時間を確認し、TRNSPORT→OPEN BUSのページから予約できます。 バスはSAIGON-MUI NEです。
出発はシンカフェ前(デタム通り)です。ベンタイン市場からすぐ。ドンコイ付近のホテルからタクシーで10分以内で行けます。ホーチミンでシンカフェは有名なのでタクシーでも大抵通じます。

ネットで予約した紙をもって出発の30分前にはシンカフェに行き、奥のキャッシャでパスポートとクレジットカードをみせ支払い、その後入口のチェックインカウンターで往復のチェットを貰います。その時、行くホテルを聞かれます。注)予約で使った自分名義のクレジットカードを必ず持っていくように。
シンカフェは白い看板。一番人が群がっているのですぐわかります。

せまい店内で雑然としてますが、発券等はシステム化されててスムーズ。
次に外の係員にチケットを見せて,どのバスかを教えてもらいます。座席指定です。
水が配られ、途中1回15分のトイレタイム、合計4時間半くらいかかります。
10年前にメコンデルタツアーで利用した時と比べて何が変わったかといえば、安全運転。昔は命懸けの様な運転でした。

ムイネーは海岸沿いの一本道のリゾートなので、泊まるホテルの前でおろしてもらえます。ただ、アナウンスはないので、泊まるホテルのムイネーでの位置関係は事前に調べておいた方が安心。私の泊ったCLIFFリゾートは西端なので、最初のストップでした。一応添乗員が誰がどこで降りるかチェックしている様ですが、そこはベトナムなので自分から止まるたびに確認した方が良いでしょう。

帰りはホテルスタッフにチケットを渡して確認の電話をしてもらった方が安心。ホテルの前にバスが来て、チケットを見せて、乗るだけです。
シンカフェ以外にもオープンバスがあり、またシンカフェも何台か運行しているケースがあり号車も指定になっているので、「これではない」といわれてもあせらないように。

2.ホテル
1軒しか泊まってないのでそこの事しかわかりません。
泊ったのはCLIFFリゾート。サービス,朝食、部屋、センス、プール等、全く問題無し。ベトナム資本とのことですが、第一級のリゾートホテルです。
今までの経験で言えばトリップアドバイザーで上位のホテルに外れはありません。

3.レストラン
一方、レストランに関してはトリップアドバイザーは当てに出来ません。欧米人との味覚の違いでしょうか。
今回ナンバーワンの店「Breeds」に行きましたが、「ああ、白人はこういうの好きだよね、」って感想。雰囲気は決して悪くはないんだけど、わざわざ行くほどのことは無し。特にこの店は通りから山にむかって300mほど坂道を登る事になります。
また、一帯で最も有名とおもわれる海鮮「CAY BANG」は、中国人と観光にきたベトナム人でごったがえしており、3品注文して2品しか出ず。2回督促してもダメ。結局諦めました。そんなカオスが好きな方以外は行かない方が良いでしょう。エビカニは特に安くもないし。普通の大きさのマングローブ蟹一匹で45万ドン。

なので、お勧めはありません。まあ、通り沿いのレストランはどこも同じでしょう。だったらサービスが行き届いてる小さい店の方が良いかもしれません。
エビカニ系をたべなければリーズナブル。特に地でとれるイカのバーベキューや魚のスープが安くて美味しいのではと思います。

4.街中の歩き方
プーケットより優れる点はタクシー。流しが頻繁に走っていてぼられる事もなく安心。一本道なので、真っ直ぐ走って降りたい所でおりればOK。西端のCLIFFリゾートから真ん中付近にあるサイゴンリゾートまで250円程度。小さいタクシーだともうちょっと安い。
街中の土産店はどうという事のない店ばかりですが、中にはそこそこセンスのいいブティックやサーフショップもあります。
私の見た範囲ではおしゃれなアジア雑貨屋はありませんでした。

5.何をするのか?
朝早く海岸を散歩すると漁から戻った小舟(丸いやつ)が魚を売ってますが、これは買ってもしょうがない。見物は面白いですね。場所によってはその場で七輪で焼いてくれるようですが、これは未経験。
海ではジェットスキー、カイトサーフィン等が楽しめます。
海の水はそんなに青くありませんが、砂浜は白く、十分ビーチリゾート気分を味わえます。

ちょっと遠くにあるホワイトサンドデューン(白砂丘)はとても綺麗です。かなり広く、湖とのコントラストがいい。行く価値あり。ホテルのツアー等で行って下さい。
ここでは、サンドバギーを借りて乗った方が良い。砂丘の中に少年が待ち構えていて、運転を代わり後ろにのれという。すると砂丘を真っ逆さまに降りたり、片輪走行をしてくれます。これは他では経験出来ない。但し事故で首の骨折ってもだれも補償してくれないので要注意。
もう一つとても大事な事。iPhoneを尻ポケット等に入れて落とさない様に。砂に埋もれて絶対見つかりません。(涙.....)

なお、通常この少年にはチップ必要だと思うけど、iPhone無くしたおじさんには流石にチップをくれとはいえなかったようです。

6.最後に注意
1)ベトナムの観光地では笑顔の陰に結構ぼったくり傾向がありますので、気を付けて下さい。さすがアメリカに勝った国。
  したたかです。
  たとえば:シンカフェの数軒となりのマッサージ、70分7ドルと言われて入ったら、強制チップが+8ドルでした。
  まあ70分やってもらって1500円程度ならぼったくりとまでは言えないけど、やり口が汚いね。
  また、通貨の単位がでかいので、お釣りで一桁小さいお札を出してくるという手口もあります。よく確認した方が良い。
2)観光地やレストランでは案外英語が通じるんだけど、ここの人はこっちの言ったことがわからなくてもわかったふりをす
  る傾向があるようです。そんな齟齬が3-4回ありました。