ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

老年ウツについて考えてみた

2019年01月29日 | 雑記
還暦を2年すぎ、高齢者と呼ばれてもまったくおかしくなくなってきたこの頃感じること。

人間は、好奇心の塊で生まれてくる。これはしばらく前のチコちゃんに叱られるでもやっていたが、子供の頃は何も知らないから何にでも興味を持ち、ワクワクする。
それが年をとり、いろんなことを経験するに従ってワクワクしなくなってくる。それが20歳位までの体感時間が非常に長く、それ以降時間が経つのが早く感じる理由だそうだ。

さて、私の場合は20才を過ぎてもさほど好奇心は衰えず、趣味や勉強にしても手当たり次第いろんなことをやってみた。
ある程度出来るようになる、もしくはできないと諦めると飽きてしまい違うことを探す。でもそんなことを繰り返しているうちに、この年になって気がついたのはもう面白そうなことってあんまり残っていないな、ということ。こんな事できたらすごいな、と思ってた事をある程度実現してしまうと、もう潰せるプチプチがない、って感じ。

昔は海外旅行にとてもワクワクした。しかし、日常が海外に居るということも影響してるのか、今はさほどワクワクしない。
趣味にしても、最近は少しやってみてもう良いや、という感じになっている。
今年にはいってクルマを新しくし、PCを新しくしたんだけどさほどの高揚感はない。

高揚感に対する麻薬効果、というのもあるし、いろいろ経験していると、まあこんなもんだろう、という気持ちが出てきてしまうからかもしれない。
困ったことにこれは仕事にも当てはまり、新商品の企画とか大口の受注とかに対する情熱を維持することが若い頃に比べると難しくなってきている。

ということで、年々楽しいことがなくなってきている。決してウツというような重篤なものではないが、何をしても以前のような高揚感を味わえないというか、カラー写真がだんだん色あせてきてると言うか、そんな感じ。

多分、これは加齢によって誰にでも訪れることなのだろう。

麻薬効果と書いたが、効かなくなってやめてしまう人と、エスカレートする人が居るように思う。
最近、左右を問わずツイッターなどで極論を繰り広げる過激な団塊世代が話題になっているが、これはそうしたことなのかもしれない。

ということでおそらく私は老年ウツの予備軍なんだろう。
それは非常に危険なので、数年先の完全リタイヤまでになんとか興味を失わずに長く続けることが出来る趣味を探しだしてきれいな爺さんになろうと思っている。

左手の親指でヘッドを感じる

2019年01月29日 | ゴルフ

ゴルフの話。

まず前提として左手は常に手のひら側に折る。(シャットに上げる)

バックスイングで左手の親指にヘッドの重さを感じたところで切り返す、というのをやってみたら、結構良い。
やってみると判るけど、かなり早い段階で重さを感じる。それをきっかけに切り返す。
ポイントは、切り返しで右肘を若干腰の方に落とし、そのまま来た道を戻るように振り下ろすことと、きっちり腰を回転させること。

これの利点は、トップ切り返しのタイミングでブレがでないのと、オーバースイングが規制されるということ。
トップは気持ちとしてかなり浅い感じになるけど、飛距離は変わらない。

切り替えし後のポイントはトップ時点での手のひら側に折れたグリップの角度(グリップとシャフトの関係)と右肘の角度を一切変えない気持ちでインパクトまで振るイメージ。(実際は遠心力で解けるんだけど)
あとはスイングプレーンにきちんと乗るように右肘は右腰の近くを通してそのまま素直に下ろすだけでかなりスイングの再現性が高くなる。



なお、これの欠点は左手親指への過度な負担。練習しすぎに十分気をつけてください。


huawei Matebook13 日本語化

2019年01月24日 | モバイル・ウエアラブル

2年前に出張用に日本で買ったダイナブックの安いノートパソコンがあまりに使えないので、「今なにかと話題の」Huawei製SSDノートMatebook13(中国国内版)を購入した。

メールとウェブブラウザ程度しか使わないから安いのでいいと思い購入したダイナブックは結局銭失いにしかならなかった。
ちょい乗りだからスポーツカーは要らない、軽自動車でというのは正しい選択だが、パソコンでは事情が違う。単にCPUの処理速度だけの問題ではなく、安いパソコンはメモリー容量やディスクへのアクセス速度などのパフォーマンスが劣るのですぐにヒープする。
クルマに例えれば、スポーツカーは高速道路を走れるが安い軽自動車は町中の酷く渋滞した道しか走れないのでそもそものエンジン性能すら発揮できない、ということになる。

ということで購入したのがHuawei Matebook13。まだ中国でも発売されたばかりの機種で日本未発売。
MacBookに似た名称からも分かる通り、SSD搭載のアルミボディ薄型のMacBook Air 真っ向対向商品。ただしデザインにパクリというほどの類似性はない。

アルミボディは高級感があり、ディスプレイもフレームが狭く13インチといっても筐体はコンパクト。重量は1.3キロほど。盤面右上に配置されたブートボタンは指紋認証付き。キーはストロークはないがタッチは良い。欲を言えばEnterをもう少し大きくしてほしかったが、それ以外ブラインドタッチには支障がない。タッチパッドの感度、使い勝手も良好。
入出力ポートはUSBタイプCが2つのみ。通常のタイプA用アダプターが付属するが、現時点ではたいていの機器に必要となるため常に持ち歩く必要があるだろう。HMDIやVGA端子もついたアダプターも別売されている。(270元程度。アメリカ仕様では同梱)
充電器はUSBタイプCでHuaweiスマホと共用できる。

私が購入したのはi5プロセッサー版の256GB独立グラボ付きモデル。上位にi7版、下位にi5のオンボードグラフィック版がある。
液晶は2K相当ということで、MacBook Airでいえば13インチ非Retinaディスプレイモデルに相当する。これはメモリー128GB、OFFICEソフトなしで税抜き98,800円に対してMatebookは256GB、OFFICE HOMEプレインストールで税込み5300元(85000円程度)。かなり割安。
なお、アメリカ仕様にはタッチ対応液晶が搭載されているようだ。

さて、届いてから予定外だったことはWindows10が家庭版という、システム言語が中国語に固定されていて変更できないOSだったということ。
まあ中文でも良いんだけど直感的に操作できないので日本語化した。
多分世の中で最初の日本語対応Matebook13だとおもう。

マイクロソフトのサイトからWindows国際版をダウンロードし、USB起動ディスクを作成しインストール。もともとの家庭版のプロダクトキーが有効になり特に認証操作なくインストール可能。これはしま氏のブロク「Xiaomi Mi Notebook Pro 日本語化手順」を参考にさせていただいた。
しかしMatebook特有のハードウェアのドライバーがないので、HuaweiのサイトからMatebook13用ドライバーをすべてダウンロードしインストール。このページの軟件下裁を全部インストール。ドライバーだけじゃなく、マネージメントソフト「Matebook管家」も入れたほうが便利。起動したら自動判定で日本語化されていた。
以上でディスプレイ解像度や指紋認証などの機能が正常化した。

ただ、プレインストールのOFFICE HOMEはなくなってしまった。同封の説明書などにもOFFICEのプロダクトキーは記載されておらず、多分復活は難しいかもしれない。
筆者は有料版をダイナブックにインストールしていたので、それの入れ替えということでダイナブックからアンインストール後プロダクトキーを引き継ぎダウンロード・インストールしたので、それ以上は突っ込んで調べていない。また、ウリ文句の一つであるHuaweiスマホとのNFC接続(Huawei Share)は使えていない。なにかソフトダウンロードで行けるのかもしれないがまだ確認できていない。

以上の感じで支障なく使えるようになった。日本語化には多少(とはいっても丸一日はかかる)の作業が必要だが、それを苦にしないのなら中国住在の方は購入の選択肢にいれて損はないパソコンだと思う。

食と健康、あまり神経質にならないほうが良い

2019年01月18日 | インチキ・疑似科学
私は基本的にあまり魚が好きではない。家内は肉食ばかりでは体に悪いといって週に2回程度は青魚を出してくるが、まあ我慢して食べている。
「スイス人は殆ど青魚なんて食べないが長寿国だ」というと、日本人は本来肉食ではない、魚食は日本人の伝統で日本人の健康には欠かせない、欧米人と比べるのはおかしいという。

一方で最近糖質制限ダイエットというのが流行していて、カミさんも米飯を控えている。
日本人が伝統的に食べてきた米を否定する健康法というのは最初の話とおおいに矛盾するのだが。
日本人が魚からタンパク質をとっていた時代の日本人はおそらく今の倍以上の量の米を食べていたはずだ。
なんと、これの理屈として「本来人間は狩猟をしていた、米食は後から入ってきた文化。炭水化物を取らないことでその原始のDNAが目を覚ます」ということを言っているサイトがあった。

狩猟生活のころはいつも食物があるわけではないので一日3食を決まった時間に食べるなんてことはできなかっただろう。DNAを目覚めさせるなら食事も不定期にしたほうが良い。もちろん青魚なんてない。というか、食生活をさかのぼることが健康につながるのであればドングリを食べればいい。

問題は、たとえば縄文人が健康で長生きだったのか、ということに尽きる。
勿論そんなことはない。さらに言えば、肉食文化が入ってきて以降日本人の体格や平均寿命は一貫して改善している。これは典型的な「昔はよかった」バイアスだろう。

食物なんて、炭水化物、タンパク質、糖質、脂質の組み合わせであり、さらにビタミン等の補助的要素が入ったり、繊維質などの形態の違いがあるだけでその素材がなんであろうと違いはない。ファーストフードの過剰摂取で肥満が進むアメリカの状況は決して良いとは言わないが、バランスが概ね取れるように考えていれば基本的に好きなものを食べればいい。

食に神経質になるのはとても危険だと思う。行きつく先に極端な食生活や有機食品・怪しい健康食品への執着になる。