友人4人と連れ立って上野の森美術館で開催中の
光の魔術師とも称されるオランダの画家フェルメール展を観賞して来ました
1時の予約でしたが既に長蛇の列、後ろには未だまだ続きます
この「牛乳を注ぐ女」は誰でも一度は目にした事の有る代表作ですね
何気ない日常の風景ですがテーブルに置かれたパンの質感に
私の目は釘付けされてしまいました
「ワイングラスを持つ娘」「手紙を書く夫人と召使い」
こうした光景を絵にしてしまうと言う芸術性には驚くばかりですが
女性が口に当てるワイングラスが空になるのを側で男性が継ぎ足そうと
待っていると言うありふれた絵に過ぎない訳ですが説明に寄りますと
テーブルや椅子に置かれた楽譜やリュートが男女の
「愛」を暗示しているのだそうです
フェルメールはこうした絵の中に何気ない仕草や表現の内に潜む
深奥なる人間の機微をも描写していた様ですね
「手紙を書く女」
「真珠の首飾りの女」
触れたら感触が解りそうな黄色いガウンを縁どる白い毛皮
如何にフェルメールが完璧主義者で有ったかの表れの様に感じられました
フェルメールの作品は35点が全てです
今回はその内の8点が展示されていた訳ですが
そのどれもが光の表現を追求し続けてきたかが
作品と対峙する事でいやが上にも納得させられるのです
上の2点も余りにも世に知られる「真珠の耳飾りの少女」と
「ギターを弾く女」ですが今回は展示されておりませんでした
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