ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

NOTTVの現状

2014年12月23日 | モバイル・ウエアラブル
DOMOCOの携帯向けデジタル放送サービス「NOTTV」については,以前何回か「やめるにやめられない負け戦」というような記事を書いている。

http://blog.goo.ne.jp/maikawa/s/NOTTV

http://blog.goo.ne.jp/maikawa/s/%A5%DE%A5%EB%A5%C1%A5%E1%A5%C7%A5%A3%A5%A2%CA%FC%C1%F7

その後,NOTTVを受信できないiPhoneが販売の主流となって,さらなる逆風がNOTTVには吹き荒れているわけで,まあ殆ど予想できたことだが,改めて契約者数をみて驚いた。

2013年の6月に100万件を突破し,僅か3ヶ月後の9月末に150万件になった契約数。その後iPhoneの取り扱いを開始。そして一年経過した14年9月末の契約数は,160万件。2014年は殆ど増えていないのだ。
160万件x400円x12ヶ月=77億円/年。数字だけ見ると結構なものだが,この会社はコスト側で200億円/年以上かかっている。
単純計算で収支トントンにするためには420万件の契約が必要。
現在の契約が160万件で,この一年間殆ど増加していないという状況を考えると,もはや撤退計画の立案が必要な状況と言ってもいいだろう。

まあ,私の過去記事を見ていただくとわかるが,そもそもDOCOMOはアナログ空き地の有効利用政策に協力させられたという側面があり,可哀想ではある。

しかし,携帯契約時に半強制的に契約させておいて,電話などで簡単に解約を受け付けないやり方は決して褒められるものではない。
150へ電話しても契約状況の確認すら出来ず,携帯画面やWEBサイトから解約手続きで行う。ログインやらパスワードが必要。

この手の事が全く出来ない,「デジタル系に疎い人たち」が160万件の過半数を占めているんじゃないの??

詐欺まがいの健康食品、いい加減にしたらどうなの

2014年12月22日 | インチキ・疑似科学
最近、BS,CSを見ることが多いが、健康食品のCMには辟易する。
スッキリをサポート、とか、毎朝どっさり、という、薬事法に引っかからないギリギリフレーズで耳にタコが出来る。

よる寝る前に飲むだけで痩せると宣伝していた「夜スリムトマ美ちゃん」は一年前に行政指導がはいったが、その後もギリギリフレーズに切り替えて営業を続けている。トマトのリコピンに「スッキリな」効果があるということで、未だにそれは信じている人が多いようだ。

でも、一人あたりトマト消費量が日本の5倍のアメリカ人は痩せているか?
日本人の10倍トマトを食べるエジプト人は、女性の70%以上が肥満だぞ?

それよりも何よりも、サントリーは俺のデスクトップにノコギリヤシのバナー出すのやめろ。余計なお世話だ。

ダイエットの事

2014年12月09日 | 雑記
数ヶ月前からスボンがきつくなってしまい,ズボンが縮んた訳ではないようなので,ダイエットをすることにした。
そもそもダイエットの世界は,民間には迷信のような話,商業的には詐欺と紙一重のような話にあふれている。
朝食べないと太る,夜沢山食べると太る,トマトのリコピンで飲むだけで痩せるというテレビショッピング、などなど。

私は,単純に摂取カロリーと消費カロリーのプラスマイナスが脂肪の蓄積を左右するという科学的な事実以外信用していない。

ということで,無理なく総摂取カロリーを抑える方法を自分で考えて実行することにした。

まず,もともと朝食は食べなかったのだが,「スムージー」をジョッキ一杯飲むことにした。りんご,みかん,ヨーグルト,トマト等適当にある野菜や果物をハンドミキサーでドロドロにする。
中身はあまり気にしない。大体,250kcal程度だとおもう。

朝,食欲のない私でもこれなら完食(完飲?)できる。

これはそこそこ腹にたまる感じがするので,それでお腹を持たせて,昼食を抜く。昼食抜きは慣れれば全く苦にならない。

中国では,コンビニ弁当や出前の弁当類の量が半端なく多い。コンビニ弁当は持つとズシッと重さを感じる。多分,1000kcalはあるだろう。
外食でも,ついついヘビーなものを注文してしまうので,やはり1000kcalは摂取していなたように思う。


この差が一日750Kcal。

夕食は今までも今も腹いっぱい食べているので差はない。

ということで,これで理屈からは一週間で500g程度の減量になっているはずで,実際3週間程度たつが1キロ以上減っている。

上海商業ビルlの現状と高島屋

2014年12月06日 | 上海生活
このエントリーは以前書いた上海高島屋に関連するものです。

上海高島屋は依然として決して盛況とはいえない状況だが、「10年先の黒字化」を目指すということで営業を続けている。
そうした中、ここと競合する商圏に相次いて新しい商業施設が誕生した。

日本人向けの開発区である古北地区では、その中心であるカルフールの北数百メートル、地下鉄水城路駅前に「星空広場」がソフトオープンした。
ここは古くは日本人が馴染んだ「和平広場」とそのとなりのビルを解体しリニューアルしたもので、かなり大きい前衛的デザインのビル。既にスタバが開店し、ユニクロも開店準備中。
日本人村の最寄り地下鉄駅であり、立地としては悪くない。カルフールからの買いまわりも十分可能。そういったこともありユニクロが出店しているのだろう。

更に、ここから東北に2キロいったほどの「楼山関路」に、APITA(ユニー)が開店した。ここは地下鉄駅の裏で、駅前は既にすっかり繁華街化している。パークソンと金フイというデパートがあり、郊外の始まりのような立地だが、結構な人出がある。合点寿司などの人気店も入り、地下スーパーの品揃えもまずまず。ユニクロはGUを出店した。
さらに、通称「ビトンビル」というブランドモールも徒歩圏。ビトンビル自体は私は高島屋並に苦戦していると見てるが、この楼山関路から巨大地下商店街と動く歩道をつなげるというような計画もあり、今後の活性化にはある程度期待が持てる。

これらに比べ、高島屋はやはり絶望的に立地が悪い。古北開発区第2期に近いとはいえ、周囲に買いまわりできる商業施設は全くないし、隣接が計画されていた専門店モールは計画が頓挫しているようだ。まあ今の高島屋の状況をみたら当然かもしれない。

最近、高島屋はとても努力していると思う。京都展など、色々なキャンペーンを企画し日本人向けの情報誌で宣伝している。
ちょっと行ってみようかな、と思うような内容もあるが、でもわざわざ伊犁路まで行こうという気にならない。古北に住んでいるひとは地下鉄で2駅なので行くかもしれないが、前述星空広場が強力なライバルとして出現してしまった。
高島屋にはユニクロもMUJIも入っていない。その他H&M等の集客力あるファストファッションも入っていないけど、それはポリシーなのかテナントとしてはいってもらえなかったのかわからない。多分、立地を考えると後者なのだろう。

そもそも、この立地を選択した時点で失敗だったのではないか。計画当時私は上海には居なかったが、ネットを検索すると当時でも「何故ここ?」といって居た人は沢山いる。
何らかの事情でこの立地で推進したかった関係者がいたのだろう。そのフィージビリティスタディをきちんと検証せずに承認した経営陣にも責任がある。

現場は、先に書いたとおり特別展などを企画し、かなり頑張っているように見えるのだが。