公開絶縁状となったいきさつが明かされました。社会主義運動家たちの革命に利用されてしまったんですね。
自由を求めていた若者たちは、炭鉱王という大きな力に、より打撃を与えようと蓮子を利用したようです。随分と日本中を騒がせた大きな事件だったんですね。
このドラマの中では、龍一と蓮子はこのいきさつを知らされていなかったことになっていますが、史実は違います。
前回、書いたように龍一の仲間達は最初からこのように計画を練っていました。
・・・龍一と蓮子の逃避行をただの色恋沙汰にしてはならない。警察も騒ぐし、何より姦通罪にもっていかれる恐れがある。世間の反響は大変なものがあるだろうが、それを逆手にとってプロパガンダに変えればよい。・・・
つまり、蓮子の家出は男に痛めつけられたあわれな女性の必死の抗いなのだ。そのために決意文は必要なのだというストーリーを書き上げたんですね。逃避行は、政治広報活動に変えられたのです。絶縁状ではなくて決意文でした。
さて、ドラマは上を下への大騒ぎ。マスコミがまぁ騒動しいったらありゃしない。
固い話ならともかく、恋の逃避行ですからね。夫の伝助も裸にされますし、何より実家の柳原家への影響は多大なものがあるでしょう。
空恐ろしいこととなってきました。
しかし、当の蓮子は、予期せぬ事態にも臆せず、
”あなたのそばにいられるのなら、石を投げられたって、どんな恥だって私は耐え忍びます。あなたのそばで生きていけるのなら、それだけでいいの。”
と言っているんですね。もうだれも止められない、命がけの恋。演ずる仲間由紀恵さんが胸がいたくなるほど美しく、そして切ない…
~~~~
今日のこぴっとから
かよ) 何にも知らんって何べんも言ってるでしょう! やめてくれちゃあ。
記者) いや、何か。
かよ) どいてくれちゃあ!
郁弥) ちょっと!
僕がこぴっとお守りします。
かよ) ありがとうごいす。
東京生まれ、外国留学の経験がある郁弥が使っていますね。ということは、こぴっとが村岡印刷さんにも認知されました。