レスポンスに、神尾 寿氏の「アンプラグド:カーナビの進化を考える-その1」が掲載された。
著書「自動車ITS革命」など、ITS推進の立場をとる氏であり、クルマと通信の関係では決して否定的な記事を書くわけにはいかないのだろうが、それにしても、と思う。
まずはレスポンスのリンク先文書を読んでください。
まず、氏のいう「取り巻く市場環境」で「純正カーナビを中心に進むテレマティクスサービス」「Bluetooth携帯電話の増加」は明らかに事実と反する。
G-BOOK、CARWINGSともにメーカーにとって「やめるにやめられない」重荷となっていることは公然の秘密だろう。
それを、この期に及んで「進化が始まっている」と表現されているのはどうかと思う。
また、Bluetooth携帯電話の増加という兆候がまったく見ることが出来ないのは、DOCOMOの夏モデルでもよくわかる。
さらにいえば、今回取材しているパイオニアはAirNaviという通信型ナビで失敗し、今回のサーバーナビで「HDDを取り外し、自宅のPCで通信する」という苦肉の策を持ち出してきている。(個人的にはだれがそんな面倒なことをするか、と思うが。)
これが、パイオニアのコメント
「カーナビの可能性を広げるために、通信連携を抜きでは考えられないが、ネットとの"繋がり方"では様々な方法論が考えられる」
という微妙な表現に現れている。
これは、大人の言い方にすれば
「ナビの通信連携は差別化のためにあきらめる事はしないが、クルマに通信機器を持ち込むのは無理だった」ということである。
その流れを無視するかのように「パイオニアのサイバーナビもテレマティクス型を視野に入れている」とまでおっしゃるのは、相当に思い入れが強いのか、とぼけているのか、私にはよくわからない。
著書「自動車ITS革命」など、ITS推進の立場をとる氏であり、クルマと通信の関係では決して否定的な記事を書くわけにはいかないのだろうが、それにしても、と思う。
まずはレスポンスのリンク先文書を読んでください。
まず、氏のいう「取り巻く市場環境」で「純正カーナビを中心に進むテレマティクスサービス」「Bluetooth携帯電話の増加」は明らかに事実と反する。
G-BOOK、CARWINGSともにメーカーにとって「やめるにやめられない」重荷となっていることは公然の秘密だろう。
それを、この期に及んで「進化が始まっている」と表現されているのはどうかと思う。
また、Bluetooth携帯電話の増加という兆候がまったく見ることが出来ないのは、DOCOMOの夏モデルでもよくわかる。
さらにいえば、今回取材しているパイオニアはAirNaviという通信型ナビで失敗し、今回のサーバーナビで「HDDを取り外し、自宅のPCで通信する」という苦肉の策を持ち出してきている。(個人的にはだれがそんな面倒なことをするか、と思うが。)
これが、パイオニアのコメント
「カーナビの可能性を広げるために、通信連携を抜きでは考えられないが、ネットとの"繋がり方"では様々な方法論が考えられる」
という微妙な表現に現れている。
これは、大人の言い方にすれば
「ナビの通信連携は差別化のためにあきらめる事はしないが、クルマに通信機器を持ち込むのは無理だった」ということである。
その流れを無視するかのように「パイオニアのサイバーナビもテレマティクス型を視野に入れている」とまでおっしゃるのは、相当に思い入れが強いのか、とぼけているのか、私にはよくわからない。