たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

黒瀧山不動寺に紅葉を求めて

2013年11月28日 | 登山
ウオーキングの後、ふと思い立ち南牧の不動寺へ紅葉狩りに出かけました

黒滝山は何度か登っていますが寺の方まで足を延ばすのは今日が初めて

塩沢の集落を過ぎ山間に差し掛かると観音菩薩のお出迎えです

そのお顔はとても穏やかでした


そこから数分、前方に見えて来たのが日東岩(右)と星中岩(左)

季節によってこうも変化するものなのですね

今日は非常に明るい表情です


対向車との擦れ違いも大変な勾配のきつい道

どちらかが譲り合う気持ちを持っていれば良いものを睨み合って動こうとしない車

もっと柔軟な気持ちになれないものなのでしょうかね

駐車場からはきつい登りを10分余り

時折山間に響く鐘や見事に色づいたモミジの葉に疲れを託せば不動寺の宿坊は目の前でした




先ずは鐘撞堂で上がった息を静めましょう

南牧の山並みはまるで和服の襟を合わせた様に幾重にも折り重なり遠く秩父の山々まで続いていました




午後2時の陽は大分西に傾き幾らか空気もヒンヤリしてきた気がします

宿坊脇から山門に向かう途中、こんな絵が並んでいるのをみました

なになに? 一枚5000円で後利益が得られる?

では これを家の壁に貼れば年末ジャンボ宝くじの当選確実・・・とか???






山門前でデンと構える婆様 「お酒は飲んでいなかろうな」

「はい、昨夜の般若湯はスッカリ消えておりまする」

いやはや、こんな所に関所とはねぇ 参りましたねぇ


紅葉を追いながら不動堂・本堂を廻り開山堂へと歩を進めました

斜光がもたらす微妙な色の変化、ウットリするほどの美しさです






本堂の裏手に回るとそこには厳めしい顔の仁王様

「頭上から湯気が出てますよ、滴り落ちる水で頭を冷やして偶には笑って下さいよ」




さぁて、スッカリ紅葉を堪能させて頂きました

何時か奈良で見た紅葉には言葉も見つからないほど感動したものですが

どうしてどうして負けず劣らずの紅葉でした






宿坊に戻りますとここは山の影になり早、日暮れの寂しさが漂い始めています

宿坊前に干された大根と吊るし柿の生活臭に心和ませながらふと大滝山を見上げるとこんな時間に山頂を目指す二人の影

今から登って下りの鎖や垂直の梯子を降りる時にはもう暗くなってしまうのでは?

事故の無いよう気を付けて下さいねと祈りながらも何処か恨めしい気持ちが無いでも有りませんでした


駐車場までは舗装路を敬遠し山道を下ります

紅葉に見送られて



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コメント (4)
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