ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

LENOVO 電話付7インチタブレット A2207続報 5

2013年01月28日 | モバイル・ウエアラブル
北京の大気汚染がまたひどい。上海も汚染指数はそこそこ高い日が続いている。
案外多くの人が勘違いしているようだが、有害ガスがスモッグになっているのではない。霧自体は自然現象で、それに有害物質が閉じ込められて大気汚染度が上がる。
だから霧が出ている日は気をつけなければいけない。大気汚染度はテレビの天気予報で報じられ、中国人も警戒しマスクを付けて出歩く人も多い。

さて、LENOVOのタブレットだが、これはGoogleの互換性チェック認証を受けていないため、Googleにログインできず、Google系サービスは全く使えない。
Google Play が使えないので、ソフトは中国のサイトから落とすことになる。

手書き文字認識入力の7Notes with Mazakは試用版が問題無く使え、非常に気に入っていたのだが10日間の試用が終わっても有料版を買うことができない。
中国のアンドロイドソフトサイトは全部無料だから、有料ソフトはないのだ。

A2207をルート化しちゃえばGoogleサービスが使えるらしいが、ちょっとそこまでやる元気がない。

いま、この7インチタブレットを電話機としても使っている。受話はBTハンズフリーイヤフォンマイクだが、本当は小型携帯のようなBT子機が欲しい。
ダイヤルができ、SMSでが表示されればなお良い。
そう思っていたら、HTCが1万台限定で自社スマホ用に発売したらしい。これ欲しい!
使えるかどうかわからないけど買っちゃおうかと思う。というか、そのうち汎用タイプがでるでしょう。

私は、7インチタブレット型スマホ(ただしヒップポケットに入る大きさ、軽さ)+BT子機というのが携帯の究極の姿なんじゃないかと思う。

これから新聞はどうなるのか

2013年01月26日 | 雑記
上海に来て、まあ当然なんだけど新聞は取っていない。
会社に日経新聞がくるが、読んでいない。ネットがあれば必要な情報は手に入るので、あえて新聞を読む必要もないのだ。多分、帰国後に新聞を取ることはないだろう。
結婚した娘の家は固定電話もないし新聞も取っていない。むしろ今の若い世代ではそれが普通のようだ。

今日本で使っているプロバイダーと契約するときに、家族のメールアドレスを月額50円だかでオプション契約したが、結局みんなGmailをつかっているのでプロバイダーのメアドは全く使っていない。この月額50円も年間600円、もう10年以上使っているから一万円近い無駄金を使ったことになる。

同じように、日本にいた時もほとんど読まなくなってから新聞に一体いくら使ったのかと考えるとゾッとする。
その新聞がどれだけの廃棄物として我が家から捨てられたかを考えると、もっと恐ろしい。
宅配というシステムに支えられ、ほとんどの世帯は「購読中止するキッカケがないから取り続けている」だけだろう。
近い将来、「新聞なんかとるのやめたほうがいいんじゃない?」という動きがあっという間に広がるかもしれない。

構造変化でビジネスが消滅してしまうことは、仕方がない。ブレークスルーなしに現状を無理やり維持しようという試みは成功した試しがない。

そうした中で、新聞の「新聞雑誌の消費税軽減」キャンペーンはいただけない。
また、膨大な紙資源をつかったメディアを毎日日本中にくまなく物流するというビジネスが環境にとって好ましいとは到底思えないが、彼らはそこには絶対ふれない。

例のアルジェリアの実名報道にしたって、どっかの新聞が「本人の名誉」だとか、「海外では実名」とかいう事を言ったらしいが、何を言っているんだろう。
XXXではそうしている、という理論はそれがベストプラクティスである場合にのみ通用する。
海外というだけで有難がる言い方からは昭和のニオイがする。

もう電子化は避けられない。小額課金システムを構築して1記事10円とかで読めるようにするとか、最適化したリーダーを自ら調達し原価で配布するとか、色々取るべき策はあるだろうと思うのだが、どうにも「報道の使命」の名の元に現状維持にしがみついているようにしか見えない。

最近に新聞は自ら滅亡へ向けて加速しているように思える。

LENOVO 電話付7インチタブレット A2207続報 4

2013年01月22日 | モバイル・ウエアラブル
中国のみで販売されているLENOVO 電話機能付き7インチタブレットA2207をかれこれ一週間使ってみた。

まずは長所から。
デュアルSIMということで、電話用とデータ用でSIMを使い分けることができる。
ただし2つあるスロットの一つはGSM専用なので日本ではデュアルSIMを享受できないが。
バッテリーの持ちが良い。その代償として、ちょっと重い。
デュアルコアMTK83772Gプロセッサーのお陰で作動に不満はない。前に買った原道の10インチ中華パッドはもっさりしていてタッチパネルの操作も思うように行かない事があったがこれは全く問題ない。
原道はWIFIの接続に問題があったが、これはWIFI,BT等の機能も問題なし。
3G通信+電話機能がついて1000元(4GB版)~1400元(16GB版)という価格も非常にお買い得。

短所はあまりない。強いて言えば横に付いているボリュームボタンが本体を握る時に押されてしまうということ。
これまで使っていたHTCのDesireも同じ問題があって、これが非常に不愉快だった。
特にDesireはONOFFボタンが押しにくく、力を入れて押すと本体を掴んでいる指にも力が入るので必ずボリュームボタンが押されてしまう。
A2207はそこまでのことはないが。

中国ではデータ通信の定額制がないので、3Gデータ量も気になるところ。中国聯通は頻繁に使用量をSMSで連絡してくるので安心。
家ではWIFIを使う前提なら1日10MBから多くても30MBの間で収まると思う。
どうやらデータを食うのはFB。モバイル時に写真をサムネイル表示するような機能はないのかな。
そもそもこの公式ソフトは重く、SDカードにも移動できないという厄介なものなのでサードパーティーのものに入れ替えようと思っている。

LENOVO 電話付7インチタブレット A2207 続報 3

2013年01月21日 | モバイル・ウエアラブル
中国聯通の3Gデータカードがやっと届いた。
これを2G3G用スロットに、中国電信のカードを2G用スロットに刺して再起動。難なく3Gデータ通信が開通。
電話機能は電信。SMS はどちらの番号も繋がるようだ。

聯通のカードは半年か3ギガのどちらか早い方の到達で終了だけど、また300元チャージすると延長出来るらしい。

LENOVO 電話付7インチタブレット A2207 続報 2

2013年01月19日 | モバイル・ウエアラブル
中国聯通の3Gカードは、72時間以内に出荷すると書いてあったが結局5日たっても届かなかった。中国聯通の販売サイトでは「準備中」「発送待」というステータスがでて結構なのだが、発送待ちで3日間も待たさせた。金曜の夕方に出荷済みになったので、月曜には届くだろう。引き取り時に本人証明のため、パスポートとコピーがいるらしい。

一方でタオバオで注文したブルートゥース(BT)のイヤホンマイクと本皮ケースはあっという間に到着した。タオパオは宅急便が各集荷ターミナルを出るたびにメール(旺旺)で連絡が来るのでいつ届くかがかなり正確にわかり、かつ受け取り確認を入れて始めて口座引落が完了するというシステムになっていて、日本の通販よりも優れている。
ただ、宅急便の時間指定ができないのが難点。自宅にしておいて不在だと配達員から携帯に電話がかかって来る。中国語が話せないとこれが大きな関門になるので、私は会社を配達先にしている。

BTのイヤフォンマイクは全く問題無く使えた。95元(1300円)。これでタブレットをカバンに入れたままでも通話可能になった。着信は外にいてもカバンを持っていればバイブでわかる。
本皮ケースは保護膜と布の保護ケースがおまけについて75元(1100円)。どちらも送料無料。なんとまあ安いことか。

手書き文字を認識しテキストデータに変換する7notesは神ソフト。ただし、どうもタブレットに完全対応していないようで、入力切り替えメニューが時々うまく表示されない。設定メニューを出せばいいのだが、ちょっと面倒。

中華パッドは日中韓共通フォントが表示される。読めない字はないのだが、反、誤、直などが微妙におかしく気持ち悪い。電子書籍でこれだとほとんど耐えられないのだが、KINDLEは日本のゴシック、明朝がバンドルされていて綺麗に表示される。データのダウンロードやA2207での使い勝手も問題ない。ただ、300gは片手で読んでるとちょっとつかれる。
日本の本が読めるのは嬉しい。だけどキンドルの電子書籍、高すぎない?

G-Mailソフトが動かないの件は、標準ブラウザのショートカットをデスクトップに置くことで解決。新着アラートや未読件数表示をするウィジットがないか探そう。
来週データ通信用SIMががきてから、ディアルSIMがうまく動くか続報します。

LENOVO 電話付7インチタブレット A2207 続報 1

2013年01月17日 | モバイル・ウエアラブル
まだ中国聯通の3GSIMが届かない。DualSIM仕様なので、3Gに対応していない中国電信のSIMで通話とSMS、聯通のSIMでネット接続をしようとしてるのだが、まだうまく動くかどうかわからない。

一方で、この端末は電話機能がついているが発話はスピーカーからしか出ないので、イヤフォンを付けない場合はハンズフリー通話しかできない。
やはり先方の声が周りに聞こえるのはまずいので、ブルートゥースのイヤフォンマイクを使うことにした。これもタオバオで注文中だがまだ来ない。

SIMとハンズフリーを待つ間、自宅のWIFIで色々ソフトを入れてみた。
日本語変換はATOKと、手書き認識の7Notesを導入し、中国語のピンイン入力と合わせて3つの入力方式をインストールし使い分けている。
これは特に問題ない。

Googleマップでは、なぜかGPSを認識しない。やむを得ず、中国製の高徳地図を導入。最近は行き先を中文簡体字で入力できるようになったので、そんなに不便はない。
ただ、これは日本で使う場合は問題かもしれない。
それ以外にもGoogle系のサービスがうまく動かない。Gmailのアンドロインドソフトは動かないので、ブラウザから観るしか無い。
中国向けの携帯、タブレットはGoogleの認定を受けていないという話を聞いたことがある。

また、中国ではツイッター、フェースブックともにブロックされていて見ることができないが、フリップボードを使うと回避できる。ただし、残念ながらアンドロイド用フリップボードはツイッターが140文字全部を表記しないという致命的な欠陥がある。そのうちアップグレートで修正されることを期待しよう。

LENOVOの7インチパッド A2207

2013年01月15日 | モバイル・ウエアラブル
今日は全くメールが来ないと思ったら、なんとGooメールの障害らしい。
もう随分前からGooメールのアドレスをポータルのように使ってGmailで受信しているので、Gooメールが受信しないことにはメールは届かない。

それはともかく、昨年中国で発売されたLENOVOの電話機能付きAndroid7インチパッドA2207が中国のとあるネットサイトで1099元(14000円程度)という特価で販売されていたので、思わず購入した。その他のサイトでは大体1400元程度。

中華パッドとはいえ、一応ブランド品なので品質感は高く、動きもなめらか。筐体の感じからHTCのOEM生産じゃないかと思う。
バッテリーの持ちも良い感じ。難点は400gとちょっと重いこと。

morelocaleを入れても一部しか日本語化しないが、日本語入力はソフト追加で可能になるので問題はない。

それより問題は、私が仕事用に使っている中国電信3Gには対応しておらず電話とSMSにしか使えない事に買った後で気がついたこと。この機械はデュアルSIM対応なので中国聯通の3GプリペイドSIMを申し込んだ。6ヶ月3ギガで通常価格300元がセールで200元(2600円)。月あたり35元ならタダみたいなもんだ。通話は電信、ネットは聯通を使うことになる。

このSIMは3ギガ使い切ったらチャージも出来る。自宅ではWIFIなので、まあ月に500MB程度の使用量だろうと思う。

こいつを買って日本で使おうという人がいるかどうかわかりませんが、しばし使用レポートを上げていきます。

中国人に対するステレオタイプな見方と実際

2013年01月06日 | 上海生活
正月は上海にとどまり、老母と次女がこちらに遊びに来ていた。
母は余り歩けないのでほとんどタクシーを使って移動したが、一度だけ地下鉄を利用した。
今までの経験から母は席を譲られるだろうと思っていたが、案の定乗ってすぐ若い男女が立ち上がり席を譲ってくれた。

私ですら、こちらに来てから10ヶ月ほどだが既に3回、譲られている。没事没事(メイシーメイシー=平気です)といって断ってますがね。そんなに老けて見えると思ってないのでこれは実はショックです。

日本では一般に中国人は利己的で他人のことなんか考えないと思っている人が多い。私もそうだった。
しかし、実際は大半の中国人は友好的、話し好きで世話好きな人たちだ。

随分前になるが、韓国に行ったときはまだ母も足が悪くなかったので結構地下鉄を使ったが、そのときもすぐに若者が席をたってくれた。

ネットでは反韓、反中の若者が多いが、こうしたマナーでは圧倒的に日本人が劣るということを知っておいた方がいい。

テレビCMをパーソナライズするなんてありがた迷惑

2013年01月06日 | 雑記
Techcrunchの記事、「GRACENOTEの広告置換システムはテレビCMをパーソナライズする

これはアメリカの話だろうが、もしこんな世の中になったらそれこそテレビなんて観たくなくなるんじゃないか?
曰く、「利用者に関する年齢、性別、収入、賃貸か持ち家か、車のリースがあるか、その他信用情報などに関する公開情報を 中略 どの広告が最も視聴者に合っているかを判定する。」

こうした公開情報から得られる属性による嗜好は極めてステレオタイプにならざるえない。
TVをつけるたびにグルコサミンやら中高年でも飛ばせるドライバーやらクルーズツアーやら楽々パソコン教室の宣伝ばっかり見せられたたまらない。というか気が滅入る。
あなたはこんな人でしょ?とテレビごときに言われるのは最悪だ。
放っておいて欲しいと思うのは私だけだろうか?

テレビというのは漠然と雑多な情報を垂れ流していて、それがパーソナライズが進むインターネットメディアに対して遅れているという見方がよくされるが、逆にお馬鹿な情報を含めて雑多な情報を垂れ流してくれるということにメリットもある。
ネットメディア、特にソーシャルネットワークの世界では、自分が気に入った情報しか入ってこない。これは実は非常に危険なことなのではないか。
自分が気に入った関係者の情報だけを受信し、「みんなそう言っている」と勘違いする。
ネトウヨ、ネトサヨ、反韓、過剰な反原発などに陥っている人たちはたいていそうなのではないか?

情報の窓口をひろくして自分の頭で何が正しいのかを考えて取捨選択することをしなくなったら、収容所にいるのと変わらない。