最近、ジーンズの主要な顧客は30代~40代で、10代~20代にはあまり売れないらしい。
とは言っても、これは最近はやりの「若者のXXX離れ」ってことではなく、レギンスやカーゴパンツ等の選択肢があるからでありジーンズ自体の人気が無くなっているとまでは言えないだろう。
ジーンズは60年代から一貫して若者に支持され、昔若者だった人たちも何歳になっても穿き続けている。ある意味稀有な商品かもしれない。
それに比べて、国内の自動車改造市場は完全に若者離れが定着した。
アジア最大のカスタムカーショーである東京オートサロンには今年も行ってきたが、やはり年寄りが多い。
年寄りといっても、「その歳でなんで茶髪で生活できんの?」というような人が目立ち、逆に若者は、台湾、韓国、シンガポールなどからの観光やビジネス来場が多い。
これは日本特有の現象かと思っていたら、どうも先進国ではどこでも多かれ少なかれ若者の車、特に改造/モータースポーツ離れが見られるらしい。日本がそのトレンドを先取りしていたとも言えるようだ。
今、ディスカバリーチャンネルで「カスタムカー」という一連のシリーズをやっている。先週見たのはデトロイトで行われる全米最高のカスタムカーショー「Autorama」で最高賞を獲得しようとする参加者のドキュメンタリーなんだけど、参加者・審査員ともみな老人といっていい年齢の人たちばかり。まあ、このショーは「プレミアムカスタム」だから費用的に若者の手に負えるもんじゃないのだが、それにしても日本ではヤン車としか呼べないクルマを老人達が取り囲んでああだこうだいうのは見ていてかなり違和感があった。
要するに、映画「アメリカングラフィティ」の時代、フォードのピックアップを黄色く塗ってホットロッドに改造した世代が、リタイヤしたあと何百万円もかけて当時の夢を追いかけている、というような世界なのだろう。
一方、たまたま来日していたオーストラリア人に若者のモータースポーツ事情を聞いたら、これは結構まだ盛んらしい。
公営のサーキットやオフィシャルなモータスポーツクラブが地方都市にもあって、割りとリーズナブルな費用で合法的にモータースポーツを楽しめるらしい。
トヨタはハチロクを発表し、「Fun to Drive, Again」ということで今回の東京オートサロンでも相当気合が入っていたが、結局こうしたインフラや環境が整備されない限りは若者をモータスポーツに呼び戻すのは無理だろう。
暴力団の予備軍である暴走族と、ひとけのない埠頭でドリフトをするクルマ好きの若者を区別なく「暴走族」として取り締まり、また眉をひそめるような報道をしたマスコミも、クルマという趣味にネガティブイメージを与えた責任があるだろう。
とは言っても、これは最近はやりの「若者のXXX離れ」ってことではなく、レギンスやカーゴパンツ等の選択肢があるからでありジーンズ自体の人気が無くなっているとまでは言えないだろう。
ジーンズは60年代から一貫して若者に支持され、昔若者だった人たちも何歳になっても穿き続けている。ある意味稀有な商品かもしれない。
それに比べて、国内の自動車改造市場は完全に若者離れが定着した。
アジア最大のカスタムカーショーである東京オートサロンには今年も行ってきたが、やはり年寄りが多い。
年寄りといっても、「その歳でなんで茶髪で生活できんの?」というような人が目立ち、逆に若者は、台湾、韓国、シンガポールなどからの観光やビジネス来場が多い。
これは日本特有の現象かと思っていたら、どうも先進国ではどこでも多かれ少なかれ若者の車、特に改造/モータースポーツ離れが見られるらしい。日本がそのトレンドを先取りしていたとも言えるようだ。
今、ディスカバリーチャンネルで「カスタムカー」という一連のシリーズをやっている。先週見たのはデトロイトで行われる全米最高のカスタムカーショー「Autorama」で最高賞を獲得しようとする参加者のドキュメンタリーなんだけど、参加者・審査員ともみな老人といっていい年齢の人たちばかり。まあ、このショーは「プレミアムカスタム」だから費用的に若者の手に負えるもんじゃないのだが、それにしても日本ではヤン車としか呼べないクルマを老人達が取り囲んでああだこうだいうのは見ていてかなり違和感があった。
要するに、映画「アメリカングラフィティ」の時代、フォードのピックアップを黄色く塗ってホットロッドに改造した世代が、リタイヤしたあと何百万円もかけて当時の夢を追いかけている、というような世界なのだろう。
一方、たまたま来日していたオーストラリア人に若者のモータースポーツ事情を聞いたら、これは結構まだ盛んらしい。
公営のサーキットやオフィシャルなモータスポーツクラブが地方都市にもあって、割りとリーズナブルな費用で合法的にモータースポーツを楽しめるらしい。
トヨタはハチロクを発表し、「Fun to Drive, Again」ということで今回の東京オートサロンでも相当気合が入っていたが、結局こうしたインフラや環境が整備されない限りは若者をモータスポーツに呼び戻すのは無理だろう。
暴力団の予備軍である暴走族と、ひとけのない埠頭でドリフトをするクルマ好きの若者を区別なく「暴走族」として取り締まり、また眉をひそめるような報道をしたマスコミも、クルマという趣味にネガティブイメージを与えた責任があるだろう。