花子とアンで忘れてはならいのが"Anne of Green Gables”の産みの親、ルーシー・モード・モンゴメリです。
この人がいなければ村岡花子はただの平凡なラヂオのおばさんで終わったでしょう。今日、満を持してこの名前が出てきましたね。
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ルーシー・モード・モンゴメリは、カナダのプリンスエドワード島のクリフトンで誕生しました。
母親はモンゴメリが生まれて、わずか2才で亡くなってしまい、母親の両親の手で育てられます。
大学を卒業し、教員をしながら作家を目指します。
新聞社等で働きながら雑誌に短編小説を投稿していましたが、徐々に長編を書きたいという気持ちが高まり、そして出版されたのが『赤毛のアン』です。
しかし、花子とモンゴメリはよく似ているのですが、すぐにこの本が出版出来たわけではありません。
いくつか出版社に送った原稿は、採用されず戻ってきてしまいます。
それで諦めるモンゴメリではありません。最後に送ったボストンのL・C・ページ社で出版が決まったのです。「捨てる神あれば拾う神ありです。」
花子も小鳩書房に持ち込まれた原稿は、"Anne of Green Gables”だけ戻ってきてしまいますよね。その理由がルーシー・モード・モンゴメリの知名度がなかったから…。売れるかどうか賭けだったんですね。
モンゴメリのこの著書は世界的に大ヒットしました。このページ社では 「アンの青春」「アンの友だち」、「アンの愛情」までを出版しています。
英治も言っていますよね、「あれだけの空襲をくぐり抜けてきたんだ。花子さんの思いを乗せて、このアンの物語が必ず、日本中の少女たちの手に届く日が来るさ。」そうです、曲がり角をまがった先には、きっといちばんよいものが待ってるに違いないのです。
もうすぐそこですね!!