梅さんのかわら版.umelog

我が家の琉球朝顔~オーシャンブルー

"サラダ記念日~実は…”

2014-07-06 22:29:23 | 日記・エッセイ・コラム

 「愛してる」なんていまさら言えへんわポテトサラダにまぜる玉ねぎ

 これは、「サラダ記念日・短歌比べ」の2014年度の最優秀賞です。
ポテトサラダに玉ねぎを加えると一層おいしくなりますね。照れくさくて今更言えない言葉を玉ねぎに託しています。

Photo_2 今日は何の日ですか?

“『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日”

俵万智さんのこの短歌により、今日はサラダ記念日となりました。

 なぜ七月六日なのか…実際には七月六日でもなく、サラダでもなかったそうですよ。このことについて、本日、万智さんが連続11ツイートをしています。すごく面白いので、ここに取りあげてみました。

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1.鶏の唐揚げを、ちょっと工夫してカレー味にしたら「お、これいいな」とボーイフレンドに褒められて嬉しかった。そんなささやかなことがきっかけで、こういう気持ちを短歌にしたいと思いました。
2.でも、鶏の唐揚げじゃヘビー。もう少し軽やかなものがいいかなと思いサラダが浮上。豪華なメインディッシュが美味しいのは当たり前だから、そうでないサイドのもの、という点も大事。
3.次に記念日の制定に入るわけですが(笑)サラダが美味しいのは、野菜に元気が出る初夏。六月か七月か。サラダのS音との響きあいを考えて、月は「七月」に決定。
4.では七月何日にしようかというときに、まず思いついたのが七夕。でも七夕やバレンタインやクリスマスは、多くの恋人たちにとっても記念日。そうでなく、普通のなんでもない日をこそ記念日って思える歌にしたい。で、一日前の普通の日、六日になりました。

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これがツイート内容です。意外でしたね。本当はカレー味の鶏の唐揚げだったなんて。これをそのまま詠んでいたら、今日は「唐揚げ記念日」になるところでした。
でもやっぱり万智さんの言う通り、恋の歌には爽やかさが必要、から揚げだったら油ギラギラで全然違った歌になっていたでしょう。

今日の我が家のサラダは、自家製野菜の胡瓜、トマト、それにレタス、パプリカのシーザーサラダでした。

 

 

 


"ローカルなコンサート”

2014-07-06 00:08:43 | オカリナ

 

7_5_kusakabe 以前、山梨県の文化ランキングが一位ということを書きましたね。その理由は、図書館や博物館・公民館の数が多いということです。
数が多ければ、そこで文化活動をする人も多いということでしょう。


今日のオカリナ奏者弓場さつきさんのコンサートも、会場は小さな公民館でした。参加者も地域の子どもやお年寄り。街のコンサートホールには行けない世代です。

 こういった所でも弓場さつきさんのコンサートが開催され、誰もが聞く事が出来る…これが文化度が高いということなんでしょうね。

後ろでは扇風機が生ぬるい風を起こし、窓からは車のエンジン音が響き、演奏途中におばあちゃんがぞろぞろと入ってくるし…
でもそれが何ともローカルで、のんびりしていて気にならないのです。
むしろなんかホッとするんですね。

この人達に何とかいいものを聞かせたいと心を込めて演奏する。その思いが届き、皆感動する。そして、その感動した人達をみて又、明日への活力をもらう。そんなことが行き来しているなぁと感じた一時間でした。